柴田錬三郎のレビュー一覧
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眠狂四郎は市川雷蔵の映画から原作に興味を持ち読み始めました。映像では表面的なところに気をとられてしまいがちなので原作をよんではじめて納得することが多いですね。狂四郎のただ冷徹なだけでは無い心のうちがわかるような気がします。まだ読み始めたばかりなのですがこれから全作品読んでみたくなりました。
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秋田への探訪から始まり、江戸まで続く公儀隠密群との死闘。
さらに後半から狂四郎は、東シナ海への船旅に出る。五島列島、石垣島、清国沿岸へと続く海の戦いが眠狂四郎ファイナルバトルとなった。
今巻ゲストでは、狂四郎の連れとなる高潔な黒人占星術師(英印ハーフ)が最後までおいしい役どころとなっております。 -
「るろ剣」の作者がカバー担当。内容は読みやすい長さの眠狂四郎短篇集+柴田錬三郎エッセイ。
短編だからか、この本では剣劇シーンよりも捕物帖的な謎解き要素の方が強い。ラノベ風表紙とはいえ、シリーズ後期のお話らしく眠狂四郎入門には不向きかも(最低限の説明はある)
ちなみに和月氏のイラストは表紙のみ。 -
何と言っても無頼控。シリーズ全部読みましたが、やっぱり最初のシリーズが一番面白い。美保代様と狂四郎さんの何とも言えないすれ違いとほのかな交情が、切なくてたまりません。大好きです。Posted by ブクログ
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作者は、孔明が出師の表をしたためて
魏との決戦に向け成都を発つこの場面を
書きたいが為にこの著書を作りあげたそうで
"英雄ここにあり"という題名はその為につけたそうな。
そう言うだけあって最後の最後まで目が離せなかった。
後半は世代が変わり姜維に呉や晋といった面子の戦いとなるが
孔明死後の後の展開を...続きを読むPosted by ブクログ -
まさに孔明の物語。劉備死後から始まり
最初の姜維との出会いから既にカッケー b
この著書の孔明像はクールで何でもありじゃないのと
思えるくらい卓越してて魅せられる。
人物達の立ち位置も良く、孔明との絡み合いが面白い。Posted by ブクログ -
これも読み漏らしていた柴錬もの。いわゆる伝奇物に近く荒唐無稽ではあるが、本当は真実なのではないかとさえ思わせるところがさすが。文句なしに面白い。Posted by ブクログ
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三巻は、狂四郎様の恋愛事情が凄まじいね!!笑
美保代と丸く収まってくれたのは嬉しいけど、静香が可哀想で…(T-T)
まぁ、誰が悪いってわけじゃないから仕方ないねんけど…。
でも、うちは文字若が大好きだわ(*´∇`*)笑Posted by ブクログ -
二巻読み終わったぁ~\(^o^)/
ヤバい、めっさハマってしまった!!
狂四郎かっこいいわ(//∇//)
超モテモテやし!!笑
GACKTさんが眠狂四郎されたの、ピッタリやったと思う(〃^ー^〃)Posted by ブクログ -
やはりあのジンクスは回避できませんでした。
この作品ではそれがお決まりなのは分かっていましたが…
せめて幸せにだけはなってほしかったものです。
きっと最後のあの文のとおりなのでしょう…
切ないですね。
今回の敵たちは
ちょっと事情の違うものたち。
そう、忍びの者たちなのです。
またそれが束のように...続きを読むPosted by ブクログ -
狂四郎が逆恨みされてしまうゆえに
結構捕らえられてしまう描写が目に付きます。
今回は恨みを持たせた相手が非常に悪かったですね…
もちろん、静かな雰囲気は健在です。
そして、そのそばにはひたむきな女性がいることも
いつもどおりでございます。
この女性はどうやらわけありのようですが…
いやおうなしに...続きを読むPosted by ブクログ -
実は他の三国志をちゃんと読んだ事が無い。
正確に言うと、シリーズの完結まで読んだ事が無い。
つまり王道の吉川三国志も読んでなければ、正史も演義も違いがわからない。
俺にとっての三国志基準は、この本と、横山光輝の漫画がベースになってます。
現在は北方三国志を読み始めた所ですが。
この柴錬三国志は確...続きを読むPosted by ブクログ -
数ある三国志モノの中でも、個人的には一、二を争う傑作。吉川版に比べて武侠小説的色彩が濃く、ダイナミックかつエネルギッシュで一気に読ませる。中学生の頃、横山光輝のマンガとコレを読んだだけで三国志マニアを気取っていたのも今では良い思い出。Posted by ブクログ
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表紙に目が行き・・・借りました
柴田錬三郎先生の作品
時代小説の醍醐味をまとめて味わえますよ!
おおらかで魅力ある主人公
予想がつかない行動力
緻密な構成とスケールの大きな話
全体にちりばめられた博覧強記なうんちく!
いやー、絶対読んでください!Posted by ブクログ -
週刊誌に連載されていただけあって、
テンポもいいし、とても読みやすい。
残念ながら、現在、発行されている週刊誌において、
連載小説を読もうとは思わないのだけれども、
この作品だったならば、読んでいただろう。
眠狂四郎という主人公は架空の人物だけれども、
教科書にも出てくる水野忠邦のように、
実在...続きを読むPosted by ブクログ -
★夢よ真実ならば/チャンスは三度ある/地べたから物申す
柴錬こと柴田錬三郎は95年前の1917年3月26日に岡山県備前市で生まれたノンフィクション作家で中国文学者それになんといっても時代小説家。
時代小説の主人公といえば、人情ものでは庄司るい(平岩弓枝『御宿かわせみ』)や玉枝(山本一力『梅咲きぬ...続きを読むPosted by ブクログ -
武蔵物語の中編です。
今回は幸村の出番はなし。
佐助だけちょこっと出てきます。
武蔵の修行の様子は、前編にいくらか出てきた程度ですが、それが礎になっているのか、そもそもそういった天性のものがあるのか、兵法者との戦いの中で成長するのか──、まあ、どれも理由なのでしょうが、この男、めっぽう強いです。
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