柴田錬三郎のレビュー一覧
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上~中編にあったような怒濤の決闘はなく、いささか落ち着いてきた感のある下編。
武蔵だけでなく、彼を取り巻く人たちのドラマもきっちりえがかれていますが、逆に、「あの人どこ行ったの?」という放置のおかたも……。
真田幸村
猿飛佐助
夕姫
この三人はふっつりと姿を見せなくなりました。
まあ、別にいなくてもいいようなキャラなんですが……。
記憶がちょっと定かでないんですが、吉川英治版の「宮本武蔵」には、幸村は出ていなかったと思いますので、やはりこれは、作者のお気に入りってことで出したのでしょうかね。
幸村と佐助目当てに読み始めたのですが、いなくても、充分におもしろいんですが。
あと、喜和も後半、 -
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柴田錬三郎の連作時代小説『花嫁首 眠狂四郎ミステリ傑作選(英題:Head of the Bride)』を読みました。
柴田錬三郎の作品は3年半くらい前に読んだ『御家人斬九郎』以来なので久し振りですね。
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時代小説の大家が贈る、孤高の剣士の名推理
異色の探偵の活躍を描く珠玉の21編
ころび伴天連(バテレン)の父と武士の娘である母を持ち、虚無をまとう孤高の剣士・眠狂四郎。
彼は時に老中・水野忠邦の側頭役から依頼を受け、時に旅で訪れた土地で謎と遭遇して、数々の難事件を解決する名探偵でもあった。
密室状態にある大名屋敷の湯殿で、奥女中が相次いで不可解な -
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・私は柴田錬三郎を知らない。いつもかういふことを書いてゐるのだが、実際に知らないのでかうとしか書けない。私は好き嫌ひが多い。 読む物も片寄つてゐる。作家も同様である。かつて私の眼中にシバレンはなかつた。ところが最近はいろいろな文庫が出る。海外の読みたいものがないので、今は昔の日本の作家でも読まうと思つた。さうしてたまたま買つたのが柴田錬三郎「第8監房」(ちくま文庫)であつた。本書所収の短編は昭和30年頃の作品である。同じ頃に例の「眠狂四郎」も始まつた。本書はそれとは全く違ふ作品集で、「昭和二十年代以前には、時代小説は数あるレパートリーのうちのひとつで、純文学から大衆小説、随筆、評論、少年少女向
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柴田さんといえば剣豪娯楽小説シリーズしか思い浮かばなかったわたし
「へえ~~」と本屋で衝動買い
創元社文庫で復刻版の由、書かれた時代は1960年
ストーリーの時代背景も同じく50年末から60年の昭和レトロ
というかわたしの若いころのなつかしき風景・風物が多々の
古風に言えば、探偵もの、ミステリー物語で
前に「笑うセールスマン」なんてコントドラマがあったが
その「セールスマン」が「灰色の幽霊」になった感じで
謎解きをしてくれる『幽霊紳士』シリーズと
異国情緒趣味豊かな異常事件収録の『異常物語』
『幽霊紳士』のほうの背景、古き昭和が懐かしい
自動車がまだ高根の花だったころの後楽園スタジア -
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先日読んだ、木枯らし紋次郎シリーズのミステリー傑作選がなかなか良かったので、たまたま見つけたこちらの作品も読んでみた。
初めて読む眠狂四郎シリーズ。
円月殺法くらいしか知らなかったので、どんな男かと思っていたら、紋次郎とは真逆のキャラクター。
編者あとがきによると、作家さんが当時流行っていた正統派時代物ヒーローとは真逆にしようと、眠狂四郎というキャラクターを作り上げたらしい。
水野忠邦の側頭役・武部仙十郎の依頼で様々な事件の解決に取り組むことが多いものの、武部に飼われているというわけでもなく、好奇心のままに事件に首を突っ込むこともある。
何より女好き。気ままに女に情を掛けておいて気を持たせ