柴田錬三郎のレビュー一覧

  • 眠狂四郎無頼控(三)(新潮文庫)

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    それぞれの話だけでも十分愉しめるのだけれども、
    3巻まで読み進めて、やはり、通読すべきだと痛感。

    著者の丁寧さが垣間見られるのは、
    以前、登場した人物や出来事を放置しないこと。

    忘れていた頃にふと思い出されるようにして、出てくる。
    なんとも、お見事というほか、ない。

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    2010年08月16日
  • 眠狂四郎無頼控(二)(新潮文庫)

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    相変わらず、小気味のいいテンポで進んでゆく。

    なかでもよかったのは“切支丹坂”だった。
    ころび伴天連になるまでが、意外とあっさりとしたもの。
    ころんでしまった宣教師の一言がとても印象的。

    この巻で舞台は江戸を離れてゆくことになる。
    東海道を西へ西へ。備前屋との対決も目が離せない。

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    2010年08月16日
  • 決闘者 宮本武蔵(下)

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    上~中編にあったような怒濤の決闘はなく、いささか落ち着いてきた感のある下編。
    武蔵だけでなく、彼を取り巻く人たちのドラマもきっちりえがかれていますが、逆に、「あの人どこ行ったの?」という放置のおかたも……。

    真田幸村
    猿飛佐助
    夕姫

    この三人はふっつりと姿を見せなくなりました。
    まあ、別にいなくてもいいようなキャラなんですが……。
    記憶がちょっと定かでないんですが、吉川英治版の「宮本武蔵」には、幸村は出ていなかったと思いますので、やはりこれは、作者のお気に入りってことで出したのでしょうかね。
    幸村と佐助目当てに読み始めたのですが、いなくても、充分におもしろいんですが。

    あと、喜和も後半、

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    2009年10月12日
  • 眠狂四郎虚無日誌(上)(新潮文庫)

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    風邪をひいて熱があるにもかかわらず、ふと手にして読みはじめたら、面白くて止められなかった。市川雷蔵主演の映画も大好き。主人公の眠狂四郎は、バテレンの外国人がお父さんという設定。理屈では説明できない魅力がある。

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    2009年10月04日
  • 眠狂四郎虚無日誌(下)(新潮文庫)

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    連続時代劇の脚本のような物語。大きな物語の中に、小さな出来事が連なって結末に導かれていく。眠狂四郎のもつ孤高の世界観が妖しく描かれていて、なんとなく引き込まれていく。その描写は古典的であり、粋でもある。

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    2026年05月01日
  • 眠狂四郎無頼控(一)(新潮文庫)

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    巳年作家。お名前は存じ上げていたが、通り過ぎていた作家の一人。眠狂四郎の名前は聞き齧っていて、ちゃんばら小説だろうと思ったら、剣豪小説だった。無知って恐ろしい。はじめは文体と出てくる漢字の意味がわからず戸惑ったが、三話目をすぎたあたりから慣れてきたら頁をめくる手は止まらなくなった。二十話と収められている話は少なくはないが、読みやすく感じるのはなぜだと解説まで辿り着いたら謎がとけた。週刊新潮の連載作で、一話読み切り型。悔しながら続きも読みたくなったが入手が困難なのよね。

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    2026年04月29日
  • 御家人斬九郎

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    ネタバレ

    柴田錬三郎 後期の作品。
    眠狂四郎とは違い、明るくユーモアたっぷり。
    大食漢で食通の「麻佐女」のような存在は柴錬の作品では珍しい。

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    2025年05月11日
  • 花嫁首 眠狂四郎ミステリ傑作選

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    柴田錬三郎の連作時代小説『花嫁首 眠狂四郎ミステリ傑作選(英題:Head of the Bride)』を読みました。
    柴田錬三郎の作品は3年半くらい前に読んだ『御家人斬九郎』以来なので久し振りですね。

    -----story-------------
    時代小説の大家が贈る、孤高の剣士の名推理
    異色の探偵の活躍を描く珠玉の21編

    ころび伴天連(バテレン)の父と武士の娘である母を持ち、虚無をまとう孤高の剣士・眠狂四郎。
    彼は時に老中・水野忠邦の側頭役から依頼を受け、時に旅で訪れた土地で謎と遭遇して、数々の難事件を解決する名探偵でもあった。
    密室状態にある大名屋敷の湯殿で、奥女中が相次いで不可解な

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    2025年01月19日
  • 眠狂四郎殺法帖(下)(新潮文庫)

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    とりあえずやーっと読み終わった感あり。
    どうやらこういう短編的連載で成り立っていた作品みたいで、本作人気になった過程そのものにある模様。
    でも短編特有のオチ的な感じがあんまりないので、読み応え感がない。キャラの登場も若干散漫かなぁ。

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    2023年07月22日
  • 第8監房

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    ・私は柴田錬三郎を知らない。いつもかういふことを書いてゐるのだが、実際に知らないのでかうとしか書けない。私は好き嫌ひが多い。 読む物も片寄つてゐる。作家も同様である。かつて私の眼中にシバレンはなかつた。ところが最近はいろいろな文庫が出る。海外の読みたいものがないので、今は昔の日本の作家でも読まうと思つた。さうしてたまたま買つたのが柴田錬三郎「第8監房」(ちくま文庫)であつた。本書所収の短編は昭和30年頃の作品である。同じ頃に例の「眠狂四郎」も始まつた。本書はそれとは全く違ふ作品集で、「昭和二十年代以前には、時代小説は数あるレパートリーのうちのひとつで、純文学から大衆小説、随筆、評論、少年少女向

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    2022年04月03日
  • レジェンド歴史時代小説 江戸っ子侍(下)

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    江戸から追いかけて行く途中に
    さまざまな人々と出会い・すれ違いを重ね
    最終的に堺屋を打ち果たす事ができました。

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    2022年02月21日
  • 真田十勇士(一) 運命の星が生れた

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    作者らしいとんでもな設定満載の真田十勇士もの。
    もう、講談の話とかは忘れて楽しむべきなんでしょうね。(^^;
    まだ十勇士がそろっていませんが、すでに活躍している組と活躍していない組が分かれているのが気になるところ。
    オリジナルキャラがエラい活躍しているのも、今後どんな感じになるかな。
    割と説明をほっぽり出している文章も好き嫌いがありそう。
    自分はさくさく読めてこれはこれで良いと思いますが。

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    2020年11月19日
  • 花嫁首 眠狂四郎ミステリ傑作選

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    眠狂四郎シリーズの中からミステリチックな21編を収録した短編集。
    密室殺人、消えた凶器、書類の紛失など不可能犯罪もあるが、週刊誌連載だったせいか波乱万丈なストーリーに謎解き要素を加えたという感じで、同じく創元推理文庫から出ている木枯らし紋次郎の作品集よりミステリ度は低い。
    シリーズの中のセレクトなので、ときどき言及される人物と狂四郎の関わりが飛び飛びで気になる。
    大坪砂男がトリック提供をしていたというのは驚いた。

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    2020年06月24日
  • 幽霊紳士/異常物語 柴田錬三郎ミステリ集

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    柴田さんといえば剣豪娯楽小説シリーズしか思い浮かばなかったわたし
    「へえ~~」と本屋で衝動買い

    創元社文庫で復刻版の由、書かれた時代は1960年
    ストーリーの時代背景も同じく50年末から60年の昭和レトロ
    というかわたしの若いころのなつかしき風景・風物が多々の
    古風に言えば、探偵もの、ミステリー物語で

    前に「笑うセールスマン」なんてコントドラマがあったが
    その「セールスマン」が「灰色の幽霊」になった感じで
    謎解きをしてくれる『幽霊紳士』シリーズと
    異国情緒趣味豊かな異常事件収録の『異常物語』

    『幽霊紳士』のほうの背景、古き昭和が懐かしい
    自動車がまだ高根の花だったころの後楽園スタジア

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    2020年02月26日
  • 花嫁首 眠狂四郎ミステリ傑作選

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    先日読んだ、木枯らし紋次郎シリーズのミステリー傑作選がなかなか良かったので、たまたま見つけたこちらの作品も読んでみた。

    初めて読む眠狂四郎シリーズ。
    円月殺法くらいしか知らなかったので、どんな男かと思っていたら、紋次郎とは真逆のキャラクター。
    編者あとがきによると、作家さんが当時流行っていた正統派時代物ヒーローとは真逆にしようと、眠狂四郎というキャラクターを作り上げたらしい。

    水野忠邦の側頭役・武部仙十郎の依頼で様々な事件の解決に取り組むことが多いものの、武部に飼われているというわけでもなく、好奇心のままに事件に首を突っ込むこともある。
    何より女好き。気ままに女に情を掛けておいて気を持たせ

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    2019年12月12日
  • 幽霊紳士/異常物語 柴田錬三郎ミステリ集

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    大坪砂男がプロット提供してんだろうなあと想像しながら読んだ「幽霊紳士」、面白かった。登場人物をそれぞれ短編の中で出入りさせることで連作風の雰囲気作りとか好み。
    結局最後までこの「幽霊紳士」の出自が判らない辺りも幽霊っぽくて。
    『異常物語』の方はミステリというより、奇譚モノに近い感じで。ホームズのパスティーシュと、ヒッチコックの奴がお気に入りです。

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    2017年11月20日
  • 三国志 英雄ここにあり(中)

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    孔明が少年の頃から曹操と関わりがあったというのが演義と異なり斬新。後半で孔明が主役になる事を考えればエンターテイメントとしては正しいように思われる。

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    2017年08月09日
  • 幽霊紳士/異常物語 柴田錬三郎ミステリ集

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    初読の柴田錬三郎。
    読点の打ち方に癖があって、読み始めはかなり抵抗が…。
    それでも慣れてくるもので、「幽霊紳士」は戦後の影が残る風俗やこの時代の多くの男性に共通していたであろう女性観、お色気描写などを今の小説と重ね合わせて隔世の感がある。
    唸らせられるところは特別には無かったけれど『カナリヤが~』に出てくる目白の譲というキャラクターは飛びぬけて良かった。
    ある意味異常な時代を生きた若者の凄味をさらりと託してある。
    後半の「異常物語」は実在の人物を登場させ、嘘か真かのあわいを読み手にうろうろさせる巧みさが良かった。

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    2016年12月05日
  • 御家人斬九郎

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    柴錬をたくさん読んでいるわけではないんだけど、ちょっと作者の印象と比べて緩い感じの話。
    やはり、母親が良いキャラクターですね。(^^
    中編より短編の方が介錯役という設定が効いていて良かったと思います。

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    2016年08月25日
  • 猿飛佐助 真田十勇士

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    奇想天外の歴史小説。猿飛佐助を各編に登場させ真田の忍者らを描く。柴田錬三郎ならではの描き方、柴錬世界の醍醐味。

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    2016年07月26日