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難事件を無事解決したと安堵する刑事や、完全犯罪をやり遂げたとほくそ笑む犯人の前に、「仕損じたね」と告げながら、全身がグレイ一色でつつまれた謎の男・幽霊紳士は現われる――異色の名探偵が謎を解き明かす、どんでん返しの趣向に満ちた全12話で構成される『幽霊紳士』。若き日のホームズの活躍を描くパスティーシュから、創作に悩むヒッチコックが体験したアパートでの冒険譚まで、世界を舞台にした奇妙な8編を収録する『異常物語』。時代小説の大家による、本格ミステリ連作集と長らく入手不可能だった奇想に満ちた短編集を、合本で贈る。
...続きを読むPosted by ブクログ 2020年02月26日
柴田さんといえば剣豪娯楽小説シリーズしか思い浮かばなかったわたし
「へえ~~」と本屋で衝動買い
創元社文庫で復刻版の由、書かれた時代は1960年
ストーリーの時代背景も同じく50年末から60年の昭和レトロ
というかわたしの若いころのなつかしき風景・風物が多々の
古風に言えば、探偵もの、ミステリー...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年11月20日
大坪砂男がプロット提供してんだろうなあと想像しながら読んだ「幽霊紳士」、面白かった。登場人物をそれぞれ短編の中で出入りさせることで連作風の雰囲気作りとか好み。
結局最後までこの「幽霊紳士」の出自が判らない辺りも幽霊っぽくて。
『異常物語』の方はミステリというより、奇譚モノに近い感じで。ホームズのパス...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年12月05日
初読の柴田錬三郎。
読点の打ち方に癖があって、読み始めはかなり抵抗が…。
それでも慣れてくるもので、「幽霊紳士」は戦後の影が残る風俗やこの時代の多くの男性に共通していたであろう女性観、お色気描写などを今の小説と重ね合わせて隔世の感がある。
唸らせられるところは特別には無かったけれど『カナリヤが~』に...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年03月15日
幽霊紳士
『女社長が心中した』
倒産寸前の会社を経営する女社長。男と性交中に心中をはかる。心中と判断した杉戸刑事の前に現れたグレーの紳士。会社のために男と寝る秘書。毎日隠れ家にやって来ていた女社長の車の秘密。
『老優が自殺した』
元刑事の猪木が受けた依頼。落ちぶれた俳優・村崎の行動を調べる猪木。調...続きを読む
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