眠狂四郎無頼控(一)(新潮文庫)

眠狂四郎無頼控(一)(新潮文庫)

小説・文芸
990円 (税込)

4pt

徳川二百年の泰平が文化・文政の爛熟を生んで、人情、風俗ともに頽廃した江戸を舞台に、異端の剣客眠狂四郎を登場させ、縦横無尽の活躍を描く。ころび伴天連が大目付の娘を犯して生ませた混血特有の風貌で女をひきつけ、しかも平然と犯し、異常の剣“円月殺法”をふるって容赦なく人を斬る。昭和31年「週刊新潮」の創刊とともに登場するや大反響をまき起した著者の代表作である。

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眠狂四郎無頼控(新潮文庫) の一覧

1~6巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~6件目 / 6件
  • 眠狂四郎無頼控(一)(新潮文庫)
    990円 (税込)
    徳川二百年の泰平が文化・文政の爛熟を生んで、人情、風俗ともに頽廃した江戸を舞台に、異端の剣客眠狂四郎を登場させ、縦横無尽の活躍を描く。ころび伴天連が大目付の娘を犯して生ませた混血特有の風貌で女をひきつけ、しかも平然と犯し、異常の剣“円月殺法”をふるって容赦なく人を斬る。昭和31年「週刊新潮」の創刊とともに登場するや大反響をまき起した著者の代表作である。
  • 眠狂四郎無頼控(二)(新潮文庫)
    880円 (税込)
    江戸を出て、京・大阪に旅する狂四郎に絶え間なくふりかかってくる剣難と女難――。脂粉の香りに包まれた柔肌を欲情に燃やす将軍家斉の娘高姫。柳生流剣法を使い、執拗に狂四郎を襲う公儀直参の御庭番たち。死地に立った時の虚無感の中で鋭く冴えわたる円月殺法……。狂四郎をめぐる事件は、いよいよ凄絶と妖艶を加えるが、奇想天外の活躍で次々と解決してゆく。
  • 眠狂四郎無頼控(三)(新潮文庫)
    880円 (税込)
    狂四郎に挑戦し、その高慢の鼻をみごとに打ち砕かれた高姫の指嗾(しそう)する覆面の男たちによって捕われの身となった病躯の狂四郎が、地下牢で公儀勝手方組頭の兵堂掃部(かもん)から聞いた奇怪な事件……。六十貫の輸入金のありかを記した二枚の薄い玻璃を眼にはめ込まれ、一夜のうちに盲目になった娘……。江戸市中に連続して起る怪事件に巻き込まれて妖気と殺気を呼ぶ狂四郎――。
  • 眠狂四郎無頼控(四)(新潮文庫)
    880円 (税込)
    霊魂呼出しに事寄せて大目付小笠原帯刀に怨みをはらそうとする修験者念々堂と奇術の名手胡蝶斎師弟の戦い。桂離宮から出奔した桂宮明子内親王を将軍家斉に与えるのに必要な贋の勅状を作るため、本丸老中の寵臣土方縫殿助が盗ませた天皇御璽をめぐる忍者の暗躍。息づまる危機に登場しては鬼神の技をみせる狂四郎は、江戸を離れて、四年ぶりに信濃路へ旅立ってゆく……。
  • 眠狂四郎無頼控(五)(新潮文庫)
    880円 (税込)
    贋狂四郎に扮し、あらゆる奸策を弄して狂四郎に挑戦する甲賀忍組第三番を筆頭に、次々と出現する忍者たち。公儀隠密中随一の使い手白鳥主膳を交えた三つ巴の戦いが展開する。土方縫殿助と、その幕下の数十名に囲まれて疾風の剣技をみせる狂四郎……。こうした死闘が連続する中にあって、狂四郎を命がけで慕い続けてきた可憐な女性・美保代が静かに息を引き取った。
  • 眠狂四郎無頼控(六)(新潮文庫)
    1,045円 (税込)
    一年ぶりに江戸に帰った狂四郎は、ふとした行きがかりで、阿波蜂須賀家の内紛にまきこまれ、四尺余の長刀で狙う恐るべき剣客野々呂甚内との対決がはじまる。淡路人形一座を登場させた新しい構想のもとに、狂四郎の宿命的な死闘を展開する本巻は、圧倒的な読者の支持を得た正編に引続き「続三十話」として発表されたもので、“狂四郎シリーズ”は以後20年間にわたって書き継がれた。

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眠狂四郎無頼控(一)(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    何と言っても無頼控。シリーズ全部読みましたが、やっぱり最初のシリーズが一番面白い。美保代様と狂四郎さんの何とも言えないすれ違いとほのかな交情が、切なくてたまりません。大好きです。

    0
    2016年06月23日

    Posted by ブクログ

    週刊誌に連載されていただけあって、
    テンポもいいし、とても読みやすい。

    残念ながら、現在、発行されている週刊誌において、
    連載小説を読もうとは思わないのだけれども、
    この作品だったならば、読んでいただろう。

    眠狂四郎という主人公は架空の人物だけれども、
    教科書にも出てくる水野忠邦のように、
    実在の人物との接点があるのも歴史ファンごころをくすぐる。

    0
    2010年08月16日

    Posted by ブクログ

    1−6巻あります。100話までが特に秀逸です。
    中学生時代のマイアイドル。
    一話完結なのですが、全部あわせると大きな流れがあるという…。これを週刊誌に連載した柴錬って,天才!
    文章力がある方なので、一文一文が読み応えあります。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    ちょっとは語彙を増やそうと思って江戸っぽいものを適当に手に取ったw眠狂四郎の円月殺法でスカっと読める娯楽小説!ちなみに著者は支那(!)文学科卒。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    柴錬です。恐ろしく気障な台詞も許せてしまう眠狂四郎氏に魅せられます。不器用な彼の生き様に手を差し伸べたくなります。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    ▼ちょっとご縁があり、眠狂四郎を読んでみよう、と。これまで、市川雷蔵さん主演の映画ばかり見てきて、もう「眠狂四郎」=「市川雷蔵」です。そういう人は多いと思います(いやでも映画ファンじゃなかったら、70代以上の人だけかな・・・・)。

    原作は触れたことがなかった。恐縮ですが柴田錬三郎さんも読んだことがなかった。


    ▼読んでみて、ナルホドと思ったのは、これはほぼ「シャーロック・ホームズ」。
     チャンバラというよりも、短編連作ミステリなんですね。

    1956年から、「週刊新潮」連載。眠狂四郎シリーズの第1作の第1巻。
     雑誌側からの求めは、「1話完結」だったそうです。職人は注文が無いと芸を活かせず、職人が芸を高めたものが芸術です。見事その期待に応えたエンタメ・ミステリーです。

     時は江戸時代。11代将軍家斉の頃。天保の改革の前夜という設定。つまり、幕末(ペリー来航)まであと20-30年という頃です。場所は江戸市中。眠狂四郎。素浪人。
     父は転びバテレン。つまり、西洋人、外人さん、そしてカトリックの宣教師だったけれど、弾圧されて転向した。つまりキリスト教を裏切っちゃった。殉教して死ななかった。転びバテレン。
     母はそれなりの身分の、武家の娘。つまり狂四郎さんはハーフなんですね。


    確か母は子供時分に非業に亡くなり。父は行方しれず。剣の修行の挙句、どこか漂着した孤島で謎の老人から教えを受けて「円月殺法」を会得した。・・・・という、かなりぶっ飛んだ設定。


    ▼円月殺法というのは、


    1 剣を普通に上段に構える。


    2 ゆっくり剣を回す。円を描く。(対面している相手から見ると、時計回り)


    3 そうするとあら不思議、相手はどうしても切りかかってくるし、隙だらけになっていて、必ずあっさり切り倒せる。


    4 ちなみに、剣が一周、完全な円を描くまで、切りかからずに耐えきったものはいない。


    ・・・・という、


    「え?催眠術?」


    という、まったくもって訳がワカラナイ必殺技なんです。考えた人すごい。


    これが無敵なので、眠狂四郎は、チャンバラになったら負けないわけです(笑)。

    なので、「チャンバラで勝つか負けるか」という興味ではありません。それにもともと、小説なんだから、映像がないので、チャンバラ(アクション)を主たる題材として作っても仕方ないですしね。


    ▼では何が主たる題材、魅力かというと、


    ・キャラクター

    ・文体

    ・ミステリー


    なんですね。


    ▼もう細かくは忘れましたが(笑)、各話各話がいちおうは一話完結。続いてもいくのですけれどね。
     それぞれの話で、「だれが犯人だ?」 「どういう罠だ?」 みたいなミステリになっています。


    恐らく、シリーズが長寿になっていくと、そういうミステリ仕掛けよりも、よりキャラクターで魅せる方向になっていくんでしょうけれど、第1シリーズの本作(の、この第1巻)ではそうでした。凝ってます。


    それから、キャラクター。
    狂四郎の物言いが、「ニヒルダークヒーロー」そのもので、これはなるほど、うまくできているな、と思いました。まあつまり、大まか言うと悪いんです(笑)。


    個人的にはいちばんの魅力は、柴田錬三郎さんってこうなんだー、なるほど、と思った「語り口、文体」。
     きっちり江戸文化の造詣と言葉に寄り添った格調のある音色ですね。比べれば池波正太郎さんははるかに、やわらかく、くだけて、とても甘口です。
     でも、柴田錬三郎さんは、文体が辛口なので美味しい、とも言えるけれど、世の推移、風雪に耐え難いのかもしれませんね。

    ▼原作を読むと改めて、「大映、市川雷蔵の眠狂四郎シリーズは、ええ仕事してるなあ」と感心しました。特に「眠狂四郎勝負」は名作。記憶では「円月切り」も良かったと思います。原作より、そのあたりの映画を見る方が楽しい人も多いかも。
     ルパン三世もそうですが、キャラクターが素晴らしいので、原作の世界観よりも動画にした作品の中に名作がある・・・という気がします。もちろん原作の功績であるわけですが。

    世界観は分かったので、では第2巻以降読もうか?…うーん、ちょっと微妙。文体は辛口ですが、人間像の描写、脇役の味付けでいうと、池波正太郎さんに軍配…と思いました。

    0
    2026年04月01日

    Posted by ブクログ

    非常に渋いなぁ
    作者は本当に天才だなと思った。この独特なかっこよさ。
    まるで、人物がそこにいるかのようで、生きて会話をしているかのような小説は、初めてだ。
    それだけ、作者が、その哲学的な生命感を設定しているように思った。哲学的で深い。
    西洋の詩が好きなのもよくわかる。

    この時代に生まれた人は、これを読むのがステイタスなように思えた。これぞ、小説、エンターテイメント小説なように感じた。
    これは、小説家は見習わなければいけないと思った。

    0
    2017年07月05日

    Posted by ブクログ

    やっと第一巻読み終わったぁ~\(^o^)/
    やっぱ原作を読むと、人物背景、人物関係がわかって面白い(*^^*)
    これで、もう一回舞台のDVD観たら、きっと観方が変わってくるんだろうな(*´∇`*)

    0
    2013年03月05日

    Posted by ブクログ

    徳川二百年の泰平の世に一人の異端剣客が江戸の街を縦横無尽に活躍していた。
    剣客の名は眠狂四郎。
    混血の風貌を持ち異端の剣『円月殺法』で火の粉を払うように容赦なく人を斬る。

    とても面白かった。正義一辺倒ではない主人公の設定も良かったと思います。
    徳川幕府の力が弱まりつつある泰平の世で江戸のあちこちに現れる綻びを眠狂四郎が独自に調べ独自に制裁を食らわす。
    関係者が断りを入れても狂四郎には全然関係無い無頼っぷりはなかなか読み応えがありました。

    どこまでも無頼な狂四郎も弱き者には力を惜しまない。この押し引きが物語に魅力を与えている気がします。
    解説にも書いて有りましたが、一話が25ページぐらいで完結しているのもなかなか良い物ですね。一応、登場人物や話の繋がりはありますが決着はとりあえず着くので読み易く感じました。

    長いシリーズなのでこの先を読むのが楽しみです。

    0
    2012年07月31日

    Posted by ブクログ

    眠狂四郎を知ったのは『じゃりン子チエ』(ヨシ江はん、雷蔵)。
    時代物を読むのは初めてか。剣戟のシーンが多いのかと思いきや、
    無敵の円月殺法であっさりと。
    暗く重い生い立ちを背景にニヒルさに囚われているようで
    人を斬ることでさえ自分に意味を与えてくれるかのように
    わが身に降りかかる恨み憎しみだけでなく、
    他人の闇にも首を突っ込む姿は狂四郎の魂の救いにつながるのか、
    それとも破滅・崩壊に向かうのか。
    ただの色男では演じきることができない主人公、
    実はこういう要素こそ「映像化困難」というのでは、と思った。

    0
    2012年06月28日

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