時海結以のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
コミックはずっと買っていて、こちらも発売当時、気にはなってたんですけど、コミック先行ものの小説ってイマイチなことが多くて、買ってませんでした。けど、昨日古本やさんでゲットしたんで、早速読んでみました。
結果、面白かったです。
実沙緒、匡など、登場人物側それぞれの側から話がかかれていて、それが少し交わりながら話が進むんですけど、ああ、このときの気持ちはこうだったんだ!って話の流れが分かりやすかったです。
最終的には、鬼の郷から実沙緒を助け出すことができたのですが、紅葉様がいなくなった後の鬼の話もあったらよかったかな、なんて。
あとがきに原作コミック6巻の162ページの1コマ目と2コマ目の間 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
華やかな貴族文化が咲きほこっていた平安時代に、光る君と呼ばれるひとりの貴公子がいました。
幼いうちに母親を亡くした彼は、天皇の息子でありながら臣下の身分に降ろされ、そしてただ一つの恋も―。
いまからおよそ1000年前、紫式部によって書かれた古典名作「源氏物語」が、華麗なイラストと美しい文章で新しくドラマチックによみがえる!
小学上級から。
[ 目次 ]
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振 -
Posted by ブクログ
源頼朝と同じ時代にこんなにもお互いを強く思い合った兄弟の存在があったのかと強く胸を打たれる思いがした。
幼い頃から父の仇を思って成長してきた2人。
兄の十郎と弟の五郎。この2人の人生を思うと心が痛くなってたまらなくなった。
2人とも殺された父のためを思って工藤祐経(すけつね)を殺すために17年。
今の時代では考えられないけれど、昔はこういった人生があちこちに転がっていたのだろうと思うと、とても悲しくなる。
著者の言葉にあるように、曽我兄弟の命日である日に近い梅雨の降る強い雨を曽我の雨。または虎が雨とも呼ぶらしい。
梅雨の時期にはこの曽我兄弟のことを思い出しては、この世では幸せになれなかった彼