時海結以のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ既に漫画が描かれている部分も多く含んでいるのでボリューム不足を若干感じるものの、原作者さんがストーリーを考えているお話なので漫画との違和感はほとんど感じませんでした。立ち位置的に「余談」な話なので気軽に読めます。
作中で武蔵川くん(小説オリジナルキャラ)もツッコミを入れていたけど、巻島・東堂は「チームを組んでる」としか思えない程のつるみっぷり。この二人、こんなに仲良かったっけ…?アイコンタクトとかやたらとしてるし。読んでいてちょっと恥かしくなったところもしばしば。
ウザイやら何やらと云いながらも、東堂との勝負に胸を熱くする巻ちゃんの心情がよく分かった(こういうところが小説の強みだと思う)のが一番の収穫ですね。大会への申し込みを迷っていたところは実に可愛い…。
親衛隊と東堂のやり取りとか、原作漫画だとなかなか入れづらそうな細かい描写が見られたところもよかったです。 -
Posted by ブクログ
最初、マンガの本編と、物語進行のテンポが違うことや、登場人物のセリフが違う(日本語としてかなり整備された言葉遣いになっている)ことが気になってしまったが・・・だんだん引き込まれていった。
それに、マンガではよく分からなかったカルタの技(例えば「渡り手」)などがどんなものかも、しっかり説明されていて、それもとてもよかった。
新をはじめとする、綿谷家の暮らしがきちんと書かれているのがすばらしい。
衰えていく大好きなお祖父ちゃんを支える新の気持ちが痛々しかった。
それから、マンガではあまり大きく扱われない、隣の家の由宇ちゃんがとても存在感がある。
なんだか、このままだと千早とではなく、新は由宇と結ばれるのではないか、とさえ思った。 -
Posted by ブクログ
二巻は新の中学生編。
マンガでは断片的に描かれていた新とおじいさんとの話が一冊にまとめられていたため、とても分かりやすく、新に感情移入できた。
欲を言えば、おじいさんを亡くしてから立ち直るまでの話も読みたい。マンガでは千早たちメインのため、詳しくは語られていなかったので。
おいしいポジションだったのは由宇。
新のことをすごく思っていて、新も信頼していて、この小説だけを読んだら、この後二人はくっつくに違いないと思ってしまいそう。
とくに新が「応援してくれていると思っていた」と言ったくだりは萌えた!
その分、「東京の友達」の話をされた時の由宇の気持ちを思うと切なくなった。
千早が新に会いにきたときも、胸が苦しくなったのではないだろうか、と自分のことのように複雑な気持ちになった。
本編では新だけでなく、北央や富士崎のメンバー、名人やしのぶちゃんなど、一巻には描かれなかったサブキャラクターの話がちらほら詰め込まれていたのが嬉しかった。
新の対戦相手として出てきたり、名前だけ出てきたり。サブキャラクター好きな人も楽しめることだろう。
読み終えた後、もう一度新目線でマンガを読み返したいと思える良作だった。 -
Posted by ブクログ
マンガでは語られることのなかった、千早と太一の中学生時代。
原作で触れられていない中学生の3年間って、やっぱり大きいなぁという印象だ。
小学生の時ほど無邪気でなく、
高校生の今ほど分別もまだついていない、ちゅうぶらりんの状態。
やっぱり二人とも青いなー!(笑
千早はカルタ熱が高すぎて、周囲から浮いてしまい「変人」扱いされ、
太一は(エリート校ゆえ)周囲が全員ライバルという意識しか持てず、
境遇は違えど、理解りあえる友達が出来ずにいたんだなぁ、と思う。
親友、みちるちゃんとの出会い、
なぜ瑞沢高校に入ったのか(また、高校で太一と再会した時に彼が驚いた理由)も判って、ちはやふるファンとしては嬉しいかぎり。
次巻は新の福井編。
ああ、楽しみ!