時海結以のレビュー一覧
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ネタバレこの話を読んで悲しい気持ちになりました。私という人間が一人生きるために、大勢のがん細胞たちが犠牲になっているからです。何も悪いことをしていないのに、未熟に生まれてきただけに不必要なものとされ、一切の慈悲をかけずにゴミのように切り捨てられてしまいます。また、がん細胞だけでなく、私のために一生懸命はたらく細胞たちも、治療の過程で一瞬にして消し炭にされてしまうこともあります。私の生は大勢の細胞さんたちの犠牲の上で成り立っています。私一人を生かすために細胞たちが大勢死ぬのなら、私も死ぬ気で健康に気を使って生活してみようと思います。タモリさんが言っていた「健康のために死ねる」の意味が少し理解出来ました。
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ネタバレ令和への改元以来、皇室と古典に対する関心が高くなり、本が数多く出されたがそれもその一冊だ。和泉式部の話が中心となるが、周辺人物の章も作られて、ストーリーが繋がっていく。最初は赤染衛門の章だが、姉との話は平安時代の女達の悲哀を描いて、和泉式部の章へと繋がっていく。和泉式部が自分の半生を娘に語るという形になっている。続いて伊勢大輔の章。出仕した和泉式部の指導役を務めることになり、意気投合。人生に必要なものは何かを掴み取っていく。続いて娘の小式部内侍の賞では、再婚した母親が任地へと旅立ち、小式部内侍の自立の流れと母の愛情、恋愛についてが語られる。最後は大弐三位。紫式部の娘であるが、高名な母親を持つ小
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2021年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の時代でもちょっと出てきた「曽我兄弟の仇討」の児童書。
これが出版されていることはおびのりさんのレビューで知りました。ありがとうございます!
江戸時代までは仇討ちはしないといけなかったことも関係するのか、歌舞伎や講談で庶民人気が高く「日本三大仇討」と呼ばれるものがある。
時代順に、まずは本書で書かれる「曽我兄弟の仇討」。父を殺された曽我兄弟が富士の巻狩りで果たした父の仇討ち。
次は「赤穂浪士」。浅野内匠頭の遺臣である赤穂浪士の吉良邸討入り。
そして「伊賀上野の仇討ち」。渡辺数馬が、剣客荒木又右衛門の助太刀により弟の仇を討った。
本書は、おそらく歌舞伎