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強いきずなで結ばれた兄弟の生きざまを描く「曽我物語」
二人と鎌倉殿(源頼朝)の間には、深い因縁があった――
父親・河津三郎を殺された幼い兄弟は、
母と義父の曽我太郎のもとで、将来のかたき討ちを誓って成長する。
しかし、世の中は平家から源氏の世へと変わり、
かたきの工藤祐経は、鎌倉殿(源頼朝)の御家人となって取り立てられていた。
先のない人生とわかっていながら、舞姫の虎と恋に落ちる兄・曽我十郎。
すべての楽しみを断って、まっすぐに目的を果たそうとする弟・曽我五郎。
正反対の二人は、互いを信じ、励まし合いながら、かたき討ちの機会をねらっていた。
そして、建久4年(1193年)。兄弟は、頼朝が富士で行った巻狩りにまぎれこむ。
<小学校上級から大人まで・すべての漢字にふりがなつき>
Posted by ブクログ 2023年02月06日
2021年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の時代でもちょっと出てきた「曽我兄弟の仇討」の児童書。
これが出版されていることはおびのりさんのレビューで知りました。ありがとうございます!
江戸時代までは仇討ちはしないといけなかったことも関係するのか、歌舞伎や講談で庶民人気が高く「日本三大仇討」と呼ばれる...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月16日
源頼朝と同じ時代にこんなにもお互いを強く思い合った兄弟の存在があったのかと強く胸を打たれる思いがした。
幼い頃から父の仇を思って成長してきた2人。
兄の十郎と弟の五郎。この2人の人生を思うと心が痛くなってたまらなくなった。
2人とも殺された父のためを思って工藤祐経(すけつね)を殺すために17年。
今...続きを読む
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