あきのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
シリーズ3巻目は人魚姫の靴。
突然知らされたアランの婚約話に彼への恋心を自覚したエデルは心中穏やかで居られない。そんな彼女をよそに研修という名の初デートにエデルを誘うアラン。楽しい時間はあっという間に過ぎていく中、魔術師の靴の気配を感じ取ったエデル。しかもその気配の側にはエデルによく似た風貌の怪しげな青年がいて…。
アランのアプローチが毎回可笑しすぎて、後半のシリアス具合をいつも緩和してくれます(笑)今会はエデルをザリガニとアメフラシに例えていますwwでも彼なりにそれが可愛いと思っているのアラン的には褒め言葉なんでしょう。皮なめし工場に連れてって貴重な体験をさせてあげるのはいいけど、絶対臭いが -
Posted by ブクログ
閉鎖的な村に住む少女は、たび重なる『攻撃』に
心底つかれていた。
結婚しろと迫る、村一番かっこいい男。
どうしても彼が受け入れられない少女の前にやってきた
2人組の男。
進むにつれ、王道…w な背後になってまいりました。
自分の内をさらけ出して拒絶されたら。
それは誰しも不安になってしまう現実。
けれど言葉にしなければ、分からないもの。
どうしていいか分からずに、相手を傷つけて
それが本当だと相手に刷り込んでしまう事。
小さなすれ違いが、大きな間違いに。
未完の世界へと誘われる。
心のすきを狙って、ではありますが
ある意味あちらに行けば幸せかもしれません。
話の最後、なあなあで終わるわ -
-
-
Posted by ブクログ
完結おめでとうございます
結果はだいたい分かってたけどほんとおめでとうって言いたい。
ちょいちょいちびっこ妖精たちがいい働きしてて特にお料理係の彼は伊達に数百年生きてないよね
普段ぽやぽやしてる子が時折見せる鋭い面ってのも好きです美味しいです
最後なんか無理やりフェアリーテイルにこじつけられたように感じなくもなかったけど砂糖菓子が消えなくて良かったです
個人的には彼女たち母娘のあとに女性職人が続かなかったのが残念だな、と。
まあ妖精の状況が改善されただけでも十分歴史的には凄いことなんだろうけど、女性進出がどうのこうのっていう割に...な現実を彷彿とさせて...うん。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ深山くのえさんの新作ということで、はずれはないだろうと買ってみました。「乙女なでしこ恋手帖」と同じ大正時代のお話です。
貧乏子爵家のお嬢様の紗子が父親の残した借金の返済のために質屋を訪れ、たまたま居合わせた帝大生の伊織と出会います。
借金は返済できたけど、今後の生活のために下宿屋を始め、個性的な人たちが住まい、不思議な縁でなんだか楽しい感じがしました。
伊織が自分の従兄の光也に下宿を紹介したくなかったというのは、紗子が光也を好きになったら嫌だって思ったからですよね。紗子の好みとは違ったみたいで、伊織の懸念は払拭ですけど、ちょっと伊織がかわいいかもって思っちゃいました。
気持ちは伝えてな -
Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ2巻目。
今回のお客様はエデルの母親が所属していた劇団で脚本家を目指していた女性。靴のテーマはオズの魔法使い。程よい恋愛要素とミステリー、お仕事話で楽しく読めるシリーズだと思う。あきさんのイラストも綺麗。恋愛に対するアランのヘタレっぷりが半端なく面白い。豚肉発言や虫に例えるのはどうなのだろうかww指南書片手に頑張るアランを応援したくなるw
黒幕っぽいセスの件も結構あっさり解決してしまった(のかな?どうなんだろう?)のでこれからどういう展開に持っていくんだろうとちょっと思った。やっぱりエデルの父親とかが出てくるのかな?
エデルとアランの恋も少しずつ前進しているので、そんな二人の関係をもう -
Posted by ブクログ
ネタバレひとりでに動き出してしまう母の遺品「赤い靴」を所有する靴職人のエデル。彼女はそれを見てもらおうといわくつきの靴を収集しているディセント伯爵家を訪れる。ディセント伯爵家はシンデレラの末裔で、伯爵家の次期当主アランはエデルの持ってきた赤い靴を見てそれを封印すると言い出し、エデルから取り上げてしまう。それに納得のいかないエデルは人見知りながらも靴職人として彼の経営する靴工房ガラスドームで働くことになり・・・。
イラストがあきさんだからヴィクロテの靴バージョンのように感じてしまった。ストーリーも読んでみたらなかなか面白かった。靴の構造とか作り方とか文中で説明されてて、凝った内容になっているのでは。童