ネタバレ
Posted by ブクログ
2014年08月29日
ひとりでに動き出してしまう母の遺品「赤い靴」を所有する靴職人のエデル。彼女はそれを見てもらおうといわくつきの靴を収集しているディセント伯爵家を訪れる。ディセント伯爵家はシンデレラの末裔で、伯爵家の次期当主アランはエデルの持ってきた赤い靴を見てそれを封印すると言い出し、エデルから取り上げてしまう。それ...続きを読むに納得のいかないエデルは人見知りながらも靴職人として彼の経営する靴工房ガラスドームで働くことになり・・・。
イラストがあきさんだからヴィクロテの靴バージョンのように感じてしまった。ストーリーも読んでみたらなかなか面白かった。靴の構造とか作り方とか文中で説明されてて、凝った内容になっているのでは。童話と絡めてる所も面白い。キャラクターも個性的な面々が揃ってる。人見知りで人一倍恐がりで自信がないエデルがアランや靴職人の仲間たちと触れ合うことで成長していく姿が見れる。あとアランが何だかんだ言いながらも経営者として職人たちを守ろうと頑張ってる姿に好感が持てる。エデルを励まそうとアニュアル本片手に頑張る様子が微笑ましい。黒幕はあっさりと分かってしまいますが、次巻に向けての伏線なのか気になる感じで終わっています。来月2巻目が発売するのかな?次はどんな靴が登場してどんな童話と絡めてくるのか楽しみ。エデルとアランの恋愛も進むといいな~。