あきのレビュー一覧
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購入済み
良い終わりでした。
1巻からの謎も解決し、まさしく大団円。
おばあちゃんはリコリスをとても愛していて、彼女ならきっと全てに辿り着けるし、その結果訪れる出来事についても大丈夫、答えを出せるとわかっていたのでしょうね。
強い愛情と信頼にグッときました。
今のリコリスの周りに仲間?が増えて良かった。
若いながら神話の魔女にまで昇格したリコリスの今後も賑やかになりそう。
機会があれば各キャラのスピンオフとか読みたいですね。 -
ネタバレ 購入済み
ノア…魔王みがすぎる。カッコ良
ドラゴンと対峙した時のノアがめちゃくちゃ好みだったー!!
そして2人の強い信頼関係。これはゼルクトラもレナルドも敵いませんわ。
レナルド曰く、誰でも懐に入れちゃうリコリスがドラゴンまで取り込んで、これは更に賑やかになりそうですね。
ただ、リコリス好き界隈だけで無く、レナルドを尊崇してる魔女も相当歪んでたので、周囲が病みキャラばかりで若干の食傷気味なのと、ドラゴンの花嫁に乞われたところで、ゼルクトラがリコリスの意思を尊重キャラを発動させたのはさすがにイラッとした。
いや、それは全力で止めにいきなさいよ。 -
Posted by ブクログ
ついに完結してしまったー。
続きを書くと知った時はこんなに嬉しいことがあっていいのかと。時が経って、好きな物語が再び動き出すなんて素敵な出来事でした。
この、激しさが水面下にありつつの、表面化は少ない描写がなんとも心地いい。
この章は大きな流れとして父親の痕跡を探る物語だったけど、その中で生き方を葛藤する妖精たちがたくさん出てきて。人生でも長くてどう生きるかなんて上手く考えられないのに妖精として生まれて、長い長い時間を出会ったり別れたり、楽しんだり悲しんだり。
純粋な彼らがどうか穏やかに過ごせますようにと祈らずにはいられないお話でした。
フラウはこれからどのくらい生きるんだろう。
ローガンと -
Posted by ブクログ
今回は謎の男ギルバートの正体を探るべく、彼の誘いに乗ってみるアン・シャル・ミスリルたち。そしてまんまと罠にはまりますが、もちろん持ち前の正義感が上手く発動して、悲しいハッピーエンド。力の有るものに寄りかかりすぎる愚者を知らされます。さあ、ついにギルバートの○○がわかる次巻。楽しみだ。次はどんな仕掛けが待ってるんだろう?シュガーアップルはいつも~~編っていうサブタイトルでまとまった巻の塊があるんですが、これは「銀砂糖師の家」だそうです。うーん?家から遠くて帰れない日は続くけど、結果そこにおちつくのかな。夫婦になってシャルのたがが外れて楽しいけど、早く本当に穏やかな日々を迎えて欲しいです。あ、小説
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購入済み
性格描写が稚拙すぎる
西欧のおとぎ話に素材を取ってそれをシンデレラの靴でつないでみせるプロットはよくできている。ただ人物の描き方にまだ立体感が足りない。辞典の項目解説のように描いてみせるだけで、それを現していることになっている会話文はまるで禅の公案。つまり所詮項目解説のような地の文での描写がないと説得力が無い。要するに会話で人物を描こうという試みは、原則として全部、失敗していると言って良い。
とりわけ主人公の、気の弱さというか自信のなさを、会話文はもとより独語パートでさえ、冒頭の吃音で描こうとする手法が全巻を通して同一であるために、これだけの巻数を重ねて描き出しているはず(というより、結果としては成功していないか -
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Posted by ブクログ
フレデリカは国王夫婦の一人娘で、次代の王様。慣習に沿って教育され、親しい友人もなく両親とさえ一緒にいられない。王の予定が変わり、来客のもてなしで馬の遠出ができなくなったため、代理のフレデリカが乗馬中に馬が暴れだし、それを止めようとして蹴られた台所番のグレーテルにフレデリカの魂は入ってしまう。フレデリカの体は虚ろなので、腐らない死体になった。グレーテルの魂はというと…。元に戻るための方法を探すなか、第三騎士団長のイザークと親しくなっていき、元々親しかった第一騎士団団長のユリウスも大きく関わってくる。
軽いタッチでお話が進むのに根底には国を守る王としての心構えであったり、キュンキュン要素が絡んでき