田中ロミオのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ私ちゃんと助手さんの話だけでもニヤニヤできますけれど、最終話(多分特典のやつ)もそれなりに好きですね。
助手さんからの好意はチラ見せしてましたけど、私ちゃんからの好意はそっと見せすぎてほんわりします。
最初から最後まで私ちゃんは私ちゃんか。
かわいいので良いです。
でも、年の差があるはずなので、ときめく部分とかをもっとほのめかしてほしかったかも。
最終巻はもうすっかり面倒見のよい大人の女性ですね。人見知りとかだんだんなくなってはきましたけど、子供の行く末を心配して、物事を教え、導くなんてもう立派な大人の女性です。
たくましさにここまで母性愛がついたら完璧ですー
とっても面白かったな。
時々 -
Posted by ブクログ
ネタバレこれがライトノベルっていうのが曲者です。
ライトノベルっていうのはわりとノリと勢いが肝心なところがありますゆえ、そんな作品群につかってだらけきっていたときに、アニメからこの作品を知り完結まで読んだわけですが。
あああ、そっか、SFだったのか…。
SFにあまりつからないひとなので気付きませんで、軽いノリでピュアブラックな皮肉きいた作品くらいに思っていました。
なので最終巻の衝撃がはんぱなかったです。
あらららら。でもおかげで眠っていた読解力をがつんを揺り起こされたイメージ。これは良作ですね。何回も読み返したい感じ。ここまで設定がしっかりしているとは思わなかった。(謎解き的な意味で)ミステリにはな -
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Posted by ブクログ
ネタバレ数多のブラックユーモアを盛り込んだSFライトノベルの短編集。特に労働関係のネタが多い……。人類が衰退した世界観だというのに、尚日本のブラックな労働環境を風刺して行くのか……。日本の闇が垣間見える一冊でもある。
作中でも数多登場した妖精の道具や、社会情勢をモチーフにした独特の内容が多い。また時事ネタも多く、特に労働関係に関しては露骨なくらいな風刺ネタが多い。妖精が可哀想になるほどに……(本人たちは喜んでいるという設定ではあるものの)。
また挿絵が豪華で多い。可愛らしい絵を堪能できる。
ブラックジョークで笑いつつ日本の現状に薄ら寒い思いのできる一冊。いつか読んだ際に心から笑える日がくれば良 -
Posted by ブクログ
ネタバレBDの特典の描き下ろしだっやつがようやく文庫化。
それとは別に書き下ろし新作も入っていて良い感じ。
BDの特典も早くもなく遅くもなくで良い感じのタイミングだと思います。
某、作品にも見習ってほしい……。
まあ、それはそれとして、内容の方はいつもの妖精さんとのお話に加えて、ラストでちょっとだけ匂わせていた、私と助手さんとのお話もあったりして、これぞロミオの真骨頂ではなかろうかと勝手に思ったりしてる訳ですが。
どれもとても面白く良い作品群でありました。
そして、次はファンタジーを書くとな。そして、もしかしたら人退も書くとな。両方とも実現を期待しています。 -
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Posted by ブクログ
本編終了後の、その後の物語である。らしい物語ばかりの、良いショートショートだった。
惜しむらくは、やはり出るタイミングだろう。もう少し早くに読みたかった。前半に書き下ろされた物語は、それぞれキャラを思い出すのに苦労したし、結局どんな物語で出たか思い出せなかったキャラもちらほら居る。
その点、どういう経緯で旅行に出ているかは謎にせよ、妖精さんと旅に出ての見聞録である円盤特典たちはシンプルに楽しかった。らしい物語であり、また最後のエピソードも、らしい優しさである。
総じて面白かった。新シリーズを始められるそうだが(そちらも期待して待ちたいところだ)、また短編集が読めることにも期待しておき -
Posted by ブクログ
これは今まで読んでいなかったことを全力で後悔しました。
この世界観、設定、妖精さんの言動に潜むサイエンス・フィクションの美味しいところだけ持ってきて作ったデザートのような奇想が実に素晴らしい。
お菓子のような冗談のような作風で、それが超科学を持ちながら「ゆめとげんじつのあわい」に棲息しお菓子が大好きで暢気なヘンテコ新人類「妖精さん」の設定にマッチしているんですね。
人物造形はいわゆるライトノベル的なゆるい感じなのですが、しかしギリギリのところで紋切型でもない感じです。
「失われし未来史」みたいな話が好きな人とか、ユクスキュルやローレンツが好きな人とか(2巻)、人類学や民俗学が好きな人な -
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