田中ロミオのレビュー一覧

  • やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。アンソロジー 2 オンパレード

    購入済み

    作者には誰も勝てない

    八幡のちょっとふざけた軽快なセリフまわし、作者以外がやると下品でただの悪ふざけにしか思えない。
    やっぱり作者には敵わない。

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    2022年07月01日
  • AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~

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    数々の国宝級18禁ゲームを世に送り出してきた伝説的シナリオライター・田中ロミオ氏が手がける学園コメディ。かつて誇大妄想癖を患っていた高校生・佐藤一郎はひょんなことから《リサーチャー》を自称するクラスメート良子によって《竜端子》捜索の協力者に任命されるが……という話。妄想戦士(いわゆる中二病)をテーマとした作品であり、作中で描かれるような痛々しい黒歴史を持たない読者には主人公の葛藤が伝わりにくいかもしれない。尚、本作は類似の主題を扱った『厨二病でも恋がしたい!』以前に出版されている。中二病コメディの先駆け的作品といって良いだろう。

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    2019年09月12日
  • 人類は衰退しました1

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    「単純に言えば、妖精はたくさん集まると面白いことをおっぱじめる、ということだ。 人間以上の知性とリソースと効率と情熱を総動員してな」

    ゆっくりと人口を減じ、科学技術も失われ、都市は放棄され、生活圏も縮小し、今にも消え去ろうとしている、人類。
    そして、引退したヒトは、地球人類の座を彼ら「妖精さん」に明け渡した。
    という、「人類は、衰退しました」。

    ほのぼの終末モノと言うことで「ヨコハマ買い出し気候」かと思いましたが「ねこめ~わく」の方でした。
    小さくて可愛い生き物達はヒトが大好きで、ヒトの状況はとても寂しい物ですが、悲壮感はありません。
    なにしろ後を継ぐ者たちがいるのですから。と

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    2020年03月01日
  • 人類は衰退しました2

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    「こ、このスプーンです!このスプーンがわたしをこんなポータブルな体に!持ち運びのしやすい体に──っ!」

    ほのぼの黄昏SF、②。
    よりSF色強くなっているようです。
    ドラえもんの道具的に妖精さんの不思議アイテムで大変なことになる「人間さんの、じゃくにくきょうしょく」と、
    タイムリープでループでバナナでスリップな「妖精さんたちの、じかんかつようじゅつ」の2本でお送りします。

    タイムスリップ物は楽しい。
    ネタバレを避けて感想を書けないのが残念ですが、「すぐおいしいけど、すごくとおくにとばされるばぐが」あったばーじょんのバナナで飛んだ先のジョシュサンが二重の意味で関わってきているあたり

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    2019年12月10日
  • 人類は衰退しました5

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    「それは、たやすいねがいです?」

    人類は衰退しました、その5冊目。
    待望の過去話の登場で、大増ページでお送りします。

    まだ9歳の子どもだった「わたし」の、学舎での回想なお話、「妖精さんの、ひみつのおちゃかい」
    と、
    なぜか(もなにもないですが)世界がドット絵になってしまった「妖精さんの、いちにちいちじかん」の二本です。

    ひみつのおちゃかいは、いかにも最終回って感じですが、子ども特有のさみしさが語られていてしっとり読めます。
    期間も10年ほどを中編で駆け抜けるので、卒業やラストシーンでは長い時間を感じてしんみり。
    今までとはかなり毛色が違いますが、このお話は好きです。
    「クリケット」の小ネ

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    2019年08月25日
  • 人類は衰退しました6

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    「にんげんさんも」「そらを」「じゆうに」「とびたいので?」
    「いいえ」
    「たやすいことですが?」
    「いいえ!」

    という人退、6。
    鳥人間コンテスト、開催!な「妖精さんたち、すかいはい」と、
    同類誌即売会、開催!な「妖精さんたちの、さぶかる」の二本でお送りします。

    にんげんさんたちも、衰退してると言うわりには色々趣味の活動してたりイベントに数万人動員できたり、結構活発ですね。
    いえ、「せっていてきとう?」、とか「ごつごうしゅぎてき?」とか言ったりはしませんよ?

    楽しく読ませていただきました。
    末長く読みたい気持ちになれる作品です。

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    2019年08月25日
  • 灼熱の小早川さん

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    『AURA』と同じく高校というある年齢集団が集う学校環境が舞台の人間関係もの

    「恋愛」という小説分野わけがあるのだから
    広く包括して「人間関係」という小説分野があってもよさそうだが
    人間が読み手である以上人間関係を描かない小説もないわけか
    登場人物が作者視点のほかに人間のいない小説でも作者と読者は人間であるし
    文章を自動生成して生成命じた本人が読む場合も生成命じた過去の自分と読む現在の自分
    あるいは生成しなかった自分など自意識に対する人間を想定比較するのであって

    またcommunicationの語が伝達連絡なのにそれが交わされる界場として使用される日本語の
    空気という概念の呼び方はなんであ

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    2018年12月09日
  • 人類は衰退しました9

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    本編完結
    いっけん続けようと思えばいくらでも続けられそうでもあるが
    作者のかきかたからして
    登場人物の変化がお話を推進しているため
    停滞した日常は合わないのかもしれない
    全体に雑なところ粗い仕上がりに感じるところも多いが
    主人公と妖精さんたちの舞台世界を支配する全体の結構がとても面白いお話だった

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    2018年10月25日
  • 人類は衰退しました 平常運転

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    本編完結後の短編集
    でも本編だってこんなものだった気がするけれども
    作品全体としての構築でなく
    ざらっと投げ出していく姿勢なので
    素材はなんでも良いともいえる

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    2018年10月25日
  • 犬と魔法のファンタジー

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    就職活動に直面して人生に悩む大学生が登山などを通してじこじつげんする話
    題材は面白いがいろいろ盛り込みすぎで
    キャラクタたちや設定が充分に整理されておらず中途半端なできばえ
    ちゃんと推敲してかけば良いものが書ける力があるのにまことにもったいない

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    2018年10月20日
  • 人類は衰退しました 未確認生物スペシャル

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    本筋完結後ではあるがほぼいつもの
    他の巻とも例にもれず出来不出来差が激しいが
    いつものように良いところは良い

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    2018年10月19日
  • 人類は衰退しました6

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    「すかいはい」これが未アニメ化で初見だった。なかなか助手さんの積極的な面が出てきたのがちょっと違ったかな。しかし、発掘技術がどこまで本物なのか、『飛ぶ理由』みたいになってたwあと、「さぶかる」これは同人誌作ってる人が読むともっと楽しいんだろうなあと、読んでて(アニメを見て)思った。

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    2018年10月14日
  • 人類は衰退しました3

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    文明が崩壊(衰退)するキッカケとか、ピーとかオーとかがああなってる事について原作だと説明があったのね

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    2018年10月14日
  • 人類は衰退しました9

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    ようやく最終巻読みました。ずーっと放置してしまいました。

    しっかり伏線も回収されて気持ちよくおわりです。

    これってまるで田中ロミオ、或いは山田一のゲームみたいですね。10年以上振りか。

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    2018年02月23日
  • 人類は衰退しました 未確認生物スペシャル

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    短編集その2。「じしょう未来人さんについてのおぼえがき」が鳥肌。未来が見えるという少女とのお話で、SFのifを踏まえた〆がかなり秀逸。この作品には☆5。

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    2017年12月31日
  • 人類は衰退しました7

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    後半、「人類流の、さえたやりかた」が個人的にストライク。SFとしては王道な話ですが、人退風に展開していました。ネタバレにならないように書けないのが惜しい

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    2017年10月30日
  • 人類は衰退しました1

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     タイトルは聞いたことがありつつも読んでいなかったが、アニメOPを聴く機会があり心に残ったので原作に挑むことにした。アニメは多分その後に。

     前知識ゼロで読みだしたためこの先どうなるか全く分からないけど、1巻読んだ段階だと世界史のパロディみたいに原始時代から現代までを追いかけるパロディみたいになるのかな?と感じた。高校世界史の教科書とユーモアと皮肉でトッピングしたような面白さ。
     妖精というド直球のファンタジーはあるけれど、それを科学的に見つめる祖父の存在。SF、それに付随する哲学臭さも併せ持つ、(自分が読んだ)2000年代後半のライトノベルの馨りが鼻腔をくすぐる。

     2010年前後のラノ

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    2017年06月18日
  • 人類は衰退しました1

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    高度に発達した文明華やかなりし時は去り、人類はゆっくりとした衰退期を迎えていた。その人間たちに代わって、地球の「人類」の名を与えられているのは、妖精さんたち。彼らの生態は旧人類の常識とは隔絶している。そんな時代に、今や新旧人類の間を取り持つ機関となった国連の調停官として、主人公の「わたし」は故郷のクスノキの里に帰ってきた。調停官事務所の所長である祖父の下、妖精さんたちとの交流が始まる。

    1巻には、「妖精さんたちの、ちきゅう」、「妖精さんの、あけぼの」を収録。

    友人に薦められて読んだのだけど、だんだん引きこまれていって、途中から最終巻までは一気に読んでしまった。独特の世界感。イラストも良い。

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    2017年06月13日
  • 人類は衰退しました 未確認生物スペシャル

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    完結後の短編集。まだまだこういうノリで続けて欲しい。

    本編完結前より随分と気楽なノリに感じるのは、そっちのほうの大ネタが割れた後だからってのもあるし、短編ということであまり話が入り組んでいないせいもあるかも。

    お気楽な文明ギャグから、ちょっと不思議で切ない話まで。時勢にあわせて新作を読んでいきたいシリーズです。

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    2017年03月05日
  • 人類は衰退しました 未確認生物スペシャル

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    まさか再び人類は衰退しましたを読めるとは思わなかった
    良い意味でいつも通りな展開であることに安心。自称未来人さんみたいなほんのりSFを含みつつ妖精さんを絡めたブラック童話なノリはとても面白い
    星の銀貨をあんな打算的に書いてしまうのはもはや脱帽する他無い(笑)

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    2016年11月03日