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わたしをすくう?? スプーンとバナナ。
わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は「妖精さん」のものだったりします。そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の“調停官(ちょうていかん)”であるわたしのお仕事。……なんですが。高い知能を持つ妖精さんのまわりは不思議なことだらけ。理解不能なおかしな道具を創って、わたしの身体を小さくしたり。現場復帰する祖父の助手さんのお迎えに、何度も何度も行かせたり。……そんなこと、報告書には書けません! お疲れの人類の脳に刺激と安らぎを……。
【人間さんの、じゃくにくきょうしょく】
妖精さんが作った道具で小さくなってしまった主人公。ミクロの世界で生命の危機に!?
【妖精さんたちの、じかんかつようじゅつ】
助手さんを迎えに出た主人公。しかし、バナナの皮で滑るたびに、同じことを繰り返しているような……?
Key所属の原画家・樋上いたる氏が企画原案を担当したPCゲーム『Rewrite』では、竜騎士07氏、都乃河勇人氏とともにシナリオを担当。『AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~』、『灼熱の小早川さん』で業界の話題をさらった田中ロミオの小説デビュー作!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
最近、お疲れの貴方におススメしたい一冊。
人類が衰退し、滅亡寸前というかなり非日常的な世界。
そんな世界観の中で繰り広げられる「わたし」(主人公)と妖精さんたちのゆる~くて、とってもほのぼのした日常。
そんな描写に癒されること間違い無しです!
また、掲載されているイラストがとにかく可愛い!!
いつもはクールだけど時々お茶目な「わたし」や、ティンカーベルのような外見とまったく正反対の性格を持つパワフルな妖精さんたちに、いつの間にか魅せられて病みつきになってきます。
Posted by ブクログ
2026年最初の一冊は昨年最後の方に読んだ「人類は衰退しました」の続編。田中ロミオさんによる、不思議でほんわかしたメルヘンワールドの中に旧人類の「わたし」が様々な新人類の妖精さんや様々な怪異との出会いが描かれていた。
2巻は不思議な世界での不思議な出来事といったものがギュギュッと詰められており、身体がちっちゃくなってしまったり、何度も同じような場所と時を繰り返してしまったり、自己の縮小、消失といったこのような不思議な世界であったらはちゃめちゃに楽しいなぁ(読み手として)といったことがたくさんあった。
またその不思議な出来事、怪異とも呼べるソレに対する解決策もとてもよく、なんだろう人を傷つけないような世界観が広がっていた。特に後半の「自我が曖昧な少年」探しに対しての不思議な出来事の影響には、ありがちかもしれないがでも万人が好きな展開や解決がなされていた。
作品全体として気に入っていることとして読み手として、ある種箱庭とも言えるこの「ほんわか」には「わたし」、妖精さんの両方の行動ややり取りに引き込まれる世界観があるのに対して、
主人公の「わたし」にとってもある種箱庭と言える世界観が妖精さんたちの関わりの中で描かれているところ。不思議な力、タイムリープ、得体の知れない妖精たちが織りなす、2層構造の箱庭がこれからどのような世界観を見せてくれるかを次巻の楽しみにしたい。
Posted by ブクログ
『人類は衰退しました』第2巻。
『人間さんの、じゃくにくきょうしょく』
里に出回っている妖精さんの遺留物(不思議アイテム)を回収・調査することとなった調停官である"わたし"。妖精さんの遺留物は、何を目的に作られたのか分からない不思議なアイテムばかり。その中の一つ、謎の数字が書かれた「計量スプーン」のようなアイテムを調べていると、なぜか頭に刺さり、なぜか薄力粉が産生され、なぜか身体が縮み―――。
『妖精さんたちの、じかんかつようじゅつ』
現場復帰する、調停官である祖父の助手を迎えにいくため、待ち合わせ場所に向かう"わたし"。早く迎えに行けと叱る祖父、待ち合わせ場所からいなくなった"助手さん"、"助手さん"を探しに林に入ると出会う不思議な女性、妖精さんから差し出される"バナナ"、滑って転倒する"わたし"、早く迎えに行けと叱る祖父・・・同じことを繰り返しているような―――。
ほんわかしているが、なかなかにハードな2編。『じゃくにくきょうしょく』は、"自分が消える恐怖"というハードなシチュエーション。『じかんかつようじゅつ』は、意味が分からないと「?」で終わってしまうなかなかにハードなSF。2冊目にして、"ロミオ節"炸裂という印象。特に『じかんかつようじゅつ』、氏が手掛けたADVゲームが思い出された。「"ほんわか"の皮を被った"ハード"な作品」、次巻以降も期待したい。
Posted by ブクログ
「こ、このスプーンです!このスプーンがわたしをこんなポータブルな体に!持ち運びのしやすい体に──っ!」
ほのぼの黄昏SF、②。
よりSF色強くなっているようです。
ドラえもんの道具的に妖精さんの不思議アイテムで大変なことになる「人間さんの、じゃくにくきょうしょく」と、
タイムリープでループでバナナでスリップな「妖精さんたちの、じかんかつようじゅつ」の2本でお送りします。
タイムスリップ物は楽しい。
ネタバレを避けて感想を書けないのが残念ですが、「すぐおいしいけど、すごくとおくにとばされるばぐが」あったばーじょんのバナナで飛んだ先のジョシュサンが二重の意味で関わってきているあたり上手いな〜と。
不条理込みでなんでもアリ、な妖精さんのせいにしておけばどんな話でも出来るこのシリーズは可能性無限ですねえ。
続刊でどんなトンデモに発展してくれるのか楽しみです。
Posted by ブクログ
読むスピードの遅い私でも比較的するりと読めました。積極的に妖精さんが人間に関わってきた結果、大変な事件になります。
「私」が妖精さんと同じ目線で大冒険する前半と、うっかり自分の発言からお菓子を作るためだけに大変な目に合う後半の二本立てです。
前半は一巻とはうってかわって「私」が主軸になって妖精の世界を体験します。主観的に描かれる妖精の世界は鮮やかで、次々に現れる意外な事実に飽きることなく、非常に面白く読みやすい仕立てになっています。
対して後半は「難解」。新キャラである助手くんが主軸なのになかなか登場せずムラムラしたり、度々登場する「女の子」「犬」「バナナ」という謎のキーワード、物語が前後で矛盾(パラドックス)するなど、読みながら頭がこんがらがりそうになります。しかし隠れテーマである「自己の定義」と「初恋と成長」、ハッピーエンドな結末など、今までの中では一番好きな話になりました。小難しいのが好きな方はのめり込める面白い話なんじゃないでしょうか。
この巻に副題をつけるなら「とてもとても長い一日」ですかね。
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ラノベ
少年・青年マンガ
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