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2012年7月にアニメ化された人気作!
わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は妖精さんのものだったりします。そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の調停官であるわたしのお仕事。最近はクレーム受付担当ですが……。「クスノキの里に学校を!」歴史を逆再生するスローガンによってわたしに回ってきた教師役。三人の問題児は、妖精さんの道具を使ってやりたい放題? わたしも暴走!? 田中ロミオの小説デビュー作!!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
最近、お疲れの貴方におススメしたい一冊。
人類が衰退し、滅亡寸前というかなり非日常的な世界。
そんな世界観の中で繰り広げられる「わたし」(主人公)と妖精さんたちのゆる~くて、とってもほのぼのした日常。
そんな描写に癒されること間違い無しです!
また、掲載されているイラストがとにかく可愛い!!
いつもはクールだけど時々お茶目な「わたし」や、ティンカーベルのような外見とまったく正反対の性格を持つパワフルな妖精さんたちに、いつの間にか魅せられて病みつきになってきます。
Posted by ブクログ
衰退した世界の「これから」に遺す「人」と「記録」は、先史時代を生きた旧人類の生きた証
人類は衰退しましたシリーズの第7巻は、「わたし」が教師になったり、ヒトモニュメントと呼ばれる記録媒体に関わったりとこの衰退した世界の「今」より先の「未来」に焦点が当てられていた。
衰退した世界において、過去をどう「生きてきて」、今をどのように「生きている」かが重要視されてきた中で未来をどのように「生きていく」かを見ると今を生きる者たちの未来の世界における責任としての教育や記録が大切なのを改めて感じた。
教育として、記録として人の営みを人の生き方を伝えていく、その様式を繋いでいくことがまさに生物としての本能であるが故、この妖精さんたち新人類に主が渡ったこの世界の旧人類の人々たちにその本能が薄れているのを感じた。
それはこの作品だからというわけでなく、今の我々が生きている世界、変わりゆく世界においても人の営みを、生き方を人の温もりで伝えていかなければ、そこに「熱」がなければ、「愛」を感じられなければ伝えられた営みも生き方も価値がなくなってしまうのではないだろうか。
世代を超えて愛されるという言葉があるように、人と人とを繋ぎ、伝わっていくものには他とは違う何かが存在する。それが何なのかに気づき、それから目を背けずに大切に伝えていくこと、それこそが我々の世界においても、「衰退」してはいけない「生きていく」心なのかもしれない。
Posted by ブクログ
「痛む関節を酷使して、やけに重たく感じられる身体を前方に押し出します。自分の内にある歯車がやっと動きはじめた気がします。こんなことで充実を覚えるようになったら人間おしまいだとは思うのですが、冷静に考えてみたらすでに人類は終わっていたのでした。
やるべきことをやりましょう。
よりよい衰退のために。」
イラストが変わって初の続き
前のイラストも合っていたけれど今度のもこれはこれで
「目だけ笑っていない」妖精さんもうろんげな「わたし」も良い感じ
内容はここのところわりとてきとうだったが
今回は荒いながらもファンタジーしていて良い出来
1話目が「児童文学」で2話目が「SF」だが
ファンタジーというくくりの万能さよ
「児童向け」「かがくてきな」という括りすらとりこんでなお雄大
どちらも味わい深く1巻以来の出来ばえかも
もっとも5月に読み返した1巻すら良く覚えていないけど
Posted by ブクログ
『人類は衰退しました』第7巻。
『妖精さんたちの、ちいさながっこう』
里の寄り合いでのどこの誰かの発言を発端に、学校再生の要望(要求?)が調停官事務所に届けられる。所長である"祖父"に教師役を押し付けられた"わたし"が預かるは、3人の問題児。やりたい放題の彼らにモンペの親も加わって、"わたし"は我慢の限界に達し―――「おはようございます……とあなたがたが言え」。
『人類流の、さえたやりかた』
気が付くと、わたしは人里離れた土地で手首と両脚に枷を嵌められた状態で佇んでいた。自分の名前や家族のことなどは思い出せるが、直前の記憶が蘇らない。なんとかクスノキの里に帰還するも、なぜか里は壊滅状態に。一体何が起こったのか―――。
これまで二編収録の場合は、どちらか一方は気軽な内容となっていたが、今回はどちらも内容が濃い(個人的印象)。『ちいさながっこう』で「問題教師」に変貌する"わたし"ちゃんは最高に面白かったが、作品としては『さえたやりかた』の方が良かったかな。やはり「あっ」と言わせられる快感は堪らんね!
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