田中ロミオのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白くなる要素なんて何処にもないと思う。
そのはずなのにとても面白い。
これは、全てキャラクターの効果によるものだというしかない。
世界観としては、かなりガチのSFで理論的にも複雑なものを垣間見ることが出来る。バックボーンに人間の新化の歴史を知識として持っているからこそ描ける世界のはず。
なのに、緩い。メチャ緩い。
人類、いや人間が絶滅しようかという時代なのに、のほほーんと生きているようにしか見えない主人公。この語り口調が妙に独特で、それでいて和ませてくれる。
何処にたどり着くのか見えてこないが、このニュルっとした世界にずっとどっぷりと浸かっていたくなる。そんなこと間違い無しだ。 -
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Posted by ブクログ
読むスピードの遅い私でも比較的するりと読めました。積極的に妖精さんが人間に関わってきた結果、大変な事件になります。
「私」が妖精さんと同じ目線で大冒険する前半と、うっかり自分の発言からお菓子を作るためだけに大変な目に合う後半の二本立てです。
前半は一巻とはうってかわって「私」が主軸になって妖精の世界を体験します。主観的に描かれる妖精の世界は鮮やかで、次々に現れる意外な事実に飽きることなく、非常に面白く読みやすい仕立てになっています。
対して後半は「難解」。新キャラである助手くんが主軸なのになかなか登場せずムラムラしたり、度々登場する「女の子」「犬」「バナナ」という謎のキーワード、物語が前後で矛 -
Posted by ブクログ
ネタバレ評価:☆4
あにめのこうか、ばつぐんです?
人類は衰退しました、第8巻。
今巻はボロボロになったクスノキの里のgdgd復興がテーマ。
妖精さんたちに頼ろうとせず、自ら重い腰を上げて奔走して頑張るわたしちゃんは凄く新鮮で、成長したなぁと感慨深かった。
面倒くさがりだけど何だかんだで責任感あるというか真面目だよね。
妖精さんの出番がちょっと少なかったように思えたけど、少ないながらもネタは面白かったw
ルイ一族のコントにはワロタww
妖精さんは最強の存在だと思ってたけど血とか苦手なのか・・・。
何となく物語の終末へと近づいてきてる気がする。
そして最後は驚きのオチ。(忘れてたのは秘密w) -
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Posted by ブクログ
ネタバレはじめてでしたっけ、まるまる一巻のお話は。
話といたしましては、前回大暴れしたしたプチモニのために
里を復興させなくてはいけないんだけどーといったところ。
住むところがあって、食べ物もあって……。
堕落状態に陥るのもシカタナイネ。
物語の最後、赤ん坊のところですが王道で読めるものでしたがいいですね。
大丈夫だから出ておいでと、声をかけるのは安心感あります。
ホログラムと夢の融合という発想は思いつきませんでしたね。
確かに似たようなイメージはあったりなかったりします。
そして妖精さんは相変わらずチートすぎる。
夢で作ったものを現実に持ってこれるとはね。
探しても見つからないし、なくならないわけ -
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Posted by ブクログ
自分も中学生の頃は、いつかはかめはめ波を撃てると思ってたし、武空術もその気になればできるんじゃね?とか思ってた。
いつか魔界だかなんだかの扉が開いて、魔力に目覚めた自分はその物語の主人公になる日が来るのでは‥、と愚かな妄想も膨らませていた。
自分はきっと別世界の 不思議 と関われるんじゃないか、、そんな中二病をこじらせた人たちの青春物語。
痛い、あまりにも痛い、でもそれが笑える、痛悲喜劇。
ヒエラルキーが確実に存在する学校生活では、多分みんなそれぞれの闘いがある、
勉強、部活、ケンカ、恋愛、いじめetc‥
タイトルの下にある~魔竜院光牙最後の闘い~という超絶にダサい副題。
そこにある闘いと -
Posted by ブクログ
ネタバレ評価:☆4.5
愉快な妖精さんたちと絶賛衰退中の人類の物語第7弾。
今回は、
・妖精さんたちの、ちいさながっこう
・人類流の、さえたやりかた
の2本立て。
前者はモンスターペアレントなどを題材にしたシニカルな物語。
3人のオリジナリティ溢れる性格(PTA推奨語)の生徒に振り回されたり、開き直って振り回したりするわたしちゃんが可笑しかった。
「現実」から逃げ、悲痛な叫びを上げる生徒の姿には鳥肌が立った。
何よりも過酷なのは、人間になること。そうかもしれない。
でもその過酷さがあるからこそ楽しいことを楽しいと感じられるんじゃないかなと思ったり。
過去にいろいろあったわたしちゃんならではの現 -
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