田中ロミオのレビュー一覧

  • 人類は衰退しました9

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    まさかの本編最終巻
    月で行く行方不明になったおじいさんを助けにいくお話。
    今まで語られなかった、ようせいさんと人類の歩みが明らかに。結構、重たい話になっているはずなのに、それを感じさせない雰囲気。さすがです。
    次巻の短編集も楽しみ

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    2014年06月30日
  • 人類は衰退しました9

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     やっと出た「つづく」という形で終わった8巻の続きです。
     妖精さんに人類の歴史を見せてもらい、そこで得た情報をヒントに主人公が単身、行方不明になった祖父を追って月へ行きます。
     今まで断片的にしか語られなかった情報断絶や、人類がどのように衰退したのかといったことについても出てきます。理解するのにちょっと時間がかかりましたが。
     おじいさんが生きているかどうか、ハラハラしながら読みました。以前にあった都市遺跡を探検する話と似た感じです。最後はすっきりした感じで終わって良かったです。

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    2014年06月23日
  • 灼熱の小早川さん

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    人間関係も勉強もそつなくこなす主人公。
    何不自由ない学園生活に水を差したのはガチガチに規律を守ることをモットーとするクラス代表小早川さんだった。

    簡単に感想を言うと

    『小早川さん最強!』

    といったところかな(笑)
    最後の展開のみ不満だったけど、それ以外の展開はありえる学園生活っぽくて面白かった!
    最近の学園ものって異能だとか特殊な環境だったりが多かったのでこなんな構成・設定はなかなかありですね。

    まぁ、なんにせよ完全なジャケ買い(メガネ+黒髪+髪結い女子)だったんでここまで楽しめれば大満足です!

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    2014年05月16日
  • 人類は衰退しました1

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    ネタバレ

    面白くなる要素なんて何処にもないと思う。
    そのはずなのにとても面白い。
    これは、全てキャラクターの効果によるものだというしかない。
    世界観としては、かなりガチのSFで理論的にも複雑なものを垣間見ることが出来る。バックボーンに人間の新化の歴史を知識として持っているからこそ描ける世界のはず。

    なのに、緩い。メチャ緩い。
    人類、いや人間が絶滅しようかという時代なのに、のほほーんと生きているようにしか見えない主人公。この語り口調が妙に独特で、それでいて和ませてくれる。

    何処にたどり着くのか見えてこないが、このニュルっとした世界にずっとどっぷりと浸かっていたくなる。そんなこと間違い無しだ。

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    2014年04月27日
  • AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~

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    アニメ『中二病でも恋がしたい』と設定が似てるなぁと思いながら田中ロミオ作品初読破。
    ジャンル的には学園ラブコメとファンタジーを少々。誰もが通るであろう多感な妄想まみれの時期の描写に少なからず共感を覚えるところ。
    クラス内のヒエラルキーやスクールカーストの話は生々しいけど読みやすい文章で良かったです。
    『俺ガイル』の原点とも言うべきこの作品、気になる方は是非。

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    2014年01月03日
  • 人類は衰退しました2

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    読むスピードの遅い私でも比較的するりと読めました。積極的に妖精さんが人間に関わってきた結果、大変な事件になります。
    「私」が妖精さんと同じ目線で大冒険する前半と、うっかり自分の発言からお菓子を作るためだけに大変な目に合う後半の二本立てです。
    前半は一巻とはうってかわって「私」が主軸になって妖精の世界を体験します。主観的に描かれる妖精の世界は鮮やかで、次々に現れる意外な事実に飽きることなく、非常に面白く読みやすい仕立てになっています。
    対して後半は「難解」。新キャラである助手くんが主軸なのになかなか登場せずムラムラしたり、度々登場する「女の子」「犬」「バナナ」という謎のキーワード、物語が前後で矛

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    2013年12月16日
  • 人類は衰退しました8

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    ネタバレ

    評価:☆4

    あにめのこうか、ばつぐんです?
    人類は衰退しました、第8巻。

    今巻はボロボロになったクスノキの里のgdgd復興がテーマ。

    妖精さんたちに頼ろうとせず、自ら重い腰を上げて奔走して頑張るわたしちゃんは凄く新鮮で、成長したなぁと感慨深かった。
    面倒くさがりだけど何だかんだで責任感あるというか真面目だよね。

    妖精さんの出番がちょっと少なかったように思えたけど、少ないながらもネタは面白かったw
    ルイ一族のコントにはワロタww

    妖精さんは最強の存在だと思ってたけど血とか苦手なのか・・・。
    何となく物語の終末へと近づいてきてる気がする。

    そして最後は驚きのオチ。(忘れてたのは秘密w)

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    2013年11月16日
  • 灼熱の小早川さん

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    AURAに続いてですが前作に比べればリアリティに満ちた本作。ただ細部まで描写が行き届いているかは...
    ブログのくだりや仲違いの間のこと、もう少し肉付けしてほしかった。

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    2013年09月03日
  • 人類は衰退しました8

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     今回のキーワードは真夏の夜の夢と、集合的無意識と、人ってのは尻に火がつかないと動かないってところだろうか。
     終盤まで展開が読み解けなかったのは不覚である。別段、毎回読み解けているわけではないが、今回は考えればわかりそうではあった。しかし、良い正統派SFである。

     今回初めての「次へ続く」型であり、続巻が待たれるところである。早く出ないものだろうか。

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    2013年07月02日
  • AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~

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    いやぁ、やっぱり「学級」という密室の人間関係はクソだわ。
    「学級」の片隅で、ひっそりと暮らしていた私のような人間には色々と古傷をエグられるような痛さに満ち満ちた実に"読んでてツライ"お話でした。


    単純なオタク賛歌でも普通賛歌でも無く、痛い「過去を持つ」少年を主人公としているあたり、一歩踏み込んで描かれている物語だなぁと感心する。

    「クラスの半分が妄想戦士」とゆー設定は少々蛇足だった気がする。特に活躍があったわけでも無いし、良子の特異性がヌルくなってしまうし。ラストのオチは悪くないと思いますがね。

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    2013年07月02日
  • AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~

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    中二病患者だった人の傷口を抉る作品。
    もちろん私も例外ではないです。いや、ここまで酷くはないですけども。
    一般人の中二に対する反応がリアルにありそうで見ててちょっと辛いものがある・・・・・・。
    ラストにある謎のスッキリ爽やか感は割りと好きです。

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    2013年06月26日
  • 人類は衰退しました8

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    クスノキの里は壊滅しました.
    で,難民キャンプ的な避難所でテント生活をしている人々.
    どんどん届く支援物資.
    衣食住に不足のないテント生活.
    →復興しねぇ….

    コレってなんか現実世界でもありそうな話ですな.
    仮設住宅で支援物資と義援金で生活しながら
    復興しろ復興しろと言うだけ言って動かないとか.
    もちろん鈍足な政策もあったりして
    なんていうか,復興する機を逃しているという感じの….

    それはそれとして「おじいさん」の安否が超気になるわ.
    結局アレは夢だけど夢じゃなかった,という事で.
    どうなるおじいさん.
    次回へ続く?

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    2013年06月02日
  • 人類は衰退しました8

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    ネタバレ

    前回モニュメントに破壊されたクスノキの里。
    周囲の支援を受けられるがゆえに積極的な復興が進まない。
    風刺が効いてます。
    この対策に拡張現実(AR)で町興し。盛り上がったのは、3Dドラマの腐女子たち。
    さらに妖精さんの睡眠薬で、拡張夢へ。アプリメントによって任意の夢を見られるようになり、夢の世界へ引き篭る人が多数。
    やむなく、拡張夢不正利用者一斉追い出しを実行。
    そこで、里の者ではない、女の子を発見。妊婦さんの赤ちゃん。
    妊婦さんを出産させるには、妖精さんの力が使えず、プチモニとARによって補助してもらい出産する。

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    2013年05月09日
  • 人類は衰退しました8

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    ネタはARで、楽な道ではなく現実を生きることにまとまってて良かったです。そこに使った出産という話が拡張される日現実と現実の橋渡しになってるような印象をうけました。

    最近一冊一話で、前振りが長く広くなり、一気に収束するパターンです。
    ちょっと読むのにパワーがいるかもしれません。

    妖精さんの飛んでもぱわー、も抑制しているのもオチへの展開が素敵でした。

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    2013年05月06日
  • 人類は衰退しました8

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    ネタバレ

    はじめてでしたっけ、まるまる一巻のお話は。
    話といたしましては、前回大暴れしたしたプチモニのために
    里を復興させなくてはいけないんだけどーといったところ。
    住むところがあって、食べ物もあって……。
    堕落状態に陥るのもシカタナイネ。
    物語の最後、赤ん坊のところですが王道で読めるものでしたがいいですね。
    大丈夫だから出ておいでと、声をかけるのは安心感あります。

    ホログラムと夢の融合という発想は思いつきませんでしたね。
    確かに似たようなイメージはあったりなかったりします。
    そして妖精さんは相変わらずチートすぎる。
    夢で作ったものを現実に持ってこれるとはね。
    探しても見つからないし、なくならないわけ

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    2013年05月01日
  • 人類は衰退しました2

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    ネタバレ

    ループものという既にバリエーションが出尽くした題材なのに、オリジナリティのある展開になっているのは素晴らしいと思います。これも妖精さんパワー?
    あとセクハラ耐性がなさそうなわたしさんなので、どれだけの精神ダメージを負ったのか心配されます。

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    2013年04月28日
  • AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~

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    自分も中学生の頃は、いつかはかめはめ波を撃てると思ってたし、武空術もその気になればできるんじゃね?とか思ってた。
    いつか魔界だかなんだかの扉が開いて、魔力に目覚めた自分はその物語の主人公になる日が来るのでは‥、と愚かな妄想も膨らませていた。
    自分はきっと別世界の 不思議 と関われるんじゃないか、、そんな中二病をこじらせた人たちの青春物語。
    痛い、あまりにも痛い、でもそれが笑える、痛悲喜劇。

    ヒエラルキーが確実に存在する学校生活では、多分みんなそれぞれの闘いがある、
    勉強、部活、ケンカ、恋愛、いじめetc‥

    タイトルの下にある~魔竜院光牙最後の闘い~という超絶にダサい副題。
    そこにある闘いと

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    2013年04月26日
  • 人類は衰退しました7

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    ネタバレ

    評価:☆4.5

    愉快な妖精さんたちと絶賛衰退中の人類の物語第7弾。
    今回は、
    ・妖精さんたちの、ちいさながっこう
    ・人類流の、さえたやりかた
    の2本立て。

    前者はモンスターペアレントなどを題材にしたシニカルな物語。
    3人のオリジナリティ溢れる性格(PTA推奨語)の生徒に振り回されたり、開き直って振り回したりするわたしちゃんが可笑しかった。

    「現実」から逃げ、悲痛な叫びを上げる生徒の姿には鳥肌が立った。
    何よりも過酷なのは、人間になること。そうかもしれない。
    でもその過酷さがあるからこそ楽しいことを楽しいと感じられるんじゃないかなと思ったり。

    過去にいろいろあったわたしちゃんならではの現

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    2013年04月17日
  • 人類は衰退しました8

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    前巻の事件のせいで壊れたくすのきの里を復興(?)使用とする話
    ARの話がメイン。
    わたしちゃんの腹黒キャラが相変わらずいい味だしてます

    Kなんて前からいたっけ?

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    2013年04月16日
  • 人類は衰退しました7

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    今回は2つのエピソード。
    主人公の「わたし」はあいかわらずの絶好調。
    このシリーズを読み続けているのは、彼女の考え方に魅かれている部分が多い。
    妖精さんのマイウェイも大好きだが…。

    次も是非続いてほしい。

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    2013年04月01日