田中ロミオのレビュー一覧

  • 人類は衰退しました5

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    『人類は衰退しました』第5巻。

    『妖精さんの、ひみつのおちゃかい』
    "わたし"が調停官として赴任する前、人類最後の教育機関である<学舎>で過ごした日々を描いたお話。心を閉ざしていた"わたし"が、どのような経験を経て今の"わたし"となったかを知ることが出来るエピソード。「"わたし"の心の成長物語」、そこには妖精さんの存在があり―――。

    『妖精さんたちの、いちにちいちじかん』
    「現実世界がゲームの世界に!?」表示されるステータス画面にコンフィグメニュー、ひとり増えてしまいそうな味わいの"しいたけ"

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    2023年12月17日
  • 人類は衰退しました4

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    『人類は衰退しました』第4巻。

    『妖精さんの、ひみつのこうじょう』
    微妙な物資不足・食糧難なクスノキの里に出回る謎の品々。それらにラベリングされているのは「カタツムリに乗った小人のシルエット」―――「妖精社」の印。ほぼ間違いなく妖精さんの仕業ということで、調停官である"わたし"たちは、「妖精社」の工場視察へ―――。

    『妖精さんの、ひょうりゅうせいかつ』
    "わたし"が調停官としてクスノキの里へ赴任してから数か月で、クスノキの里が「妖精密度世界一」となったとの報告が上がってくる。過密状態を解消するため、調停所所長である祖父の命により、亡命希望(?)の妖精

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    2023年10月01日
  • 人類は衰退しました3

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    『人類は衰退しました』第3巻。

    『妖精さんの、おさとがえり』
    国連の事業で、失われた人類文明の様々な記録を大容量記憶装置を内蔵したモニュメントに残す「ヒト・モニュメント計画」。その情報発掘拠点として、周辺に都市遺跡が多く遺っているクスノキの里が選ばれる。調査のために静止軌道上からの電力供給を受けることとなり、お祭り騒ぎのクスノキの里。"わたし"もお祭りの準備等で大忙し。そんな中、妖精さんらが「お別れ」を告げにやって来る。妖精さんは電磁波を苦手としているとのこと。突然の「お別れ」にどうすることも出来ない"わたし"。そうする内に都市遺跡での調査が始まり――

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    2023年09月17日
  • 人類は衰退しました9

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    最終巻。
    遭難したお祖父さんを救出するために月まで行っちゃう話。

    初めの方で一瞬だけ宇宙に行った展開ってなかったっけ?
    (すぐに戻りましたが)

    妖精さんの歴史は読んでて楽しかったです。
    そうですよね、昔から今みたいに自由自在じゃないですよね。

    シリーズは全体的に緩く、それでも最後は少し締めて楽しく読めました。

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    2022年05月03日
  • 人類は衰退しました8

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    里の復興と夢逃避。

    音信不通となる祖父と押し寄せる仕事。
    そりゃ現実は楽しいことばかりではないので夢世界へ逃避したくもなります。
    ただ主人公は夢に浸かるわけではなくしっかり向き合っているのがすごいなと。


    そういえば拡張現実って時々話題にはなるけど使われないですね。

    不穏な終わり方で次がラスト。

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    2022年04月28日
  • 人類は衰退しました7

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    問題児の先生と里の崩壊。

    [ちいさながっこう]
    モンペもモンチも恐ろしい。
    人類はもともと超能力的力を持っていたけども、歳を得て人間になるに従ってその力を失っていくということかな?
    家庭問題も「わたし」らしい〆方で終わってよかった。


    [さえたやりかた]
    騙されたー。
    命令口調だったのは機械語で会話していたからということなのね。
    理解すれば納得です。

    これにてヒト・モニュメント計画は完了?

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    2022年04月28日
  • 人類は衰退しました5

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    学舎時代の過去編と、世界のドット化現象。
    突然ストパーになったのは過去編だからだと思ったら、絵師が違うのですね。

    [ひみつのおちゃかい]
    大切な過去編で妖精さん成分は薄め。
    というか、関わり具合がいまいちよくわかりませんでした。。。

    親友となったYは今後も出てくる気がします。

    [いちにいちいじかん]
    ドット化して、家が消えるなど童話災害が発生した話。
    ワンパク質は面白い命名で。
    妖精さんの描画レベルは上げちゃだめです。見れたものではありません。。。

    残機が99あるのは今後何かに役立つのかね?

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    2022年04月15日
  • やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。アンソロジー 3 結衣side

    購入済み

    3巻読みました。

    三浦さんは縦巻きローじゃなくてゆるふわウェーブなんですけどー?結衣視点だったらそう書かなきゃ。違和感がすごい。

    #ほのぼの

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    2022年09月29日
  • 人類は衰退しました1

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    ネタバレ

    audibleで再読 シリーズのラストを知ったうえで改めて読むと、違った視点で楽しく読める。妖精さんの可愛らしさとブラックジョークの掛け合いのテンポが良い。

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    2021年10月08日
  • 人類は衰退しました 平常運転

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    シリーズ番外編で、短編集です。

    時雨沢恵一の「キノの旅」シリーズを思わせるように、主人公の少女が調停官としてさまざまな村を訪れ、妖精にまつわる謎を解き明かしていくというストーリーが多くなっています。「キノの旅」も比較的ブラック・ユーモアが利いた作風でしたが、本書はそこまで批評性は見られず、純粋なパロディといった感じで単純にたのしめる内容だと感じました。

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    2021年07月02日
  • 人類は衰退しました9

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    シリーズ最終巻。

    月旅行プロジェクトに参加したおじいさんが地球に帰還できなくなってしまい、主人公の少女はおじいさんの救出に向かうことを決意します。そんな彼女に妖精からフリー・パスが手わたされ、それによって彼女は、かつて栄えていた人間たちによる文明の歴史をかいま見ることになります。その後、Yたちの反対を振り切って少女は月へと旅立ち、おじいさんのもとにたどり着きます。

    最後におじいさんから出された「宿題」にかんしても、どこかに伏線が用意されていたのでしょうか。もう一度最初から読みなおしてみたいという気持ちもありますが、全体を通して細かいネタが少々肌にあわない感じがあったので、しばらくは再読の機

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    2021年07月02日
  • 人類は衰退しました8

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    今回は、人口流出に悩むクスノキの里に拡張現実の技術がもたらされ、妖精たちのつくり出した万能睡眠薬とあいまって、人びとを不思議な体験に巻き込んでいくことになります。

    主人公の少女たちの努力の甲斐があって、けっきょくクスノキの里の人びとは現実世界への帰還を果たすことになるのですが、説教臭さを感じさせずネタに徹しているところが、個人的には気に入っています。

    そしておじいさんの運命はどうなるのか、次の最終巻の展開が気になります。

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    2021年07月01日
  • 人類は衰退しました7

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    「妖精さんたちの、ちいさながっこう」は、主人公の少女がクスノキの里の住人たちの要請を受けて学校の先生をすることになります。彼女は、三人の生徒たちのわがままと、その親たちの理不尽な要求に苦しめられます。

    「人類流の、さえたやりかた」は、「わたし」が記憶をうしなってしまったところからスタートします。何者かが彼女のゆくえをさがしますが、その追跡を振り切り、彼女は物語の真実にたどり着きます。

    妖精の不思議な力によって予定調和的に問題の解決にいたるふわふわした話もおもしろいのですが、今回はきっちりとした設定にもとづいて種々のネタが展開されています。その意味では、サブカルチャー的な批評性が強く感じられ

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    2021年07月01日
  • やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。アンソロジー 3 結衣side

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    他のアンソロジーの作品を見ても思うのだが、書き手によってクオリティにほんと差が出るな。

    1番いいなと思ったのはどうしても、由比ヶ浜結衣は麺を食べたいだ。キャラクターの特徴をしっかりと押さえつつ、特に由比ヶ浜の魅力、かわいさをしっかり描けているように思えた。挿絵も1番いいと思った。

    あと、渡航の短編ももちろんよかったが、雪乃のお父さんも由比ヶ浜のお父さんも尻に敷かれてる感が滲み出てるな。作者の性格がよく表れているように思う。作中に登場しない比企谷、雪の下、由比ヶ浜の父親が登場したのはよかった。

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    2020年05月09日
  • やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。アンソロジー 2 オンパレード

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    今作では葉山にスポットが当たることが多かったように思う。オリジナルでの葉山は完璧の裏にひっそりと影の部分が描かれている感じだったが、今作は葉山の闇の部分が強調されていたと思う。だがそれがいいと思った。特に未来を描いた話は、比企谷と葉山の歪んだ友情を描いていて面白いと思った。色々な意味で全く対照的で、でもどこか似ている側面もある二人がこのような関係性に落ち着くってのは納得がいくし面白いなと思った。高校時代からハヤハチに目をつけてた海老名さんは意外と目敏いのかもと思ったり…

    雪乃sideもそうだが、未来の話を描くってのは俺好みなのかも。どちらも楽しく読めた。

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    2020年04月29日
  • 人類は衰退しました

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    原作の方は報告書を除いて「わたし」の一人称叙述なので
    画化のほうほうにもよるであろうけれども
    見えている風景がいろいろひとそれぞれであることなと思うところ

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    2018年12月08日
  • 人類は衰退しました ようせい、しますか? 1

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    もうひとつのマンガ化作品も比較に買ってみた
    なるほど
    解釈の幅が面白い
    ただどちらも原作と同じくらいあるいは別の種だが同じくらいに面白い
    とはいかないようで
    そこがなぜなのかは
    どういうように言葉で表現するかは難しい

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    2018年12月08日
  • 灼熱の小早川さん

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    トップレベルの学校に入ったものの、クラスはすごかった。

    自由、とは言いひびきですが、本当の自由とは
    こんな縛られた中の自由、ではありません。
    やりたい事だけを! というのに引っ張られて
    数の暴力で押し付けたクラスメイト。
    本当にトップの学校? と聞きたくなるくらい
    その後の事を考えていません。
    流れに乗っかるのもいいですが、それを考えないと
    小学生よりも劣る選択です。

    しかも主人公をスパイに送り込んだのはいいものの
    誰も協力しないし、文句だけを言う状態。
    うわぁ面倒なやつらどもめ、なクラスメイト。
    そりゃ頼っても仕方がない、と思えます。
    むしろ、こいつらに仕事渡したら…という考えに
    一票入

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    2018年06月20日
  • 犬と魔法のファンタジー

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    主人公は、今日も今日とて就職活動に精をだす。

    日本とファンタジーが混合したような生活の中
    必死に就職活動をするけれど…な状態。
    その横では、サークルに入り浸るお姫様女が
    僕といたり、新しいエルフが入ってきて駄目になったり。

    就職活動という、もっとも心折れる現実と
    あてはないけれど心躍る冒険者。
    平穏に、確実に、と思う現代人にとって
    冒険者は確かに難問です。
    というよりも、不安定すぎるわ、体力がいるわ。
    読んでいて、かなり心折れそうな内容でした。
    切実すぎて、辛すぎて。
    社会の縮小図を見ている感じでしたし。
    女の子とか、男の方とか、主催者の言動とか。

    今まさに就職活動を! という人は
    読ま

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    2018年01月30日
  • 人類は衰退しました6

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    皮肉たっぷりの同人誌(同類誌)編と鳥人間コンテスト編。オチはふだんなら納得いかないけど、妖精さんだからまぁいいかな、と

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    2017年10月19日