カズアキのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
裏社会の一族、デ・コスタ家。花嫁候補であるロザベラは、いまや組織の仕事を任されるようになり日々奮闘していた。そんな中、市長選を巡る攻防に従兄のダリオが巻き込まれ、行方が分からなくなってしまう。
3巻おもしろかったー!
前巻までは正直ロザベラの成長に頭がついていけなくて、違和感があったのですが、この巻ではすっきり受け止められました。むしろロザベラにしびれました。
ノアやエミリオの人間らしい一面が見られて、親近感もわきましたし、強敵あらわる!でストーリーも加速してきました。
それにしても、挿し絵のロージーのファッションがかわいくて、見ているのが楽しい。カジノでの笑みが最高にしびれました。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ時間商人は不老不死を売る。
代償は当人のその後の人生の寿命を十年、もしくは莫大な金(稀に小額)。あと、別の誰かが二十年の寿命を提供することでも成立する。不老不死の間は怪我や病や老いと無縁でいられる。
今回の主軸は連続殺人事件。
数年前に二巻を読んでから久し振りに三巻を読みました。そしてこの作者が読み手を騙すことが巧い作家さんだということを忘れていたため、オムニバス形式の最初の話のラストで「あ、そうだった」と思わず呟いてしまった。その後は次は引っ掛からないぞ、と思いながら読み進めたものの、滑らかで癖のない文体にいつのまにか警戒心を解かれていました。
物語の最後にも「そっちもか!」と驚かされ、 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ吉原ものはだいたいメインは花魁だったりするんですけど、弥太郎っていう妓有がメインになってました。
白髪赤眼の美貌の青年弥太郎は、死んだ人間が見えるということで、彼の元に怪しげな仏像が届けられ、その仏像のそばにいる死んだ遊女について調べるうちに殺人事件が起きて・・・って感じで、あまりルルル文庫には見かけない感じのお話でしたけど、後半誰が犯人?って感じで、結構楽しめました。
弥太郎はあんまり好きなキャラじゃなかったですけど、夜菊がかわいいです。過去のトラウマで、我を忘れて暴力をふるっていた末葉を止められなかった自分を悔いて、末葉のために慣れない手でにぎりめしを作ってあげ、それを知って、涙する末