カズアキのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ヘルメットに芋虫に拷問具…カフカがモチーフなだけあって、そこで起こる事件も真相もシュールで不条理。
怪物率の様などこかファンタジーめいてる訳じゃなくて現代の高校生達のはずなのに主人公楓とヒロイン風香のキャラクターもどこか浮世離れしていて、それがまた世界観のシュールさに拍車をかけている。
楓は中学時代の内に恋愛に飽いて天然を詐称している様だけど、意外とリアルに天然で奥手で、でもそこがいい。
読み終わる頃には章間に挟まれる断章のせいで、カフカに火夫禍の当て字の幻が…。
某公園で初々しさを醸し出してる大人のカップルはいつも蚊に噛まれまくっているんだろうか、なんて余計な心配をしてしまった。 -
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Posted by ブクログ
あちらこちらの公園から、片目がえぐられた死体が。
これは、宣戦布告なのだろうか?
彼女の学校生活がちらりと垣間見れますが
プライドの高い、面倒そうな男が一人。
あちらでは、10年ぶりの幼馴染との再会。
再会した理由があれですし、近所の人の証言から
もしかしなくてもあっち? というのが。
ただ死体とは関係がなさそうだ、と思ったら
そっちか!? と突っ込みたくなる今回の相手。
前回、今回、そしてこちらの悪魔。
てっきりすべてこちらデザインかと思ったら
あちらデザインも。
いや外見よりも、問題は語尾です。
それ付けるのか! という驚きの方が勝ってます…w -
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購入済み
うんまあ安定の
朝丘さんって感じ。もうちょいこぉ地味にシクシク泣けるのを期待しましたがトラウマありのED持ちだとか同性愛の葛藤について突っ込んでるわりに後ろ暗さがないとゆーか案外あっさりとハッピーに終わりました。志生のキャラのせいかな、全くもって不可解なほどノホホンとしてて躊躇なく同性の先輩と付き合えて、元々素質あったって思う方が自然か。パンチはないですが安心して気持ちを温めるにはいいお話でした。
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Posted by ブクログ
初めてやってきた場所で、突如として喧嘩を売られた。
どうやらそれは。父親そっくりな顔のせいらしい。
父親の仇を探しているのに、父親を敵にしている人達が
わんさかやってくるという状態。
こうなってくると、当然父親は何してた!? と
考えます。
むしろ考えなかったら、かなりののんき者。
敵か味方か分からない2名との出会いに
わけも分からず巻き込まれる戦い。
もちろん死にたくはないですが、この状態でこの選択。
むしろ1択しかない気がします。
半分から後ろほぼ戦いで、どうするのかどうなるのか。
何せ主人公と同じで、どういう力かさえ
分かりませんから、はらはらしっぱなし。
…な、状態で最後まで読 -
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Posted by ブクログ
シリーズ3巻目で最終巻。えっ?!もう完結なの?という感じで若干駆け足で物事が進んでいった印象でした。最終巻はまるまる一冊学園もの。神王国から帰ってきて以来、イヴリーンの身の周りとリュクシオルの左目には異変が起こっていた。そんな矢先に突然現れた神王にイヴリーンが誘拐され、リュクシオルや仲間たち、そしてひばりが彼女を助けに行く、という流れ。前半は学園祭?後半が誘拐救出劇という感じ。個性的なキャラクターが魅力な本作品。ツッコミ所や惜しい所もありますが一気に駆け抜けて勢いで読めたシリーズでした。リュクシオルの諦めない姿勢に勇気をもらいました(笑)報われて良かったね。王子2人は気の毒でしたがww
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Posted by ブクログ
ネタバレ襲い受け
攻め:出版社営業・塩崎哲也
受け:子供番組MC・鳥城裕馬
子供番組のMCをしている裕馬は、しかしその番組だけにしか出演していないそんなに有名じゃない芸能人。学生時代のモデルのバイトからそのまま事務所に所属していたが子供が大好きなので短い番組でもやり甲斐はあった。
ある日情報収集のために寄った本屋で推しの弱い営業マンを見かける。彼は裕馬が誰かを知らないのに、児童コーナーで子供達から注目を浴びていた裕馬に自社の児童書をお書店に置いて貰うためのアドバイスが欲しいと言ってきた。児童書に携わっている割には子供のことを知らないらしい塩崎に裕馬はまずは自分が誰なのか調べてからという条件を出し塩