あらすじ
歌で自然を操り魔物から人々を護る“楽師(カンタンテ)”。中でもエルネスティーヌは誉れ高き<歌姫>として君臨していた。しかしある日、魔物に歌声を奪われた上に反逆の疑いをかけられてしまった彼女は、事件解決まで聖フィデール楽院に身を隠すことに! なのに、超堅物優等生のオリヴィエに「音痴は今すぐ退楽しろ」と脅されて――!? 不協和音が奇跡を起こす? 第15回えんため大賞特別賞受賞作登場!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
歌声に不思議な力が宿り、その力で自然を操り人々を護る「楽師(カンタンテ)」。その中で「歌姫(ディーヴァ)」として人々から敬われ慕われているエルネスティーヌ。しかし、ある時王宮に出現したラー・シャイと呼ばれる魔物に歌声を奪われてしまう。その上、王家に仇なす反逆者の疑いをかけられたエルネスティーヌは事件が解決するまで聖フィデール楽院にイヴリーンという名前で生徒として身を隠すことになる。学院での編入試験で歌姫としての美声を披露した所、紡がれた歌声は酷い不協和音だった。クラスメイトのオリヴィエには「音痴はさっさと退学しろ!」とまで言われてしまい・・・。
えんため大賞特別賞受賞作。
設定が面白そうだったので購入。話も良かったです。キャラクターも様々な個性溢れる面々が揃ってて笑いとシリアスな部分と胸キュンな部分も上手いこと揃ってて読んでいて飽きませんでした。主人公イヴリーンの性格が読む前はどうかな?と思ってましたが、大丈夫でした(笑)外見はあんなに麗しいのに、口を開けば上から目線で何だか残念な彼女ですが、本当は真面目で努力家、人一倍頑張り屋のさびしがり屋なのでしょう。そんなイヴリーンのことをありのまま受け入れたオリヴィエや学院の仲間たちと共に今後どう過ごしていくのか続きを読みたいなと思いました。ひばりとの関係も良かったな。
この巻で物語は完結していますが、ツンデレたイヴリーンと色んな意味で手の速い(笑)オリヴィエとの関係が今後どうなるのか気になるので是非続編を読んでみたいです。