嶽本野ばらのレビュー一覧

  • 小説 サリシノハラ/47

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    原曲未聴だったけど嶽本野ばらさんがボカロ曲をもとにして書いているのが興味深くて読んだ。
    アイドルに全く興味がなくても読んでみて面白く感じられたのは、やはり野ばらさんの筆力か。予想の斜め上の展開で、お決まりの終わりにならなかったのも良かった。

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    2018年02月25日
  • カフェー小品集

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    実際に行ってみたくなるカフェがたくさん描かれています。どのカフェもどことなく停滞している雰囲気で、懐かしい感じがしました。

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    2016年09月07日
  • それいぬ 正しい乙女になるために

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    乙女のバイブルの名に間違いなし。
    甘いだけの乙女節とも、労働本位でも、下世話でもない、激辛でひたすら理想を追い求める意思を数頁で次々と次々と繰り出す著者を他に知らない。

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    2015年07月19日
  • 十四歳の遠距離恋愛

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    嶽本野ばら氏の本を初めて読んだ。
    なんとなく気になる作家ではあったものの、読む機会がなかった。
    そして、今回この本を手に取ったのは読んでみたかったからとか、特に理由があったわけでもない。
    強いて言えば、タイトルと表紙の雰囲気が気になったから、というところか。
    裏表紙のあらすじすら読まずに読み始めたので、読みながら、「この2人は同世代だ」と思い、実際、最後に同級生だったことがわかった。

    中学生だからこその真っ直ぐさ、純粋さが気取るわけでもなく、ありのままに感じられるくらいに描き出されていて、あまりの甘酸っぱさに少し笑ってしまった。

    中学時代にこんな甘酸っぱい恋愛をしてはいなかったけれど、2000年を同じ中学生として過ごした身として共感できる部分もあった。

    名古屋に行ったこともないのに、仲葦さんと藤森君が歩いている場所を近くに見たような気持ちになった。

    この瑞々しさ…。
    素敵な青春小説に出会えて良かった。

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    2015年06月27日
  • 鱗姫

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    【お嬢様の語るトラウマ的物語!】
    エログロな悪夢にうなされるような内容ながら、なかなか面白かった。やはりあのお嬢様語りが癖になる。

    京都らしさは全体にもっと漂わせてほしかった。でも黎子叔母様はすぐ居なくなるし、罪深いし、色々疑問点がある人物。お兄様、琳太郎さんがいつでもカッコいい。
    改めて野ばらさんすごいです

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    2015年05月09日
  • カフェー小品集

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    痛々しいくらいに共感できたものが幾つかありました。
    野ばら先生怖いです、、、。
    名曲喫茶行ってみたいです。

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    2015年04月11日
  • それいぬ 正しい乙女になるために

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    ネタバレ

    【本の内容】
    “乙女の聖書”として語り継がれた伝説のエッセイが遂に文庫化。

    乙女はみんな根性ワル、お食事より悪口が好き、ゴージャスで貴族で孤独であれ、真のロリータとは?

    リボン・フリルのブラウス・Vivianne Westwood…野ばらのエレメントがちりばめられた乙女論は、ロマンチックでお上品でクラシカルで意地悪!

    正しい乙女になるための必修科目。

    [ 目次 ]
    お友達なんていらないっ
    春の日には、菜の花畑
    プラネタリウムと模造少女
    前略乙女の君に
    時を駆ける宇野重吉
    私の彼はミスター・スポック
    J・コーネル展に寄せて
    一九九三年ロボコンの旅
    皇室礼讃
    乙女と性欲〔ほか〕

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

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    2014年11月22日
  • スリーピング・ピル 幻想小品集

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    久しぶりの野ばらちゃん。
    短篇それぞれに何かしらの偏愛アイテムが潜んでいる。
    ゴシック、ロリータ要素は薄め。耽美なお話は多い。

    表題作である『Sleeping Pill』は睡眠導入剤に魅入られた主人公が、オリジナルでブレンドした薬で毎夜眠りにつく。
    敬体と常体が入り乱れる文章はルールから反しているけれど、夢のように曖昧で揺れ動く物語の空気にマッチしていた。
    短い中で物語も巧みである。

    『Somnolency』
    眠り病の薬を研究する異端の医者の元に女が訪ねてくる。

    『Double Dare』
    ゴシックロリータ好きの主人公が登場するホラーテイストミステリ。
    お洋服が取り上げられるのはこの話だけ。

    『Pierce』
    両耳に40個のピアスをあけている女の子が運命の相手と出会う話。
    読んでいて痛い。

    『Pearl Parable』
    この辺りから耽美色が濃くなる。
    クレオパトラが真珠に溶かした酒を飲んだというエピソードを下敷きにした掌編。

    『Religion』
    悪魔崇拝をテーマにした常識を超越した愛を描いた話である。綺麗にまとめたらそうだがかなりエログロ。
    そう感じる読者を投影する人物を最後に持ってきたのが毒が効いていていい。
    ただエログロ。

    『Chocolate Catana』
    娘に向精神薬を混ぜたチョコレートを食べさせ続ける変態的な父親の話。
    読者が主人公の変態ぶりを哲学に昇華できるかが鍵。

    『Notsubo』
    野ばらちゃんにしては珍しいタイプの話。
    ロリータでも耽美でもない。軽いテイストのホラー。

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    2014年04月29日
  • 十四歳の遠距離恋愛

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    中学生のがむしゃれでまっすぐな恋。子供だけど少しの大人で、ここまで熱くなれるのか!という感じ。そしてこの世代の恋愛小説にはめずらしくきちんと現実にむきあっている。野ばらさんならではのロリータに憧れる主人公が頑張っておしゃれを楽しもうとする姿もみてるこちらが胸を締め付けられる。恋をしてない同世代としては憧れも共感もふくめ良い作品でした。

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    2014年04月13日
  • ミシン2/カサコ

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    ネタバレ

    デビュー作に収録されたミシンの続編。私は結局ミシンを殺せなかった。病院でミシンから新しい名、蝙蝠傘子を賜る。龍之介が生前遺してくれた曲があるのでバンド活動には困らないものの、ミシンはあるファンの死をきっかけに気落ちしてしまう。傘子はそれを励ますがミシンは上手くいかず。ミシンがファンの事を真摯に想っている事が胸を打った。

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    2013年11月03日
  • 十四歳の遠距離恋愛

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    まだまだアルバイトも出来なくて、お小遣いも交通費には足りなくて・・・


    もう子供じゃないけど、大人にもなれない、そんなもどかしい年齢の遠距離恋愛。


    「もどかしい!!」って気持ちと「あ~、あるある」っていう気持ちが交互に出てくる。


    中学時代に戻ったような気持ちで読み進めちゃいました♬


    きゅんきゅんしたい人におすすめ(^∇^)

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    2013年08月20日
  • 恋愛の国のアリス プチ・エディション

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    野ばらちゃんの恋愛エッセイ。前半は大変読みやすい。後書きにも書いてある通り、矛盾したこともたくさん書いてあるけれど、その矛盾も納得できる感じ(そういう矛盾こそが恋なのだろうなぁ)
    後半は乙女感満載の、ポエミーな感じの文章。この「ねぇ、君」みたいな文体に、過剰に陶酔した時代、過剰に嫌悪した時代を経て、冷静に読めるようになったのは、いいことです。

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    2013年08月06日
  • 下妻物語・完 ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件

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    ネタバレ

    下妻物語は映画化しましたが、それの続編かつ完結
    ま、まだ続けることもできそうな感じではあるけどね

    今回は殺人事件もありでミステリの要素もアリ
    トリックはなんとなく「もしかしてアレか?!」と思わないでもない
    そのトリックを使う必然性とかがまたなんとも面白い

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    2013年07月19日
  • 十四歳の遠距離恋愛

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    かつて著者嶽本野ばらは『下妻物語』の中で、ロリータファッションのことを"生き様"と書いた(若干曖昧)
    本作『14歳の遠距離恋愛』では、東京にいる恋人に会いたいがために、その生き様であるロリータな洋服を、コメ兵に売ろうとするシーンがある。好きな人のために"生き様"さえも売り払ってしまおうとする姿に打ち震えた。

    野ばら氏、恋愛小説書けるんじゃん!!

    十八きっぷで東京に行くときの、駅の名前の羅列は、すごく効いていると思う。
    たぶん、メゾン名をほぼ略さないスタンスに近い意志なのだろう。

    久しぶりにきゅんとした。

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    2013年06月25日
  • ロリヰタ。

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    一方はロリータファッション愛好の小説家、もう一方はロリータをしながら自作の羽を売る女子高生…が主役というまさにロリータづくしの二作品。

    『ロリヰタ』は作者がモデルの実話なのではと物議を醸した話。
    わたしは『ハネ』のほうが好きだったけど二作に共通しているのは『伝わらない、けれど突き通す』ということだと思う。
    誤解や偏見、手のひらを返す世間。理不尽な糾弾。
    言葉を違う意味でとられ、経緯や想いは無視される。
    作者自身が経験してきた想いが詰まった作品。

    人を間接的な情報だけで判断しないこと、誰にもそれぞれの想いが存在することを忘れないことが大切だと思った。

    突き通せるほど強い想いを持てるのはそれだけですごいことだと思う。

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    2013年03月02日
  • ハピネス

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    ☆4
    「私ね、あと1週間で死んじゃうの」というセリフから始まる本小説。彼女は残されたわずかな時間を自分らしく生きるため、innocent worldのお洋服で身を固め、ロリータさんとなったのでした。
    ほんとにわがまま言っていいんだったら、こういう風に死ぬのもありかなぁ。なんか幸せそうだなぁ。と思った。

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    2013年02月15日
  • ハピネス

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    嶽本野ばらさんの本というのは、「いかにも」というような少女、乙女的シチュエーション・センスで描かれていることもさることながら、緻密な、ロリータに関する考察、そして芸術に対する深い信仰、そしてそれらを全く以って穢す(否定する)ような性描写にあると思います。
    そんな話が成り立つのか、と言われそうですが、誰も仰るように彼の描くセックスに穢れたところが感じられないのです。セックスは愛する者どうしが結合する、必然にして当然で生まれた結果――それが彼の描く世界の成り立つ所以だと僕は思います。
    彼のファンに女性が多いのはロリータ服のブランドの名前が沢山出てくるからではなく、共感させられる面が多いからなのだと理解するのは、男の僕にも易いことです。
    最後に、(単行本の方は分かりませんが)解説の立川談四楼氏の「三年目」の引用が、この本に出てくるロリータブランドのことは(自分でもどうなのかと思いますが)すべて知っていても、落語に明るくない僕に「ほぉ」と言わせる内容であったことを付記します。
    解説の人がまともで良かったと安心もしてしまいました。

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    2012年10月16日
  • 下妻物語・完 ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件

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    作品のテンポなどは前作と変わらず、桃子とイチゴの掛け合いも最高に楽しいです。
    完結なんてもったいないなぁ~。

    ただ、なんで殺人事件なんだろう??(笑)
    まぁ、楽しかったんでいいんですけど。

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    2012年06月27日
  • それいぬ 正しい乙女になるために

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    今思い返せば恥ずかしいですが、高校生の時分、この本は私のバイブルでした。
    あの時代にしかない不安定な自我、突出した過剰意識、ナルシシスティックな被害者意識に、無意味にがっちりとそびえ立つ選民思想。そういったものを否定することなく、ひとりぼっちにさせるでなく、かと言ってあまりに過激な方向に走らせることなく、「乙女」というキーワードで胸をきゅんきゅん言わせられる女子たちの心を鷲掴みにする文体に内容。
    正直に言えば、今これを読んでもにやにやすることはあれ、激しく頷くようなことはないのだけれど、でも、嶽本野ばらのこの本は、あの時代の私には必要だったんじゃないかと。
    トム・ソーヤーも十五少年漂流記もゲッターロボもひとりで冒険が出来ない。でも、女の子はそんなにやわじゃない。乙女は気高く孤高なもの。こんな言葉に、たくさん勇気をもらった気がします。
    中学生女子で、学校生活に怯えている方はぜひ。

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    2012年05月14日
  • ハピネス

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    若い恋人たちの唐突なお別れ。野ばらさんお得意のパターンだな。

    ロリータファッションの描写も安定してはる。死によって引き裂かれる恋人たち…くどいけど切ない。著者近影がちょびっと石田いっせいに似てるのは奇跡の一枚なのかしらん。遺書、も読んだけどこの方はエッセイより小説の方が良い世界観だなー。

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    2012年06月26日