【感想・ネタバレ】デウスの棄て児のレビュー

あらすじ

不義の子、天草四郎――野ばら流歴史小説!

ポルトガルへ売られた美しい母親と、妻子がある男の間に生まれた天草四郎。母親譲りの美貌を持つ四郎には、不思議な超能力が備わっていたが、不義の子として虐げられ、父親からも「悪魔の子」と恐れられる日々。神に弄ばれ、棄てられ、絶望した四郎は、神を見限り、神への憎しみを原動力に生き始める。やがて母親と日本にやってきた四郎は、その美貌と特殊な能力により、隠れ切支丹たちから神の遣いだと崇められることになるが……。 キリシタン・3万7千人殉教の悲劇を、神をも恐れぬ大胆な解釈で描いた衝撃作の電子化。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

四郎=hydeだと思ry
それでなくても色々考えさせられました。
宗教って何なんでしょうね。な事を丁度少し思ってた時だったので、二度三度読み返す内何度も感銘を受けました。
最後の締め方も好きです。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

面白かった!
悪魔の子として描かれる天草四郎の生き様は、史実とどう違うのかは私にはわからないけれど、神の御子として妄信的に民から崇拝される天草四郎よりもずっと魅力的なんだろうと感じました。

0
2025年07月05日

Posted by ブクログ

再読でもまたこの熱量に圧倒されました。
かつてない天草四郎像だろうけど、好きです。神に反逆する者。
信仰をもつ者を全て破壊するという想いだけで生きてきたけど、最期は孤独ではなかったのに涙。
「戦うことを放棄した者に、勝利などもたらされる訳がない」…歴史小説でも、野ばらさんだ、と思いました。
戦うこと。孤独かと思っていても、共に生きられる人を見付ける。
山田右衛門作もよかった。ユダか。。

0
2020年05月02日

Posted by ブクログ

面白くないわけではないけれど。
「小説」として読ませるにはずい分と弱い気がした。
作者の思い入ればかりが書き連ねてあるような。

それほど長いとも思えない内容なのに、妙に読むのに時間がかかった。

が、四郎の悲しさ、そして救われた過程は沁みた。
さりげない腐臭もGJ。

宗教という存在を考える時、このくらいの疑問は誰しも抱くもの。
「神はなぜ、こんなにも酷薄なのか」
その問いに、もっとガッツリ食い込んで、読者を巻き込んで答えを抉り出して欲しかった。

0
2012年06月02日

Posted by ブクログ

野ばらちゃんの小説の中ではこれが好き
何が悪で何が正義なのか
真っ先にお前を殺しに行くという、天草四郎

0
2010年04月13日

Posted by ブクログ

中三のときのあの感動はいずこへ…苦笑
わたしが成長したということにしようか。確かに、恰好いい!と思う箇所はあったけれど、同じくらい、え?と思う箇所もあったり。
文庫化で懐かしくて買ったけれど、再読って恐ろしい。

0
2013年03月01日

「歴史・時代」ランキング