ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
2pt
発売当時、数多くの読者に衝撃的な感動をもたらし、のちの全嶽本野ばら作品の原点となったベストセラー処女小説集、待望の文庫版! 孤独な青年雑貨店主と、心に病をもつ少女――Vivienne Westwoodの洋服を愛する二人が運命的に出会い、はかない逃避行に旅立つ名作「世界の終わりという名の雑貨店」、そして、MILKの洋服を華麗に着こなすカリスマ・ヴォーカリスト、ミシンに恋する少女の「乙女」としての生きざまを強烈に描いた表題作「ミシン」を収録。
ブラウザ試し読み
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
ファム・ファタールぽい女の子が出てくる話大好きなのでどっちも刺さりました。特にミシンが好きだった 嶽本野ばらさんが好きなファッションや可愛い物を文章に書くと、その物がより一層魅力的に感じるから凄いなって思う。これを読んで私もヴィヴィアン欲しいなと思った。 気品の中にほんの少し毒っ気のある文章が本当に...続きを読む癖になるな〜♡これだから嶽本野ばらはやめられない
家に帰る時、雪が降っていたので再読。 美しすぎる書き出しに惚れてしまってからもう何度呼んだかわからないくらい大好きな一冊。 「世界の終わりという名の雑貨店」の中でお洋服の名前や土地名なんかは沢山出てくるのに、私と「君」の名前が一切出てこないという書き方に初めて読んだ時から驚かされて今となってもこの文...続きを読むの書き方を超える本に私は出会えていない。むしろ、物語において本当に読者と近づきたいのであれば名前を文中で出すことは野暮であるとすら思い始めてきた。確かに名前を呼ぶことは人と人との心的距離を縮めるのに大きな役割を果たしてくれる。しかし、私はこの文字を追う私たちと違う名前が呼ばれるということは寂しいことである気がしている。だからこそ、私の名前を呼ぶこともないけれど他の誰かの名前を呼ぶことのないこの本が私にとっては最も私に近づいてくれている作品だと自分勝手に思っている。
気品と風格に満ちた文章が素晴らしい。本当に大好き。愛おしい。手放しに人に勧めやすい作品ではないけれど、好きな人はとことん沼に引き摺り込まれるように好きだと思う。何度でも読み返してこの世界に頭の先までとっぷりと浸かり続けていたくなる。 指先まで嶽本野ばらワールドに染まって生きていきたい。そんな精神で人...続きを読む生を送りたい。麻薬にハマるような感覚で世界に落ちた。
折り目正しい暴力と、永遠
強い強い執念の権化と 美しくて粗暴な存在が 奇跡的に出会ってしまう。 MILKの服の好みが 神がかり的に一致する。 エスもパンクも 未来を犠牲にして 永遠を掴もうとするのだろうか。
一瞬近代文学を思わせるような美しい文体なのだが、2000年代に書かれたものということで衝撃を受けた。 2作品ともハッピーエンドではないし、節々にネガティブな空気感を醸し出す作品ではあるが、愛の発見と喪失があまりにも魅力的にかかれているので、後味の悪さというよりも現実の愛のあり方について考えさせられ...続きを読むる良い意味での気持ち悪さが残る作品だった。
これが僕がはじめて読んだ嶽本野ばら作品でした、 こんなにも退廃的だけどなにか違うと思ったのは初めてです、 多くの性的表現があっての作品かなとは思いました けれど、そこがいい!と僕自身思ってはいます、
とても好きだった。 美しかった。退廃的で何が悪いか。 思想の貫かれた清潔な想いを感じられる作品は本当に美しく、面白い。 登場人物たちは誰も、社会の大きな歯車の中に、諦めて入っていこうとはしない。自分の美学を、生き方をちゃんと選んでいてどんなに傷つこうと、死んでしまおうとちゃんと守っている。そういう...続きを読むひとたちへの共感と尊敬で心が焦がれそうだった。
嶽本野ばら先生はエッセイと映画しか見たことが無かったのでついに小説に手が出せて良かったです。乙女のカリスマと呼ばれるに相応しい文章で惚れ惚れしてしまいました。 世界の終わりという名の雑貨店 最初ミシンが気になりすぎて、ミシンのあとに読みました。ですがこれはこれでとても良い作品でした。いきなりキスを...続きを読むしたシーンには少し驚きましたが、お互い好き合っていたので良かったです。「ヴィヴィアンウエストウッドを着るために生まれてきたのです」かわいいお洋服は武装のために着るものという野ばら先生の意見には共感します。最後はハッピーエンドではなかったけれどいいお話でした。 ミシン これを読んでいる時NANAがずっと頭の中にありました。NANAが大好きな私はあっという間に虜になりました。美心と書いてミシン、なんて素敵な名前なんだと思いました。でも私が好きなのはミシンじゃなくてカサコ(ここでは名前出てきませんね)の方でした。カサコの乙女なところがたまらなく大好きです。ミシンへの執念でバンドのメンバーになれたところもすごいです。最後はすごく怖かったけど、ミシン2/カサコ があったので取り越し苦労な気分でした。 (嶽本野ばら先生の感想を書くとなんだか自然に敬語になってしまいます。)
久々に嶽本野ばら気分だったので。ていうか昨日からこれ読んでたからうっかりヴィヴィアンウエストウッドのお財布買ってしまったと思われる。 「世界の終わり〜」素敵すぎた。嶽本野ばらのすごいところはあそこまで作り込んだ美意識の高い世界のなかに、しっかりとほころびの伏線を紛れ込ませているところ。絶対に美しくは...続きを読むあれない、生きることへの執着や狡さを曝け出すところ。非常に高等な自己批判に感じる。
すっごく綺麗な純愛。おとぎ話みたいなのに引き込まれてしまう。いちいち文章も人物も美しい。 読み終わってから夢中で『MILK』について調べてサイトを見ながら世界観に浸ったことが忘れられない。高級な砂糖菓子のような、栄養にならなくて可愛くて甘い話。短編ふたつとも甲乙つけがたい愛しさです。 とろけるほど魅...続きを読む了されました。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
ミシン missin’
新刊情報をお知らせします。
嶽本野ばら
フォロー機能について
「小学館文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
鱗姫
試し読み
天橋立物語 ~三年菊組ロリィタ先生~
お姫様と名建築
おろち olochi, super remix ver.
カフェー小品集
金脈 The OILSHOCK!
傲慢な婚活
シシリエンヌ
「嶽本野ばら」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲ミシン missin’ ページトップヘ