嶽本野ばらのレビュー一覧

  • カフェー小品集

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    カフェーを舞台に、さまざまな人間模様が交錯する短編集。

    どれも個性的で、読み応えのあるお話がそろっています。

    この本を片手に、カフェー巡りをしてみたくなりました。

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    2012年02月19日
  • シシリエンヌ

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    ネタバレ

    これからもずっと心に残り続けるであろう大切な本。

    哀切ながらも甘美なラストが印象的です。

    結ばれないからこそ、美しいまま永遠に残る愛。

    「もしも誰かが自分の心臓になってしまったら…」私も貴女と同じような決断をするかもしれません。

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    2012年02月19日
  • 下妻物語・完 ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件

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    前作までのテンポがそのまま炸裂。
    相変わらず面白い。
    脳内では、深キョンと土屋アンナと小池栄子が動き出して
    話が進んでった。
    最後にはホロリと涙しそうになったワイ。

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    2012年02月03日
  • シシリエンヌ

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    ヒロインの女性が素敵過ぎて困った
    こういう芯があってでも繊細且つ妖艶で
    圧倒的な存在感がある人って素敵だなぁ…

    最後は自分の幸せが怖くなったんだろうなぁ
    幸せになるとそれと同時に幸せの終わりも出来てしまうから
    その幸せのまま、終わらせたかったのかなって思う

    いわゆる逃避行ってやつかしら

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    2011年12月27日
  • ハピネス

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    野ばらさん初心者さんに、良いのではないかなと思う本。
    切なくて純愛で、ロリータファッションへの思いと「好きなことを好きなだけやる」という楽しさがぎゅっと詰まってます。

    最後はやっぱり切ないけど、読んでよかったと思えるのです。

    読後感も良いです。

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    2011年11月25日
  • ハピネス

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    心臓に病を患っている少女が、自分があと1週間で死んでしまうことを彼氏に告げることから、物語が始まる。
    死を受け入れ、残りの短い時間を愛する人と濃密に過ごそうとする彼女。
    彼女の死に疑問や悔しさを感じつつも、彼女のまっすぐな愛にこたえ、自らも彼女をまっすぐに愛そうとする彼氏。

    物語は確実に「彼女の死」に向かって進んでいるのに、悲愴さばかりを感じる作品ではなかった。
    愛の美しさ、健気に生きること、自分に素直に生きることの尊さなどを教えてくれる。
    初めはロリータについての表記が多いことに苦手意識を感じたが、ほとんどそれは、読み進めるうちに気にならなくなった。

    とても、とても素敵な純愛作品でした。

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    2011年04月25日
  • ハピネス

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    電車内で読み始めて、約50ページで号泣してしまった。
    ただただ切ない。
    愛する人との死別という恋愛小説としてはベタな展開なのに、
    群を抜いて綺麗で真っ直ぐである。
    私も彼女と同じくInnocentWordをこよなく愛し、
    最近ロリィタデビューした身。
    その辺りも相俟って、最後まで涙が止まらなかった。

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    2011年04月19日
  • ミシン2/カサコ

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    良かった〜( ´ ▽ ` )ノミシン1のラストが衝撃だっただけに、読んでよかった♡♡♡ライブのシーンが好き!

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    2011年04月14日
  • それいぬ 正しい乙女になるために

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    乙女の定義ってご存知?

    それは、意地悪でわがまま、かわいいものだけしか愛さない精神の持ち主。

    生活の全てを「かわいい」で埋めつくすことによって、乙女は乙女であることに安堵します。

    その「形式的」な儀式がもたらす安心感は、疲れ切った現代にこそ必要な、美しい「哲学」ではなくて?

    男であっても、乙女。
    そんな精神的ロリータになりませう。


    …というのが、今までで一番うまく書けた気がするレビュー

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    2011年03月08日
  • スリーピング・ピル 幻想小品集

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    ネタバレ

    様式美のエンターテイメントと感じた。

    短編集です。

    語り口は美しいけど、獄本野ばらさんはフィクションらしい都合の良い美しさに収まってないところが好きだ。

    「Religion」のセックス目的の男たちとか、ボーナストラックの「Notsubo」もそうだけど。美しい幻想だけではなりたたない世界というのをしっかり描いているし、美しさが生み出すグロテスクが輝いている。

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    2011年02月25日
  • それいぬ 正しい乙女になるために

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    この人の乙女論が楽しくて好きです。ものすごい根性論と暴論なんだけども。

    どっかの章にあったキリストの話がツボった。

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    2021年12月10日
  • それいぬ 正しい乙女になるために

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    数えきれない程読み返した大好きな一冊。野ばらさんの作品の中でも一番好きかも。意地悪で残酷な乙女の為のバイブル。

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    2010年12月14日
  • それいぬ 正しい乙女になるために

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    野ばらちゃんのエッセイが大好きで、書籍化されているものは全て読んだ。
    それでもやっぱり、これは特別。
    花柄のブックカバーをかけて毎日持ち歩いているけど、そんなことしなくたってこの作品はいつも、胸の中にある。
    中学生のころ、何もかもが大嫌いで信じられなかったけど、この本だけはわたしの味方だった。わたしは間違っていないって言ってくれた。
    野ばらちゃんが青臭いエッセイと赤面したって、わたしはこれに救われたのです。

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    2010年11月24日
  • それいぬ 正しい乙女になるために

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    カフェー小品集と同じくらい、大切。
    これを読むときに使うしおりは、押し花にした形見分けのバラの花びらか、ステンドグラスのフクロウでなければならない。という、いつの間にか決まってしまった(わたしの)ルール。

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    2010年09月09日
  • 鱗姫

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    エリザベト・バートリと、ブラック・ジャックに出てきた女占い師と、シーラカンスの呼吸と、人魚姫とその中に出てくる魔女。

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    2010年09月09日
  • ハピネス

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    主人公は私たちだ。
    ロリータ好きな姉がいたり、そのせいでロリータに詳しかったりするけど、基本的に主人公は私たちが感情移入しやすいように作ってある。
    冒頭で私はもうすぐ死ぬ、といった後の怒涛のファッション用語攻撃。
    戸惑ってさっと読み飛ばした人も多いだろうけど、そのことで最初の一文が薄れることはない。
    読んでる側も一緒に「そんなことより今なんていった?」と聞き返したくなる。
    だからこそ感情移入し、最後の場面では感動できる。

    普段ミステリを多く読む私としては、死は唐突なもので、読めないものだ。
    けれど、この作品では死は身近なもので、ゆっくりと、確実に迫り来るものである。
    その状態で必死に生きよう

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    2010年07月25日
  • 下妻物語・完 ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件

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     映画にもなった「下妻物語 ヤンキーちゃんとロリータちゃん」の続編です。
     
     茨城人はこんなのあるある~って言いながら暢気に楽しむが吉。東京-水海道間の高速バスで起こった殺人事件で、推理小説の形を取りつつも、ロリータの桃子とヤンキーのイチゴとの友情と青春が主題なんだなと感じました。
     イチゴの真っ直ぐな友情と桃子のひねくれた友情。対照的ながらも、心ではお互いを認め合っている。青春っていいなぁ~。

     蛇足ながら、イチゴが非常に苦手としている、取手駅の常総線→常磐線快速の乗り換えは全然難しくないです。でも、よく知っている地名が出てくるのはなんとも嬉しいです。

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    2010年06月21日
  • 下妻物語・完 ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件

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    『下妻物語』の続編。
    めちゃめちゃおもしろかったと断言できる。
    娯楽小説、エンターテイメントとしては最高だ。
    主人公のロリータ少女モモコのお洋服へのこだわりはますます強くなり、ツレのイチゴのヤンキー度も最高潮。
    2人は一巻よりますますパワーアップしている。

    モモコの芯のブレない考え方はとても潔い。
    日々身にまとう洋服が生きる哲学になってる人なんて、この日本に何人いるだろう。
    外国と日本のファッショの違いはそこにあるんじゃないかと思う。
    ファッションは自己表現の手段のひとつだけれど、日本では自分がどの種類に属しているかをしめす制服になっている気がする。

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    2010年07月05日
  • 下妻物語・完 ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件

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    桃子とイチゴは相変わらず笑わせてくれますが、今度の二人が出会ったのは殺人事件!これで完結するのは惜しいなあ。

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    2010年06月03日
  • 下妻物語・完 ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件

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    笑えて泣けて清々しい気持ちにさせられました。二人のキャラが本当に生き生きと描かれていて、永く心に残りそうです。

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    2010年03月28日