【感想・ネタバレ】ハピネスのレビュー

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Posted by ブクログ 2012年03月16日

嶽本さんの本で初めて読んだ本です。

結論から。
とっても感動しました。
所々ファッションブランド名が出てきますが、あまり知らない方でも読むことができます。

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Posted by ブクログ 2011年11月25日

野ばらさん初心者さんに、良いのではないかなと思う本。
切なくて純愛で、ロリータファッションへの思いと「好きなことを好きなだけやる」という楽しさがぎゅっと詰まってます。

最後はやっぱり切ないけど、読んでよかったと思えるのです。

読後感も良いです。

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Posted by ブクログ 2011年04月25日

心臓に病を患っている少女が、自分があと1週間で死んでしまうことを彼氏に告げることから、物語が始まる。
死を受け入れ、残りの短い時間を愛する人と濃密に過ごそうとする彼女。
彼女の死に疑問や悔しさを感じつつも、彼女のまっすぐな愛にこたえ、自らも彼女をまっすぐに愛そうとする彼氏。

物語は確実に「彼女の死...続きを読む」に向かって進んでいるのに、悲愴さばかりを感じる作品ではなかった。
愛の美しさ、健気に生きること、自分に素直に生きることの尊さなどを教えてくれる。
初めはロリータについての表記が多いことに苦手意識を感じたが、ほとんどそれは、読み進めるうちに気にならなくなった。

とても、とても素敵な純愛作品でした。

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Posted by ブクログ 2011年04月19日

電車内で読み始めて、約50ページで号泣してしまった。
ただただ切ない。
愛する人との死別という恋愛小説としてはベタな展開なのに、
群を抜いて綺麗で真っ直ぐである。
私も彼女と同じくInnocentWordをこよなく愛し、
最近ロリィタデビューした身。
その辺りも相俟って、最後まで涙が止まらなかった。

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Posted by ブクログ 2010年07月25日

主人公は私たちだ。
ロリータ好きな姉がいたり、そのせいでロリータに詳しかったりするけど、基本的に主人公は私たちが感情移入しやすいように作ってある。
冒頭で私はもうすぐ死ぬ、といった後の怒涛のファッション用語攻撃。
戸惑ってさっと読み飛ばした人も多いだろうけど、そのことで最初の一文が薄れることはない。...続きを読む
読んでる側も一緒に「そんなことより今なんていった?」と聞き返したくなる。
だからこそ感情移入し、最後の場面では感動できる。

普段ミステリを多く読む私としては、死は唐突なもので、読めないものだ。
けれど、この作品では死は身近なもので、ゆっくりと、確実に迫り来るものである。
その状態で必死に生きようとする、くじけずに辛いそぶりを見せない彼女。

これはいわゆる憲法で言う幸福追求権、ひいては自己決定権の問題にもつながる。
尊厳死や安楽死などの問題ともかかわってくる。
フィクションではあれど、周りが認め、自己の意思を貫いて幸せになった一つのケースといえるだろう。

縛ることなく自由にさせる親、躊躇いながらも彼女の最後の願いを普段どおりにこなそうとする彼氏、医師。
全ての人がこうならばいいだろう。けれど、実際にこの世間で生きていく以上こんな恵まれた環境が与えられることはないだろう。
でももしそうなれば、人は幸せに死ねるのである。

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Posted by ブクログ 2013年02月15日

☆4
「私ね、あと1週間で死んじゃうの」というセリフから始まる本小説。彼女は残されたわずかな時間を自分らしく生きるため、innocent worldのお洋服で身を固め、ロリータさんとなったのでした。
ほんとにわがまま言っていいんだったら、こういう風に死ぬのもありかなぁ。なんか幸せそうだなぁ。と思った...続きを読む

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Posted by ブクログ 2012年10月16日

嶽本野ばらさんの本というのは、「いかにも」というような少女、乙女的シチュエーション・センスで描かれていることもさることながら、緻密な、ロリータに関する考察、そして芸術に対する深い信仰、そしてそれらを全く以って穢す(否定する)ような性描写にあると思います。
そんな話が成り立つのか、と言われそうですが、...続きを読む誰も仰るように彼の描くセックスに穢れたところが感じられないのです。セックスは愛する者どうしが結合する、必然にして当然で生まれた結果――それが彼の描く世界の成り立つ所以だと僕は思います。
彼のファンに女性が多いのはロリータ服のブランドの名前が沢山出てくるからではなく、共感させられる面が多いからなのだと理解するのは、男の僕にも易いことです。
最後に、(単行本の方は分かりませんが)解説の立川談四楼氏の「三年目」の引用が、この本に出てくるロリータブランドのことは(自分でもどうなのかと思いますが)すべて知っていても、落語に明るくない僕に「ほぉ」と言わせる内容であったことを付記します。
解説の人がまともで良かったと安心もしてしまいました。

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Posted by ブクログ 2012年06月26日

若い恋人たちの唐突なお別れ。野ばらさんお得意のパターンだな。

ロリータファッションの描写も安定してはる。死によって引き裂かれる恋人たち…くどいけど切ない。著者近影がちょびっと石田いっせいに似てるのは奇跡の一枚なのかしらん。遺書、も読んだけどこの方はエッセイより小説の方が良い世界観だなー。

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Posted by ブクログ 2012年02月19日

悲しいくらい、綺麗な愛の物語。

短命だったとはいえ、主人公のような理解者と出会い、愛し合った彼女の人生はとても幸せだったのではないでしょうか。

とはいえ、個人的には綺麗すぎたので☆は4つ。

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Posted by ブクログ 2011年05月25日

きれいな話だった。もう読む前からあらずじで亡くなることがわかってるのはせつないけど、結末がわかっていてもぐいぐい読んでしまう。さわやかな関係の2人だった。

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Posted by ブクログ 2010年09月17日

死ぬのが本当に怖くなった本だった。私には余命十日だと宣告されてもやりたいことなど見つけられないだろうし、一緒に過ごしたいと思える人もいない。自分が空っぽな人間なのだとつくづく思った。だからこそ、いつかやりたい・やればいいやという考えを一変し今できることは今やりもっと一生懸命に生きようと思えた。

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Posted by ブクログ 2024年03月16日

フィクションならではのストーリー展開、且つ、独特の世界観と表現力で、胸がキューと締め付けられる、青春ラブストーリー。少ない登場人物の性格が全て良くて、安心する。

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Posted by ブクログ 2014年05月19日

切ないけど、前向きな作品。思わず、感情移入してしまったので号泣。愛する人と一緒に過ごす時間が限られているからこそ、大切にしないといけないものが見えていたのかもしれない。

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Posted by ブクログ 2014年01月22日

久々に恋愛ものを読みたくて、手にとった本。
妊娠中のいま、生と死に対して考えることができた。
大好きな人の胸の中で死ねたら、それはすごく、幸せだ。

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Posted by ブクログ 2012年07月28日

死んじゃう女の子のロリータファッションへの見解や死生観が面白かったけど、あっさりしすぎててちょっと物足りなかったです。

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Posted by ブクログ 2010年07月31日

彼も彼女も素直でかわいい。
彼女のてつがくにも惹かれるけれど、ロリータに対する知識や
馴染みがあまりないので、細かい描写で時折目が滑る事が。
言葉が綺麗で、するりと読めました。

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