嶽本野ばらのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
元々、野ばらさんの小説は好きだったんですけれども、これはカフェーを舞台としていることからして僕の好みにドンピシャか…? と思っていたんですけれども、見事にドンピシャでしたね…!
ヽ(・ω・)/ズコー
カフェーにはよく行くんですけれども、しかし、野ばら氏みたいにアンティークなお店には行かないんですなぁ…なんだか入りにくくて。けれども、当作品を読んで俄然行ってみたくなりました!!
ヽ(・ω・)/ズコー
基本的にはカフェーを舞台にしているとは言え、他の氏の作品のように「僕」が「君」に対する想い? とかを打ち明ける形で進みますねぇ…ま、基本、恋愛小説ですね!! 氏の作品は…。
まあ、面白いからいいんですけれども…それにしてもカフェーもどんどんチェーン店化してきていますし、こういった、古き良き喫茶店というのもアレですね、経営はおそらく厳しいでしょうし、店主の意地で続けている部分が確実にありますよね…いずれ絶滅するのか…知りませんけれども。
さようなら。
ヽ(・ω・)/ズコー -
Posted by ブクログ
阿琶炬燵、44歳。
この男、傲慢でナルシストで自己中心的で常識がない。
絶対友達になりたくない男だ。
そして、友達、いや知り合いにすらなりたくないのだから、結婚相手としてはもってのほか。
そんな男が、婚活を始める。
そこらへんの甘ったるい婚活じゃない。
愛だの恋だのではなく、結婚すれば相手が保証人になってくれるからだ。
理屈ではそうだろうが、そんなのに乗ってくれるもの好きな人間がいるもんか。
が、世界は広くてとても狭い。
いたのだ。
しかも20歳の美人。しかも金持ち。
めでたしめでたし。
とはいかない。
本のページはまだ半分以上残っている。
物語は映画『KILL BILL』のようなハチャメチャなのに妙に疾走感のある方向へ進んでいく。
前半のむかつく男の話よりも、この後半のめちゃくちゃ感の方がずっと面白い。
注目すべきは「はらちゃん」。
彼も相当な曲者なのだ。
彼は阿琶炬燵とは異なり、真実の愛、本当に心から愛する人でなければ嫌だという考えの持ち主。
かなりこじらせてはいるが、夢は見れば叶うもの、かも、と思わせてくれる。
結論。
結婚は勢いとタイミング。
意外と悪くないものだ、と私は思うのだが(腹立って賃貸の壁に穴開けてしまったこともあるけれど。ちゃんと修繕します....一)。 -
Posted by ブクログ
続編なのを知らずに前作を読まずに読んでしまいました。
前作を読んでいないがために、彼が何故ここまでしなければならないのかわからないですが…
本当に彼女の言葉であるなら恐ろしいし、逃げてきた罪悪感から彼が自分で作り出した幻想だとしたら胸が痛い。
もっと出来ることもあると思うけどしてない。
どこまでも足掻いて足掻いてそれでも報われなかったならその選択も仕方ないけれど…病院のベッドに縛り付けて神から守ったり、叔父を探して殴りつけてやったりもしていない。
また前作を読んだら感想もきっと変わるのでしょう。
でも、先に読んだ人には味わえない感想なのだと思えば貴重かもしれません。
また読んだ時に追記したいと思います。
この直前に読んでいたのが「アヒルと鴨のコインロッカー」で、二作も続けて【鳥葬】という言葉が出てきて驚きました。
めったに出会えない言葉に連日遭遇って、いい言葉なら運命を感じるのでしょうが、少し怖いです。 -
Posted by ブクログ
アーティスト気質な44歳。
いつも自分が大事。自分のためだけに生きてる。
そこそこルックスも良く、お金持ちのママンがいた。
そのママンが急死して、リッチなマンションを追い出されたところから物語が始まる。
そうだ。結婚すればいーじゃん。
不動産屋、出版社。いろんな人間関係を難なくこなし、理想の結婚相手を捜し出す。 若くて金持ち。
でも、フッちゃうんだなぁ・・・・ ノイジシャンとしての自分を評価してくれなかたから。
小説家なのは、金のためなんだけど、そちらに夢中みたいだったから。
華僑の娘だから、復讐もダイナミック。でも、ホレられてるから、話せばわかる。
理想の相手に惚れられてるのに、一押しできない中年男。
あー、この二人ったら、結局この距離感のままなんだなぁ・・・
さくさくは読めないな。独特の世界観と、性格だから。 -
Posted by ブクログ
昭和風のバンカラ青年(少年?)藤森君と、ロリータ少女仲葦さんの初々しい恋の話。
藤森君はこれでアホなところがなければ、なかなかカッコイイのに滲み出てしまう残念感がいい。
それを仲葦さんは「アホ」と思う冷静さを持ち合わせつつ、彼のピンチには無茶なことをしても傍にいてあげたいと純情な一面もあって可愛かった。
藤森君の名前を聞いて即座に「ペルーの大統領?」と返すお姉ちゃんが素敵でした。
このお姉ちゃんがポケベルに登録した「東京湾に沈める」という単語もツボでした。
ポケベルは使ったことがないので、よく判らないけど、青春18きっぷを使い何時間もかけて会いに行ったり、電話代を気にしたり、恋愛は不自由な環境の方が面白いのかもしれない。 -
Posted by ブクログ
【本の内容】
時が停止したような、時流に抗うかのごときカフェーを舞台に描かれた、夢とも現ともつかない恋愛物語の数々。
互いに頑なな誇りを持つが故、すれ違い、翻弄されながらも惹かれ合う「僕」と「君」の、さまざまな心の風景が映しだされる。
あの『ミシン』で鮮烈なデビューを遂げた岳本野ばらが、自ら偏愛するカフェーを廻り、店の誕生から今に至る物語を探ってその空間に身を浸し、丹念に紡ぎあげた、香り高き小品集の文庫化。
『ミシン』以前の短編も収録された貴重な一冊。
[ 目次 ]
[ POP ]
嶽本野ばらさんは「こだわり」の人だ。
ひとつひとつの言葉を丁寧に選び、大切に扱う。それゆえ、嶽本さんの放つ言葉は、ガラス細工のように輝いている。
「こだわり」は、けして言葉だけではない。
「カフェー」もその一つ。
だからこの小品集にはカフェーに対する頑なな思い入れや愛情が溢れている。
実在するカフェーを舞台にし、店の歴史や雰囲気が紹介されながら、もう一つの静かなストーリーは展開される。
現実とフィクションが絡みあう不思議な空気がたまらなく心地好い。
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
Posted by ブクログ
少々、バランスの悪い物語のような気がしないでもないですけれども、面白く読めました。暇潰しには最適な一冊かと…もう少し、文学性みたいなものを感じられたのなら嬉しかったのですけれども、あらすじにもエンターテイメント小説! と銘打たれていますから、これでイイのかもしれませんね。
ヽ(・ω・)/ズコー
あの有名な「変身」と同じく、主人公がある朝目覚めたら虫に…というのだと例の有名な小説と同じになってしまいますので、イケメンに…なっていたのでした。
といった感じのパロディ作ですな。イケメンになって富みも名声も手に入れたのだけれども、どこか虚しさを覚える、そんな主人公の行く末は…読んでみてからのお楽しみですね。さよなら。
ヽ(・ω・)/ズコー