嶽本野ばらのレビュー一覧

  • 鱗姫

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    タイトルを見て「野ばら本っぽい!」と思って手に取った本。
    読み進めて行く内にじわりと手に汗をかきます。
    結末が苦手な人も居るかも知れない。そんな感じ。

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    2011年04月09日
  • 十四歳の遠距離恋愛

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    ネタバレ

    切ない……切なすぎる……
    今まで読んだことのある嶽本野ばら先生の作品は、ドロドロとした女心が強く印象に残っていたのですが本作はとても眩しくて後味のスッキリする内容でしたね。
    ロリータやゴスロリを見るのが好きなので、時に共感しながらふたりの恋を見守っていたのですがそうかぁ、二人の結婚式は見れないのかぁと残念に思います。
    でも十四歳のふたりが精一杯恋をして互いを思いやっていたことがヒシヒシと伝わってきて胸が温かくなりました。

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    2025年11月22日
  • ピクニック部

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    「こんにちはアルルカン」は60歳になった女性が可愛いお洋服を本当は自分のために買いたいのだけど、孫娘のだと言って買いに行く。
    わかるような気もするけど、幾つになっても自分の好きな格好すればいいじゃん、って私は思う。
    人がどう見ようが、自分のポリシーを貫くことって凄くカッコいいと思う。だから最後の行動には大拍手。
    「ピクニック部」の源治善悟郎くんはカッコいい。
    里美先輩の手紙が一番読み応えがあった。
    大吉山が気になって調べてみた。すぐに登れそうだった。ちょっと行ってみたくなった。

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    2025年10月04日
  • ミシン missin’

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    ネタバレ

    独特の世界観に引き込まれました
    耽美という言葉はこのような作品にぴったりなのかもしれない
    共感はできなかったけれど、こんな愛の形は誰にも否定することは出来ない

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    2025年08月28日
  • ハピネス

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    余命一週間の女の子とその彼氏(こっちが主人公)の話で恋愛もので性交の描写が多めである。わしは嶽本野ばらなら「金脈」とか「下妻物語」みたいなぶっ飛んだ登場人物が出てくる話が好きだなーと思いながら読んでいた。これはそのような面白系ではないけど、重めの内容だけど軽い調子で展開していく。

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    2025年08月04日
  • ハピネス

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    余命一週間、自分らしく生きたいという彼女と、彼女の望みを叶えようと支える彼氏の純愛小説。
    恋人が死んじゃうお話はいかにも泣かせる展開であまり好きではないなぁ、と思ってたんだけど、これは泣きながら読んだ。私が歳を取って感じ方が変わったのかこの小説の力なのか。
    彼女の両親が何度も登場して、親として娘の死に向き合う様子が描かれているのが涙腺を刺激したのかも。
    あとは2人がとにかく素敵で、可愛らしいカップルだなと感じたのも良かった。
    学校の先生に理解ありすぎだし両親も覚悟決まりすぎではあるんだけど、小説だからいいんだ。それで物語が美しくなってるから。

    嶽本野ばら作品を初めて読んだので、作中でのファッ

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    2025年06月23日
  • ハピネス

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    残りの人生が短いからこそ一瞬一瞬が大切で、死を感じさせないほどキラキラした青春を過ごせた2人が羨ましいと思えた。
    普段読まないジャンルでしたが、出会えて良かったです。

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    2025年02月13日
  • ハピネス

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    初めての獄本野ばらさん作品。
    オーディオブックで聴きました。
    ロリータさんの衣装に関する描写が細かく丁寧に描かれていて素敵。
    最後は感動で泣いてしまいました。
    他の作品も読んでみたいと思いました。

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    2024年10月26日
  • ハピネス

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    普通にいい。ピュアで切ないが爽やかさの残る読後感。この手の話を初めて泣かずに読めたかも。かと言って浅くもない。
    人を愛すること、肉体が滅んでも気持ち、心はあり続けること、愛という気持ちが人間の心に作用する力の大きさ、人間を尊重すること、その辺りが心に残った。

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    2024年06月21日
  • スリーピング・ピル 幻想小品集

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    退廃的で耽美な短編集。どのお話も、幸せから遠いし暗いのだけれど、堕ちていく魅力が強くて中毒性があります。

    表題のスリーピング・ピルが好きです。睡眠薬のもたらす感覚が読んでいるだけで恍惚。

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    2024年06月10日
  • ハピネス

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    フィクションならではのストーリー展開、且つ、独特の世界観と表現力で、胸がキューと締め付けられる、青春ラブストーリー。少ない登場人物の性格が全て良くて、安心する。

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    2024年03月16日
  • 金脈 The OILSHOCK!

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    ネタバレ

    ぶっ飛んだ登場人物(家族)の掛け合いが面白い。
    ヒッピーな祖父がクレージーで、主人公の孫娘がツッコミを…かと思いきや主人公にもヒッピーな血が流れていて皆クレージー!

    嶽本野ばらでは珍しい?家族のお話しです。
    個人的には終盤に祖父が60過ぎてからヒッピーになったというエピソードが好き。幾つになって何しても良いのだ。(もちろん犬の首輪を外して逃がしてはいけないが…)

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    2024年02月25日
  • ツインズ twins―続・世界の終わりという名の雑貨店

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    愛の物語。2人の心中的な感じだった。
    本が売れて、少女に出会い、色々巻き込まれる。
    痛々しい描写があり、初めての衝撃的体験だった。宗教の教祖の娘、で神が宿ると言う話だった。

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    2024年01月23日
  • 鱗姫

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    退廃的・耽美な野ばらワールドが展開されるなかに、コメディ要素の差し込まれる語り口がクセになります。主人公の楼子のかなり強引、というかもうそれは無理じゃない!という感じのトンデモ・ロジックが令和の時代に心地よいです。

    黎子叔母様の屋敷の描写が魅力的。でも実際に近所にあったら近づけないだろうな〜

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    2024年01月16日
  • 傲慢な婚活

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    初、嶽本野ばら。
    正直ついていけてなくて、かなりめちゃくちゃだと感じ、でも少しの魅力を感じているところ。他の作品も読んでみたい。

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    2024年01月13日
  • ミシン2/カサコ

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    「ミシン」続編。パンクバンドのギタリストが、突然の交通事故で亡くなる。ボーカルの美心は、彼の父親の愛人の娘、異母兄妹だった。二人は、同居して疑似家族のようだった。兄の死を受け入れられない美心は、ライブの最後にギターで撲殺して欲しいと頼むが、結局死にきれず、再びバンド活動。
    続編は、パンクバンドのライブが中心になっている。ライブ経験はないけど、たぶん臨場感があるのだと思う。熱狂的なライブの最中に、デビュー当時からのファンが病死して、再び、責任を感じたバンドは行き先を見失っていく。
    復活ライブで、美心は兄の歌と共に精神的にも復活していく。
    社会や時代や大人に反抗し続ける少女のカッコいい生き様。

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    2023年11月10日
  • ミシン missin’

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    明治に誕生し、大正から昭和初期、古屋信子さんを中心とした少女小説系の雑誌が人気を博していたそうです。第二次世界大戦で、出版界から姿を消していましたが、戦後、荒廃した日本の少女達の為、少女は少女らしくロマンチックにと、ジュニアそれいゆが創刊されます。残念ながら、さすがにその世代ではなく、この後、その流れの「小説ジュニア」を愛読していました。(早熟系小学生だったわ。)
    その少女文化の継承者として、乙女のカリスマと言われているらしい野ばらさん。初読です。
    文章が、ちょっと懐かしいお嬢様風。悪くない。
    「世界の終わりという名の雑貨店」ではvivienneWestwoodの洋服を着た、顔に痣を持つ少女と

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    2023年11月09日
  • 十四歳の遠距離恋愛

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    自分用
    最近見ている、小説を紹介するYouTubeで知り読んでみた。
    感想としては自分には合わないなと。あまりゴスロリに興味はないし、藤森くんの昭和気質な感じもあまり受け付けなかった。
    しかし、終盤の早い展開は読み応えがあり、普段1日50ページほどしか読めない自分も最後は一気に読み、読後感は悪くなかった。

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    2023年07月12日
  • 鱗姫

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    最後の方は自分たちの酔いしれた世界を客観的に読んでて怖…と思った。
    彼女の異常な美への執着がもはや潔い。
    浮世離れってこういうことなんだな、悪い意味ではないけど、たぶん私は引いてるんだな。
    シンプルに物語が面白かった。

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    2023年07月09日
  • 傲慢な婚活

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    主人公が根性悪で自己中。
    下妻物語の桃子を思い出します。野ばらちゃんらしくて良いです。ただ、絶対結婚したくないタイプ。
    ノイズミュージックのうんちくが面白かったと思います。

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    2023年04月20日