嶽本野ばらのレビュー一覧
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再読。何も考えずに楽しめる作品。
当時も映画を見てから読んだけど、そのイメージが明確に蘇ってきて純粋に読むことはできなかったけど、可愛くて明るくて楽しくて、ファンタジー溢れる物語。当時大好きだったロリータのお洋服・世界にキュンキュンしながら一気に読み終えた。芯の通った、己の欲望に忠実な姿勢は改めて憧...続きを読むPosted by ブクログ -
特殊な設定と世界観は、学生だった当時大ハマりしたのを覚えている。今はもっと冷静に読んでしまったけど、あの頃読み切れなかった部分や美しさに気付けたりしたのは嬉しい誤算。これはなかなか面白いと思う。でもこの世界観に興味を持たない人にはどう映るのだろうか。
あと鱗ってそんなに気持ち悪いのかな。Posted by ブクログ -
大麻所持で逮捕された小説家の主人公と、
恋人の踊り子の物語。
the 嶽本野ばら。
共感できる箇所は一節もないのに夢中になって読んでしまう。
話がやや単調だったので盛り上がりがなかったのが残念かな。Posted by ブクログ -
二つお話が入ってますが、
どちらも嶽本野ばらさんらしく、お洋服へのこだわりが徹底されていて(ヴィヴィアン好きな方はその描写だけでぐっとくるはず)少し捻くれていて。笑
こんな世界から孤立しているような独特な世界観をかけるのは野ばらさんだけだなと改めて思いました。
しかし野ばら作品はわたし的にこの独特...続きを読むPosted by ブクログ -
とても好きな本なのでいつでも読めるようにとDLしたのですが
後半部分が入っていない(タロットのやつです)ので後半部分も配信して欲しいです;; -
野ばらちゃんどうしちゃったの?と途中までは思いつつ、嗚呼、この主人公だとこうなるのかと思いなおしつつ、ご都合主義的な展開にも目をつぶりつつ、最後は何とか着地してまあまあおもしろかったんぢゃないかな。意外だったしという評価に落ち着きました。Posted by ブクログ
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乙女のカリスマ。
そんな作者の事前情報に惑わされながら読んだが、
なるほど。中高生が憧れる世界観がよく分かる。
内容は短編2つ。
話も短いのでさっくり読めるのだがなにかヒリヒリと感じるものがある。両編とも暗い感情が鬱々とにじみ出ているのだが、そこには独特の美しさがある。
world endというシ...続きを読むPosted by ブクログ -
詳細に描写される服装の描写といい、てんこもりの性描写といい、こんなにも過剰な文章を読んだというのに、結末にはある静けさを感じる。思い出が美しいまま残るように、「終わる」ことによってもたらされる完成。Posted by ブクログ
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美しいものを求めて生きてきたつもりが、ハンサムになったくらいで舞い上がってしまって、見栄や愛想を大事に扱うだけのくだらない嫌な人間になってしまっていたよ。
(P.289)Posted by ブクログ -
続編なのを知らずに前作を読まずに読んでしまいました。
前作を読んでいないがために、彼が何故ここまでしなければならないのかわからないですが…
本当に彼女の言葉であるなら恐ろしいし、逃げてきた罪悪感から彼が自分で作り出した幻想だとしたら胸が痛い。
もっと出来ることもあると思うけどしてない。
どこまで...続きを読むPosted by ブクログ -
【乾いている手を潤すためだった】
彼に影響を受けなかったとは言えない。僕がロリータに憧れたのは彼の文学のせいだったから。だけど、惨め。なりの果。でも、人がどんなに醜いのか、自身の人生を使って僕に見せてくれているのだと思うと笑える。
せいぜい綺麗なサークルの中で、Posted by ブクログ -
理解できないこともありますが
世界の終わりという名の雑貨店
には、ヴィヴィアンウエストウッドがたくさん出てきて嬉しかった。
まだまだわかりません。Posted by ブクログ