【感想・ネタバレ】破産のレビュー

あらすじ

半分以上実話?? 借金返済サスペンス!

いっときは売れっ子作家となり、一千万円近くの貯蓄があった小説家の僕。しかし、諸事情により単行本の刊行が先延ばしになり、収入が激減。浪費癖も手伝って気がついたら、三百万円以上の借金を抱えていた! このまま僕は破産してしまうのか?!
うろたえた僕は稀覯本を売って日銭を稼ぐものの、元カノで資産家の娘・靴乃コ(かのこ)に、お寿司を奢ってしまうような自堕落な生活を改められず、同じマンションに住む、なぜか巫女姿の要容子(かなめようこ。職業は「高利貸しで魔法使い」)には、「お金を返せる目処がつけられないのなら、死ぬべきですね」と言われる始末。
唯一の頼みの綱だったクレジットカードも使用限度額を超え、いよいよ家賃の支払いもできなくなった僕は、出版社の担当編集者たちに泣きつき、文芸誌で小説の連載をさせてもらうことになる。が、震災をテーマにした小説を引き受けたところ、まったく書けなくなってしまった。

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Posted by ブクログ


実話なのかな?リアリティのある借金地獄描写と野ばらさんらしいギャグとで不思議なかんじ。
税金を払うためにいくつもカードを作りそれが払えず電気が止まったと思ったら、巫女姿の魔法使いがでてきたり。
本の収入を前倒しにしてもらえないかと超現実っぽい交渉していたかと思えば最後はやっぱりぶっとび展開。

金してるのにまったく貧乏くさく感じないこの高貴さは野ばらさんらしい!笑
そういえば「世界の終わりという名の雑貨屋」でも服を買うのをやめるつもりはない、お金がなくなったら借金してでも買うって言い切っていて、なんかもうダメすぎて一周回ってカッコいい。笑

最後ちょっとぶっとびすぎててなんのこっちゃとなりましたが、クスッと笑えて楽しめました。

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2018年07月23日

Posted by ブクログ

野ばら先生、、、。
なんか切なくなりつつ、笑いが止まらないから好きなのです。
ヴィヴィアンウエストウッドの財布を持ってる男なんて、それだけで素敵です。

0
2015年11月11日

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