赤川次郎のレビュー一覧
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先日、赤川さんの講演を聞く機会があって、興味を持つ。赤川さんは本当に趣味が多い!文楽、オペラ、クラシックと多岐にわたる。そして、深い。赤川さんのコメント(という言葉では軽すぎるけど、評論というのは大げさな気がする)を読んでいると、聞いてみたいな、行ってみたいなと思わされる。なんか愛を感じるのだ。
そして、タイトルにもあるように「その日」から少しずつ内容が変わっていく。静観してはいられないというもどかしさが言葉を紡ぎだす。赤川さんの言っていること、決して難しいことではない。すがすがしいほど、シンプルでまっとうなのだ。あのソフトな語り口で声高にならずに語る。さすがだなぁと敬服してしまう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ小学生の頃から赤川次郎を読み漁り、リッパロロジスト(切裂き魔研究家)を自認する身としては、ぜひ読んでおかなければ!と手に取った。
現代日本からスイス、ロンドン、そして19世紀ロンドンと、話のスケールがどんどんでかくなっていくので結末を心配したが、特に終わりを急いだ感もなく、怒涛の伏線回収っぷりを見せ、無事に終了。
近年の作品としてはかなりの良作と言っていいだろう。
19世紀側の綾である“アン”の父、ラルフ・クラフトは、映画『フロム・ヘル』のアバーライン警部がモデルなのではないか?と感じた。
最後の犠牲者、メアリー・ケリーと恋仲になる、メアリー・ケリーは実際には死んでいない、といった点が共通す -
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ネタバレ【最高のエンターテイナー赤川次郎を見縊るな】
お洒落な純文学だけが文学ではない。人を楽しませられなければどんなに難しく哲学的でも、それは読めない洋書と代わりないのだから。
赤川次郎を酷評した事がある。『血を吸う花嫁』だったか。あの時私は赤川次郎の作品を安っぽい三流ミステリ。と書いた。
しかし、彼は素晴らしいエンターテイナーであった。本書を持って確認できる。読みやすく、想像しやすく、分かりやすく面白い。これは中々できることではない。疲れたときに読むには最適で、さくさく最後まで読める。
赤川次郎を侮っていたのは誰よりも僕だけど、陳謝しこれからは本棚に入れていこうと思う。
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読書録「三毛猫ホームズの心中海岸」4
著者 赤川次郎
出版 光文社
p106より引用
“「まあね。張り込みとかも、今は楽になったんだよ。以前は夜食といっても、冷え
たサンドイッチくらいしかなかった。でも今はコンビニが二十四時間オープンして
るだろ。あったかい弁当なんかが食べられるからね」”
目次より抜粋引用
“心中
幼い日
読経の中で
コインロッカー
切れた糸”
警視庁捜査一課の刑事とその妹、そして三毛猫ホームズの三人家族を主人
公とした、長編ミステリー小説。人気シリーズ第二十五弾。
男と女がその許されない仲の為、心中を決意しようとしていた。その気持ちを
男が女に伝え、