深沢真太郎のレビュー一覧
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著者の他の本を何冊か読みました。
今回、因数分解思考というタイトルに引かれて購入しました。
この本で得た因数分解思考を、問題解決の方法として、悩んだ時に使ってみようと思います。
ストーリー調で書かれているため、数学の苦手の方でも読みやすいかと思います。
以下、印象に残ったことです。
★悩み=理想−現実
①悩みを定義する
↓
②メカニズムを考える
↓
③仮の正解を考える
↓
④仮の正解に辿り着く方法を考える
↓
⑤やるかならないか
※②が難関である。
●因数分解思考
①構成要素の明確化
②要素の関連付け…四則演算的に
③要素に因果関係の付加
分ける
分解…かけ算
分類…足し算
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Posted by ブクログ
数学の専門家である著者が論理的思考のについて女子サッカー部の成長の物語を通して書かれた一冊。
考えることを「わける」と「つなぐ」という二つの行為を主人公のアヤのサッカー部での物語を通して非常にわかりやすく書かれていてスラスラと読めて理解が捗りました。
解決したいことを要素に分けて原因を特定し、そこから繋ぐことで答えを導くということを試合の展開やモチベーションなどを通じて何度も学ぶことができました。
そして、ロジックツリーやPDCAサイクルといったフレームワークも突き詰めると本書での「わける」と「つなぐ」につながっていくということも知ることができました。
本書での技術は仕事はもちろん人生にお -
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会話形式で内容もよく整理されており、すごくわかりやすくて良かった。
こういう論理についてレクチャーする本を何冊か読んだ中で、この本が一番わかりやすくとっつきやすい。
今まで考えるときについ図にしてしまっていたが、表にすることの大事さがよくわかった。
とりあえずなんでも図にしていたから、余計に考えがまとまらなかったんだろう。
あと、曲線を計る問題で、道具について書いていなかったので「メジャーで計る!」と答えてしまった。
解答はとても数学的だけど、世の中にはやわらかく曲がる曲線用の定規もあるしなあ。
そういうところが自分は論理的ではないんだろうな。
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感覚で仕事をしてきたため、論理的に考えることや説得力ある説明が出来なくて悩んでいた時に本屋さんで見かけて購入しました。
主人公サオリもノリと勢いで仕事をしてきたタイプで、親近感が湧いて読みやすかったです。
「論理的に考える」ことを避けてきた身としては、小難しい本はハードルが高いので、読みやすい本に出会えて良かった。
たまたま新幹線で隣で座った理系の大学生と対話形式で「論理的に考える」ことについて学んでいく形式の本書。
「ちゃんと考えるためには、まず何について考えるのかをできるだけ具体的にする」など、基本的な事ですが、
「とりあえず何も考えず進めてしまう」私には勉強になる本でした。
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以前から「わかりやすさ」に興味があり、この本を手に取りました。
「わかりやすい説明」の要素や構造、考え方や話し方などが、それこそわかりやすく説明されています。
私の職場は「わからない」状態の人がけっこう来るところなので、どうしたら「わかる」ようにしてあげられるかは日頃からよく考えています。
この本を読んでみて、自分の考えと合っていることもあれば、自分にはない視点もあり、参考になりました。
中でも私が気に入ったのは、相手の「つもり」をコントロールするという観点です。期待や予測といった相手の心づもりをうまくコントロールできれば、こちらの説明をすんなり受け入れやすくなります。これは大事だなと思 -
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<感想>
初心者向けマーケティングの本だが、個人的にはメンタル系の本として読んだ。というのも、マーケティングの本は事象を具体的に可視化する手法が紹介されているからだ。不安は漠然とした事象を漠然と感じている時に起きる。メンタル系の本で紹介されている手法がまさに「事象の具体化」なのだ。その具体化を専門家が平易に教示するのがマーケティングである。
本書でもフィーリングで目標を決める人々に、数値化することで可視化・具体化させ、共通言語を獲得させるストーリーが勉強になった。
<アンダーライン>
★★★★★数字を使うためには嫌でも具体的に物事を考えることになる
★★満腹の状態を100とするなら、いまは1 -
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数学の日常への活かし方がよく分かった。
簡潔には対象とする課題の定義を定め、要素を分解、比較して各要素と課題との関係性をモデル化したりして、その課題を明らかにすることだそうです。
だけども、その課題を定義づけることや要素が何で出来上がっているかを見つけるのはトレーニングやセンスが要る。数学で問題解くのが得意っていうのとは違う能力が必要なんですね。
また、答えが明らかに出来たところで、その決断の下、リスクを取って動くのはまた別の度胸や覚悟も必要です。
読めばそれで身につくってものではなく、日々のトレーニングやリスクを取る姿勢も必要だって事らしいです。 -
Posted by ブクログ
数学的思考トレーニング
これは、自分でも無意識にやっていた分析行為がわかりやすくまとめられていてとてもよい
①定義
②分析 (分解、比較)
③体系化 (構造化、モデル化)
・定義
そうであるものとそうでないものをはっきり明文化する
定義が違うから話が噛み合わない
人生を変えるというのは定義を変える
・分解
問題解決のため、細かく分ける、漏れなくダブりなく
難しい問題は小さく分けて考えなさい 逃げ恥のみくり
・比較
主観でよいので数値化する
分解と比較を繰りかえす
直感的な比較を論理的な比較にする
・構造化
こういう構造になっていますよ
アナロジーを使う
・モデル化
こういう関係になっていま