深沢真太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレビジネス(や趣味)において、感覚勢を卒業して筋道を立てて考えることについてどうすれば具体的によいのか悩んでいる人におすすめな本である。登場人物の対談形式の構成なのでとっつきやすさも良い。
特に前半部分は「論理的に考える」ことを具体的に言語化してあるので、なんとなく論理的を理解している人にとってもカチッと論理的とは何かを定義しやすい。後半は著者の専門分野であるビジネス数学をベースに話を進めているため、時折「数学の確率論ではそれが正解なのかもしれないが、実際のビジネスでは他の回答があるのではないか?」という場面もある。
論理的以前の「考える」から掘り下げているのが良い。「何かを考えるときって、まず具体的にテーマを設定するからスタートできるのではないかと思うんですよ。そして、それって実は同時にゴールも設定することになり」という逆算思考から、「’’ちゃんと考える〟ためにはまず何について考えるのかをできるだけ具体的にする」というそもそも論まで、考えるということ自体にフォーカスしている。論理的以前の問題から定義しているので考えることを深めたい人にとって有用性が高まる。
考えることで大切なことの一つである常識を覆すということも「自分が無意識に決めつけてしまっているものをあえて破壊するのがミソ。そのためには〝裏を返せば〟が突破口になることも」と言語化し、どうくつがえせばよいのかを噛み砕かれている。「裏を返せ」と口では簡単に言えるがこのように具体的な前提条件からどうすればよいのかを記載しているのが良い。
最後のコラムに書いてある「論理的に考えるだけではダメで、かといって気ままに斬新なアイデアばかり求めていてもダメです。双方のバランスで、問題解決は実現するのです」にはハッとした。この本では論理的に考えることについて焦点を当てているが、これから感覚や共感の時代になると言われて久しいこのご時世に追いて、両方のアプローチで思考できる人が勝つのではないかと感じた次第だ。
この本で学んだ「ちゃんと考えるためには、まず何について考えるのかを具体的にする(そして定義した後は思考がぶれないことも)」「考えるとは線でつなぐイメージを持つ(これが筋道の招待)」「決める局面では強引にでも数値化して、定量的な議論にする」「自分が無意識に決めつけてしまっているものをあえて破壊する」「発送と論理のバランスの良い組み合わせによる問題解決」ことを見に付けていく。 -
Posted by ブクログ
効率=得られる金額÷それに割く資源
ゴールは端に位置付けるのではなく
ゴールは真ん中、中間地点に位置付ける
→リレー方式ではなく、やれることをやる
→自然に 「同時並行 」が生まれますし 、短い時間で効率よくメンバ ー全員でゴ ールに向かう構造になる
■進捗を報告させる、残業何時間は意味がない
1.その仕事の量を数値化させる
2.仕事に費やした時間ではなく 、進捗を数字で報告させる
扱いにくい数字はコミュニケ ーションの質を落とす 。この比を加工し 、全体が 「 1 0 」となるように置き換えて表現する 。
→ 「ウチの配分は 、正確には新規客 :既存客 = 1 7 : 1 3だよ 」ではなく
「ウチの配分は 、ざっくり新規客 :既存客 = 6 : 4だよ 」
■人は増やせないけど仕事が増える場合
グラスの容量は変えられない以上 、変えられるのは各々のグラスに入った水の量です 。どう考えても 、それしかあり得ません 。
あふれさせないために 「捨てる 」選択が必要
最悪のケース
・仕事が回らず、結局課長が残業の日々
・重要度の高い既存の仕事にも影響が出た
・無理がたたって部下二人とも体調を壊した
部下は 、マシ ーンではありません 。
生身の人間です 。
そんな部下を壊すことになる可能性のある選択をし 、
「なんとか頑張ってくれ 」
「気合いで乗り切ろう 」なんて感情論に逃げる上司は 、はっきり申し上げて課長失格です 。
仕事の優先順位をつけ 、まずはいま入ってるグラスから水を捨てることがマネジメント
→◉◉これはとても重要なこと、仕事を振るだけなら学生でもできる -
Posted by ブクログ
いつも通り、非常にためになる本であった。
その中で特に気になった点についてメモしておく。
・わかっているのに説明できない症候群から脱却するためには、次の順序で考える必要がある。
構造の把握→論証→説明
例えば、以下のようにする。
構造把握:なぜ転職したいのか、その理由を整理する
論証:上司や同僚に説明できるようなストーリーを組み立てる
説明:その内容を相手にわかりやすく伝える
・発表するときは、いかに気をつける。
短文にし、話を終えるごとに間を取る。
数字言葉を使ったら間を取る。
※伝えると言う行為は、夫婦のジョギングと同じ
・物事を説明するときは、選択肢として2つある。
一方がダメならもう一方を選ぶしかない。
例えば、犯罪を立証するケースであれば、
刑事が立証する or 犯人自ら立証する
※消去法もいわゆるひとつの手段。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ非常に読みやすかったので、あっという間に読み終わった。
大切なことがたくさんわかりやすく書いてあった。
備忘録として、記録する。
・相手に安心感を与える=数字で伝える
・この数字は何からできているのかを常に自問自答し、最低2回繰り返すこと。
例えば、
営業成績=単価×訪問件数×成約率
訪問件数=1日辺りの件数×日数
→ 1日の訪問件数を増やす or 勤務日数を今よりも増やす
・人はポジティブに考えると、日現実的なシナリオを書いてしまう。
人はネガティブに考えると、現実的なシナリオを描きやすい。
ところが、ビジネスにおける数値計画をネガティブな気持ちで作成する人はほとんどいない。
・社内でNOと言うためには、必ず数字が必要になる。
出来事の起こりやすさを数字で表す。
そのためには過去の出来事からざっくりとした数字を推定しておく。
・相手が意思決定をするのにどんな数字を大事にしているのかを必ず探るようにする。つまり、キラーナンバーを常に意識するようにする。
・競合商品に劣勢なら、評価基準を変えてみる。
別の切り口から自社製品の売りを探す。
・この商品とあの商品の相関関係を知るには、散布図を書いてみる
・過去と比較して現在や未来を語る習性があるとしたらそれは悪い習慣。
過去に対してではなく、今どうなりたいのかを軸に会話をするようにすること。
つまり、目標は過去の数字で作らず今必要な数字で作ること。
・商品の特徴や魅力を全員が同じように認識できるように、
数字でわかりやすく資料まとめること。
相手がその数字を欲しがる最高のタイミングで提供すること -
Posted by ブクログ
ロジカルシンキングの初歩の初歩を教えてくれる本。
いろいろ手法を学んだけど、いまいち使いこなせていないと感じる人は一度読んでみても良いのでは。
この本に出てくるのは、仕事で伸び悩むサオリ(好きな言葉はDon't think.Feel!!)と数学専攻の大学院生の優斗。
そもそも「考える」とはどういうことなのかから、ストーリー仕立てで説明する形式になっている。
優斗が例となる問題を出し、サオリと一緒に自分も考えながら読み進めることで、自分自身できていなかったことが分かる。
実際に生かせるか分からずとりあえず覚えておこうくらいに思った手法もあるが、実際に試してみようと思うものもあった。
今自分ができていなくて、取り入れようと思ったことは以下。
・考えるためには、まず何を考えるのかをできるだけ具体的にする。(ゴールを決める)
・整理するとは、表を作ること。(切り口が複数ある場合それを明確にする)