深沢真太郎のレビュー一覧
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前作の「仕事で数字を使うって、こういうことです。」の続編として出された、中学生までに習う四則演算(足し算、引き算、掛け算、割り算)をうまく使うことで、方針決定する際の根拠となったり、法則性を見つけたりと、仕事に数字を使うことが苦手な人に幅を持たせる一冊。
今回も前回同様、株式会社ブライトストーンのアパレルブランドである「WIXY」の営業部を舞台に、根っからの文系でセンスと勘でWIXYを引っ張ってきた、ファッションを愛してやまない営業部エース木村斗真と、経営戦略に数字を取り入れることで、木村斗真に仕事の幅をもたせ、さらに成長させることを使命とされ、社長からのヘッドハンティングされてきた柴崎智香の掛け合いで構成されている。
今回はWIXYの売り上げの多くを稼ぎ出す表参道店の道向かいに、WIXYと同じ年齢層の女性をターゲットとする「FLAP」というアパレルショップがオープンすることが判明する。
ライバルの出現に表参道店の売り上げを維持向上させるとともに、FLAPに負けないブランドとして生き残らなければならない。
また、木村斗真としては、ある理由から絶対に負けられない戦いとなる。
今、高額な資金を投じている事業や広告等、自分の信念で必要だと疑っていなかったこと、長年同じようにやってるので、なんとなく続けているような形式的なことは、一度数字で裏をとってみたり、本当に効果のあるものなのかと疑ってみることも大切で、実は片手間でやっていたことのほうが、効果が高いなんてこともあり得る。
仕事のやり方や信念、スタイルやこだわりは人それぞれであってもいいと思う。
熱意や情熱、センスや勘だってなくてはならない能力だと思う。
ただそこに、裏付けとなる数字があれば、人に説明する、説得するときに大きな材料になるだろうし、その決定を実行しているメンバーの不安を解消する材料になるかもしれない。
なにも難しい数学的知識や、専門用語が必要なわけではない。
少し数字を使って考えてみるだけで、方針を決める理由になったり、何よりも何かの意図で作られた数字や表に惑わされたり、騙されたりすることも少なくなると思う。 -
Posted by ブクログ
普段は、数字を使ったビジネスコンサルティングや、企業研修等を専門とする著者が、ストーリー仕立てでわかりやすく、ビジネスでの数字の使い方を説明した一冊。
中堅アパレル企業である株式会社ブライトストーンは、20代後半の女性をターゲットにした「WIXY」というブランドを引っ提げ、年々業績を上げ、全国に10店舗を構えるほどである。
そのブライトストーンの営業部のエースとして、ファッションに対するセンスと感性で社員からの信頼も厚く、売り上げにも多大に貢献していた木村斗真のもとに、理系大学で男に負けたくない一新でバリバリ理系女子として過ごし、コンサルティング会社でも活躍していた柴崎智香が、社長のヘッドハンティングによってやってくる。
これまで数字といえば、売り上げが伸びたかどうかくらいを確認するくらいで、何を決めるにもノリと勘頼りだった木村に、智香は、数字による分析を指導していく。
理系女子による数字を使った分析というだけで、複雑で数字アレルギーだった木村だったが、智香が使う分析は小学生や中学生で学んだはずの算数ばかり。
コテコテの文系だった木村は、数字の使い方を学び、営業部としてさらに成長することができるのか。
もともと仕事で数字を使うことは少なく、分析して方針を決めるようなこともないけど、思考回路に幅ができたような気になった。
テレビや広告、アンケートや調査等、いろんなところに数字は使われていて、その数字は、その数字を見る人を、元となる人やグループの思う方向へ誘導する役目をもっている。
数字に騙されると言うと言葉は悪いが、簡単に誰かの思惑通りに動かされるのではなく、数字の裏を考えて、自分で判断できるような知恵を身につけておきたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ仕事において「考える」ことの大切さ、難しさを痛感し、「考える」ことが題材の本を読んでいる。
本書はストーリー仕立てで考える方法をいくつか紹介している。内容は少ないが、議論、意思決定、発想、問題解決といった個々のテーマに対して具体的にどのような考える方法が適しているかが書かれており、非常に分かりやすい。
普段思うことは、「考える」ことは誰でも当たり前にやっていて、出来て当たり前のことであるが、それを常に一定のレベルで出来ている人間は少ない。これは「考える方法」が自身の中で確立されておらず、その場その場で一定の考え方を行える人が少ないからではないか(自分も含めて)。仕事において「考える」ことは最も大切なことであり、本書以外にも「考える方法」を身につけていきたい。
・「考える癖」を作るために、より具体的な内容にフォーカスする(漫然と考えない)。
・頭の整理に表を作る(図でまとめる)。
・「裏を返せば」を考える時のキーワードにする。
という3つは生活に取り入れていきたい。
内容を整理すると以下の通り。
■前提
・考えるということは具体的なテーマ(スタートとゴール)があるから出来る。そのため、何について考えるか、所謂スタートとゴールをきめることが大事。
・スタートとゴールを決めたら、ゴールから考える。そうすることで、余計に考えることをしなくて済む。
・仕事の中心となる問題解決における「考え方」は①論理的に考える②発想するという2つの組み合わせ。
■①論理的に考える
・論理的に考える方法は(1)演繹法(線をつなげる)(2)帰納法(線を増やし、複数の根拠を作る)の2つ。
・整理とは「表を作ること」。表を作ることで頭が整理され、議論の時に話がすぐに出来る(自分の頭の中のどこに何があるが分かる)。
<議論>
・議論で使える考え方は(1)反例の提示(レバニラ議論におけるネギトロ)(2)背理法(主張を正しいと仮定して矛盾を見つける)の2つ。
<意思決定>
・意思決定で使える考え方は(1)重みづけ(選択を無理にでも数値化し、定量化する)(2)消去法(他に選択しがない」というのは説得力がある。
<発想>
・発想を広げる、所謂100人いたら99人はしない考え方をするには、盲点を見つける。盲点を見つけるには、(1)逆に行く(「裏を返せば」を口癖にする)(2)常識を疑う(思い込みを捨てる)という2つが大切。賢い人は盲点(=ずるいこと)を考えられる人。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ
★どの商品を売るか
売上と労力以外に、私なら利益も含めてどの商品を売るか判断する。
★プリンタの問題
例えば社員が無駄な印刷とかするとしたら(業務に関係ないものだったり、何度もミスプリをしたりとか)、課長席がプリンタの近くのほうが抑止力になって逆に効率化するかもしれない、と思った。
性悪説だけど。
★採用の問題
確率を高めるために1人目を無条件に断るというのは横暴たと思う。
よっぽどどうでもいいアルバイトならともかくもっと採用は重要だと思う。私なら履歴書で判断した上で集団面接にする。
◆報告書を進捗率で報告させるのは良い!
◆Xを使った数学ではなく算数を使う
たしかに算数のほうが本質を理解しているような気がするけど、結局答えが出れば同じじゃんと思ってしまう。。
わかりやすくいい本だった!