山川紘矢のレビュー一覧
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引き寄せの法則について簡単な知識しか持っていなかった私が、YouTubeでこの本を知り、実際に読んでみることにしました。
「何でも手に入る」「自分の思い通りになる」「病気も治せる」といった表現を目にすると、正直なところ胡散臭さや怪しさを感じてしまいます。しかし、本書の本質を理解すると、そこには大切なメッセージが込められていることがわかりました。
この本の核心は、自分を愛することにあると感じました。そして、ネガティブな思考(望まない結果)に陥ってしまった時に、いかに気持ちを切り替えて、ポジティブなこと(自分が本当に望むもの)に意識を向けられるかが重要だということです。
非常にシンプルに表現 -
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幸せな人生を送るために必要なたったひとつのこと。
これを伝えるために著者は様々な事例を300ページ近くかけて紹介している。
その結果、分かりやすい、納得できる、そうありたいと思える、
そういう本に仕上がっている。
著者の言いたいことはたった一つ。
あえて引用せず、自分の理解で翻訳すれば、
外界からの刺激をどう受け止めるか、どう反応するかは、自分次第、自身の責任。
ということになろう。
これ、要するに、「七つの習慣」のコヴィーの言う「刺激と反応の間のスペース」
に他ならない。(第一の習慣 主体性を発揮する)
「七つの習慣」の本ではここに触れられているのはほんの数ページ。
講習を受けない限り、 -
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『アルケミスト』のパウロ・コエーリョによる、旧約聖書の預言者エリヤに題材をとった試練と再生の物語。
寓話的な物語のなかに深い学びのある言葉の数々がしみるコエーリョの作風。しかし本作は、単純に物語として面白い。預言者ではあるがまだ若者のエリヤが過酷な運命に翻弄される姿は冒頭から目が離せない。絶望的な展開から、自己の再生のみならず、自分の住む世界の「再建」に挑む姿は勇気づけられる。そのとき、失われた愛と信仰が蘇る姿に感動した。聖書をまったく知らなくても、キリスト教に興味がなくても、この物語から汲み取れる学びは大きいものがあるだろう。
青少年にはまず『アルケミスト』だが、大人には本作を強くオスス -
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ネタバレ・聖書の次に読まれている世界的ベストセラー
・「人は自分が思っているとおりのものになる。これは人間そのものの在り方だけでなく、人生の全ての条件や環境でさえも自分が作っている。」
・「人は自分が思考するものになる。」
・行動は思考の花。喜びや苦しみはその果実。
・私たちの人生はある法則に従っている。それが「原因と結果の法則」。これは絶対的なもので揺るぎがない。
・「人は自分の思考の主人であり、自分の性格の形成者である。また、人生の条件、環境、運命の創造主でもある」
・自分のエネルギーを良い方向に転換し、自分の思考を有益なことに向ければ良い。
・自分自身の意識的なマスターになるためには、自分自身の -
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ネタバレ弓道を通じ、佇まいや心のあり方を粛々と説いてくれる。そんな本だと思った。ひとつひとつが深く、何度も繰り返し読んでいきたい本だと思った。宮本武蔵『五輪書』にも通じる、心や技をひたすら鍛錬し続ける、精神力を磨くための本だと思った。
なんでこんな本が書けるのか、とも思った。
ところが、エピローグにたどり着いた時、弓道を通して見ていたものはただ一部にすぎないことを知った。
弓の道が人生そのものではなかった。人には必ず生死があり、精神を磨くことは、常に死と隣り合わせの人生を真っ直ぐに進むための手段でしかなかった。
心が震えた。大切に生きたい、そう思う。