坂岡真のレビュー一覧

  • はぐれ又兵衛例繰控 : 8 赤札始末

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    3話からなる。
    「三分坂の殺し」
    いつも、又兵衛は、陰働き!
    そして、まだら認知症の主税。
    どこまでが、正気なのか?
    又兵衛を足軽のような存在にしている。
    検屍与力 兼 北町奉行例繰方の根張作兵衛。
    又兵衛の行く先々に、出会い、一緒に屋台蕎麦へ!
    情報を話して、立ち去るのだが、奢ると言った作兵衛は、勘定を忘れて立ち去り、又もや、損な役に回る又兵衛!

    話がそれたが、医者の藤安殺しは、大足の手練れ!
    あこぎな商人の難波屋が、町医者と同心殺しに関与と、掏摸のおりくに落とし文を 勘定吟味役の馬場の袂に。
    難波屋の後には、勘定組頭の赤松内記。
    馬場
    を設けて、馬場を登場させ、悪を表沙汰にさせる。

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    2025年06月24日
  • うぽっぽ同心十手裁き まいまいつむろ

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    主人公の勘兵衛の人柄に惹かれる。
    このシリーズがこんなに続くのも、勘兵衛にまた会いたくなるからだろうか?

    人は人の言葉で奈落の底に突き落とされたり、また人の言葉で勇気を持って生きられる。

    自分の価値を人に委ねるものではないが、支えとなる言葉は目に見えない財産になるだろう。

    ラストの「まいまいつむろ」は寂寞の思いに囚われる。上司に逆らえない優秀な社員と重なる。生きている以上、しがらみは消えることがない。

    いつも前を向いて進めるわけではない。天を仰ぎたくなる時もあるし、頭を垂れて地面しか見えない時もある。

    気を取り直して進めるのは、拠り所となる言葉だったりする。

    批判と傍観は容易い。ど

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    2025年05月10日
  • うぽっぽ同心十手裁き 蓑虫

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    うぽっぽのシリーズで一番面白かったかも。
    人情味のある話はいつも通りで安定した良さですが、今回は会話の掛け合い、運び具合がリズムがあってとっても面白かったです。 
    読んでいてにんまりしてしまいます。
    いつも以上に、うぽっぽと仁徳が特に。 

    長い間幼い子供を置いて消えた静が戻ってきて喜ぶ勘兵衛に対し、許せずいつものように酒呑んで静を認めようとしない頑固さをみせる仁徳。 腕のいい医者と、人情暑いうぽっぽ同心。 次も期待です。

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    2025年01月16日
  • うぽっぽ同心終活指南(二) 夫婦小僧

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    内容(ブックデータベースより)

    阿漕な商人だけを狙って金を盗み、貧乏長屋にばらまいていた盗人の夫婦。二十年前、長尾官兵衛に罪を見逃してもらった恩義を忘れず、盆と正月に必ず挨拶にやってきていた。しかし今年は妙な伝言を残し、消えてしまった。とんでもねえ連中の尻尾を掴んだ――と。還暦を迎えた“うぽっぽ”が悪事を裁く、傑作捕物帳シリーズ新章第二弾、書き下ろし。

    令和6年9月22日~25日

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    2024年09月25日
  • うぽっぽ同心終活指南(一)

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    内容(ブックデータベースより)

    臨時廻り同心の長尾勘兵衛は、還暦になった今も江戸市中を歩きまわっていた。同年配の同心たちはほとんど隠居したが“うぽっぽ”は変わらず、弱者のために一命を惜しまない。十数年前に島送りとなった男の帰りを娘に伝えるか逡巡していた勘兵衛は、偶さか居合わせた若い侍から自身の潔白を訴える最期のことばを託され……。傑作捕物帳、新章開幕!

    令和6年9月18日~21日

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    2024年09月22日
  • 本能寺異聞 信長と本因坊

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    歴史にもし、やたらればはないけど、それを楽しませてくれる歴史小説。最後は少しかっ飛んだけど、光秀謀反の発端はさもありなん。碁打ちの名人から見た稀代の英雄、信長とは。歴史好きにはたまらない1冊。

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    2024年06月01日
  • 一分(いちぶん)

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    最初と最後でこんなに印象が違うというか
    いろんな職業やそこ何処で会う人を通して成長していく
    THE青春時代劇って感じ。
    下級武士から酒蔵、そして船乗りと巡り巡って
    「一分」ってタイトルは最後の最後にに全部回収された気がする。
    どん底まで落ちても自分の一分を曲げてはいけないし、諦めてはいけないと
    久しぶりに痛快な本を読んだ気がする。

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    2023年12月13日
  • 初心~鬼役(三十三)~

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    鬼役33巻目。
    御役目は引退し卯三郎に継いだけど何だかんだで自分で解決してる、そしてやはり影鬼になったとしても強い。
    何だかだんだん徳川の世が怪しくなってきた感じがすごいするし
    水戸藩侮れないなと思いながら読み進んだ。やっぱり最高ォ

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    2023年09月27日
  • 一分(いちぶん)

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    この物語も凄かった。船が嵐の中を疾走するシーンは、目の前に映像が見えるようで、手に汗握る感じだった。是非、映画化して欲しい作品だ。

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    2023年02月27日
  • 継承~鬼役(三十二)~

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    ネタバレ

    鬼役32巻目。
    時代が移ろい、流れの中で自分の仕事も移ろいゆくのですね
    と、なんとも切なかった。しかし楽しみもできた。唯一、で…伝右衛門…泣
    33巻からどうなるんだろうか

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    2022年10月15日
  • 殿中~鬼役(三十一)~

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    鬼役31巻目。
    今回は珍しく志乃さんがたくさん出てきて
    普段とまた違う面白さたるや
    上役との騒動やらなんやら、まだ全然終わりそうにない

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    2021年08月23日
  • 暗殺~鬼役(三十)~

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    鬼役いよいよ30巻目に突入。
    今回の主役は卯三郎だった、もう全部持って行った感
    淡い恋ですな、にやにやが止まらない(最後まで)しかし修業が足りんなとも思ってしまった

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    2021年07月27日
  • 大名~鬼役(二十九)~

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    相変わらず面白い、鬼役もあっという間に29巻目。
    結構むごい描写が多くてこれは怒り心頭なのも理解できる
    まぁお役目暗殺で成敗するんだけど。
    莫迦殿ってカタカナじゃなく漢字で書かれていたのを久々見た
    しかし鬼役、全く終わる気配もない。

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    2021年07月07日
  • 黒幕~鬼役(二十八)~

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    鬼役28巻目。変わらず面白い!
    むしろさらに面白くなってきたのではないか
    アクション多めだったような。
    序盤からかなり面白かったし、柊の場面とラストがすごく儚げ。

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    2020年04月04日
  • 公方~鬼役(二十七)~

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    ネタバレ

    鬼役27巻目。
    串部の過去を少し垣間見たような話だった
    めっちゃいい奴じゃないか!と本を読みながら感情移入
    公方様(家慶)に最後くぎを刺すというか
    蔵人介が半ば橘の亡霊として、やんわりではなく
    結構きっぱり忠告するの最後の最後でスカッと爽快。
    なんだかんだで宿敵がいなくなった分
    平和っちゃ平和なんだけど…何か今後あるのかしらと勝手に期待している
    鬼役やっと最新刊まで追いついた~
    続編が待ち遠しい

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    2019年11月28日
  • 引導~鬼役(二十五)~

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    鬼役シリーズも25巻目ですか…早いな。
    相変わらずめっちゃ強い痩せ男の正体もいまいち分からないし
    (というよりもめっちゃ引っ張るな~引っ張りすぎじゃない?って思いながらも楽しみにしている自分がいる
    万里小路様は謎だし。
    月崎夫婦の話がものすごく悲しかった
    そしていきなり前触れもなく突然、志乃さんが行方不明になるとは
    なんか引っ張るなとは思いながらも続きが気になりすぎて
    また読んでしまう罠。

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    2019年09月30日
  • 白刃~鬼役(二十四)~

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    ネタバレ

    なんだか悲しさがあふれる24巻目。
    物悲しいというかなんというか報われない感がすごい
    前巻で亡くなってしまった橘の代わりに、新たに密命を下すの誰や誰やと思って読んでたら
    本当に最後やっと出てきた!待ってたよ!!
    これで水を得た魚のようになってほしいもんだけど
    お奉行の矢部然り、謎の痩せ男然り何か煮え切らないことが多い
    やっと八瀬(矢背)のことも徐々にわかってきた感があるので
    これはまたずいぶんと先は長いな~

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    2019年05月23日
  • 寵臣~鬼役(二十三)~

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    まさかまさかの橘のじっちゃんが…
    一番最後に一番堪えた。
    こんな風にたまに全く救えない感じの闇があったり
    かといってほのぼのする描写もあったりするけど、鬼役面白い。
    矢背家の秘密小出しなのでもやっとするけど
    次巻も楽しみ

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    2019年04月24日
  • 宿敵~鬼役(二十二)~

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    ネタバレ

    ついに?と言っていいのかどうなのか
    鬼役 蔵人介が、手強い奴にとにかく斬られた。ビックリ。
    そして陰陽師…なんですか「どうどうたらりたらり…」って…坂岡先生どうしたの?笑
    ちょっといきなりそんなのが出てくるとは思わず、戸惑った。
    とはいえ強敵現る!!!これは長くなりそうなんで次巻で楽しみにしていようと思った
    あと卯三郎の恋が悲しかった。切なすぎる。
    久しぶり一家総出での戦いのシーンが多かったような印象。

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    2019年04月19日
  • 不忠~鬼役(二十一)~

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    ネタバレ

    まさかまさかの21巻で桜木兵庫の良さが分かった。
    いつも読んでてダメなおっさんよな~と思ってたけど
    娘思いのいいお父さんじゃないか!となんだか泣ける。
    あと妻・幸恵の叔父を殺さなくてはいけない、何とも言えない心境
    もうどうしょうもない家斉をいよいよ殺るのかというタイミングで
    まさかの死去とは何とも言えない虚しい気持ち…
    はぁ~鬼役面白い!!!

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    2019年04月08日