あらすじ
「十手持ちってな、因果な商売ですぜ」
無残な屍骸をみるたびに、臨時廻り同心の長尾勘兵衛は虚しくなる。
そろそろ隠居しようかとも思うが、この世の中、理不尽で腹の立つことが多すぎる――。
そんな勘兵衛のもとに、二十年余り失踪していた恋女房の静が戻ってきた!
しかし記憶を失っており……。
傑作捕物帳「十手裁き」シリーズ、堂々開幕!
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Posted by ブクログ
坂岡真の本は 鬼役以来です。
おまけに 第二弾からのスタート!
坂岡真は 新潟出身の作家で 郷土の作家は大事にしなくちゃ。
題名 蓑虫は 主人公の勘兵衛と同じ歳くらいの
蓑田源十郎 のこと 56歳
抜け荷を調べ それを訳ありで上役に邪魔され
一人娘まで襲われ その子は口が聞けなくなってしまった。
本人は暇職に追いやられ 蔵の中で 事件簿の整理をしている。
けれど 蓑虫にも 意地はある。
勘兵衛が 事件の相談をすると
俺の骨を拾ってくれ!
という。
最後に上役との斬り合い
蓑虫は逝ったけど 蓑虫の家族には 春が来るかもしれない。
人情 思いっきり 優しさのあるところは
やっぱり坂岡真だなあ!
という本です。
Posted by ブクログ
うぽっぽのシリーズで一番面白かったかも。
人情味のある話はいつも通りで安定した良さですが、今回は会話の掛け合い、運び具合がリズムがあってとっても面白かったです。
読んでいてにんまりしてしまいます。
いつも以上に、うぽっぽと仁徳が特に。
長い間幼い子供を置いて消えた静が戻ってきて喜ぶ勘兵衛に対し、許せずいつものように酒呑んで静を認めようとしない頑固さをみせる仁徳。 腕のいい医者と、人情暑いうぽっぽ同心。 次も期待です。