感情タグBEST3
Posted by ブクログ
お父さんとしての矢背蔵人介が見えた今回の鬼役11巻。
赤子を拾って来てしまった話から、売り飛ばし金にする輩。
久々奥さんの幸恵さんの弓にも触れることができて満足。
巻が進むたび、面白くなってくるけど今回はラスト泣きそうなくらいよかった。
虐められている鐡太郎の恩師が殺され、仇討ちに行く姿。
子どもから大人になったと言っていいだろう。
正に鬼の子。だなぁと。
「なぜ命を捨ててまで無謀なことをやろうとしたのか?」
「それは鬼役の子としての矜持だ」
って。
しびれた。
Posted by ブクログ
この本の締めくくり『算額の誓い』は、蔵人介の息子鐵太郞が主人公。
武芸に秀でた家庭にありながら、いまひとつの息子がいじめにあっている話も、良い子なだけにかわいそう。 でも、”師匠”と呼びたくなる人との出会いもつかの間。
理不尽なことに、毅然と戦う根性はさすが矢背家。
子供たちの思いや、親の思い。
子供同士の人間関係。
数回は涙が出る箇所ありでした。
厳しい家庭でありながらも、愛情を注がれて育つと子供はこうなるのかと思ったりましました。