【感想・ネタバレ】間者~鬼役(六)~のレビュー

あらすじ

将軍の毒見役、鬼役の矢背蔵人介は、鈴振り谷で強盗に狙われた。難なく退治したあとに残された一枚の駕籠図。そして、一関藩の元藩士が殺害され、老中首座の水野出羽守は毒殺、中奥出入りの医師が斬られた。これらの線がつながったとき、幕府を巡る陰謀が明らかになる――。笑いと涙と爽快感の超一級時代小説。

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Posted by ブクログ

鬼役6巻目。
徳川家斉の豪華絢爛な生活と百姓や民達の生活との格差が拡大する一方で
私腹を肥やす城勤めのものたちの悪事がエンドレスな感じ。
今回はすこぶる登場人物が多い気がする。
夜光貝の抜け荷と老中暗殺と金色堂移設が話の中心だけど
なんだか最後は報われない…そんな
もの悲しい気持ちになるこの第6巻。
今を生きるのに必死な人達と、自分さえよければ良い金の亡者。
それぞれが登場して誰が味方か誰が敵か分からないのがずっと続く。
ラストの合歓の花がなんとも切ない情景だった。

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2014年06月09日

Posted by ブクログ

今回もこのシリーズよかったのですが、好きなキャラクターである、鬼役蔵人介の養母志乃の出番が少なく残念で星三つ。 
でも内容はいつも通りよかったです。

前作あたりから、公人朝夕人土田伝右衛門と御小姓組番頭の橘右近のイメージが少し変わってきました。 土田さんという人、公方を守る凄腕で隙のない人間離れしたクールなイメージでしたが、前々作あたりから、垣間見られるちょっと意外な表情、
そして今回は上手の手にもなんとやら。。。といった場面もあり。

橘右近もここのところ、私の中ではお茶目キャラ。
このシリーズの良いところは、公方の近辺で起こる事件の背後だけでなく、笑える要素も良い感じで入っているところです。
なんで、またも続き読みます。

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2023年04月29日

Posted by ブクログ

作者の調査力と知識の豊富さには毎回驚かされる。
政治の悪はいつの時代でもいるのだとあらためて思った。

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2020年12月03日

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