坂岡真のレビュー一覧
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鹿角落とし
足力おでん
藪雨
の3編です。
なんといっても 藪雨ですね!
藪雨は 雨の呼び名かと思ったら 鳥の名前でした。
女が次々に殺されていく。
調べていくと みな深川芸者だった。
そして 同じお座席に出ていた。
大好きなおふう も!
逃げた女房に未練があって 一緒になれなかった勘兵衛
おふうは
斬られたあと 三日三晩は生きていた。
勘兵衛は うちに連れて帰って世話をする。
死ぬ前に おまえさえよければ 一緒になろうな!
と言う。
おふうの葬式の時は おふうに純白の綿帽子を被せ
自分も紋付羽織袴姿で見送った。
もっと早く言っていたらねえ!
でも 出て行った静も見ちゃった後だったしね。
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笹りんどう
凍て雲
つわぶきの里
野ぎつね
凍て雲は お抹茶茶碗の名前なんですね。
松江藩に伝わる名器
ただ毒殺に使われたという伝説がある
19歳の垣添兵庫が 斬られて血だるまになって担ぎ込まれる。
助けてもらった礼に 抹茶茶碗をもらってほしいと勘兵衛に言う。
この兵庫 年子の美人のお姉さんが この茶碗で毒をもられ 監禁されて寝ていると言う。
松江藩には 相手にされず 藩主への籠訴に及ぶ
姉は 無事に助け出され 毒の治療も行われる。
津和野って 石蕗の花が一面に咲く
と書いてありますが 今はどうなんでしょうね。
つわぶきが咲くから津和野というらしい。
侍は侍から頼まれると 本気で 相手を -
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恋文流し
昔の人はロマンチックですねえ!
たらようの木の葉っぱの裏に恋文を書く。
紙にかいた恋文を 堂々とは持っていられない。
でも たらようの葉なら 着物に隠しても
気がつかれにくい。
めくみの纏
出て行った女房 静に似た女を見かける、
それから事件に巻き込まれる。
この頃って 餅喉に詰まらせると 鼻の穴から 酢を注いだんですねえ!
効果あるんでしょうか?
こがね汁
あばら一寸
と続きます。
あばら一寸は
ややこしい敵討のお話
藩の若妻が3人の藩士にレイプされる。
それをみて 藩士を切り 若妻を連れてにげた男吹越
一緒に逃げて 2人の子供ができる。
その娘と妻を地震で失った。
息子を連 -
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私が読んだうぽっぽ同心 最初ほ話しから読みたくて
これが第一弾です。
まだ女房のお静も帰ってきていません。
なんか 読むと この前の話しもありそうだなあ!
と思います。
なんか 前読んだのより ちょっと若い感じです。
悪者やっつけるのも キレがある。
うぽっぽさん 疝気持ちなんですね。
落語に出てくる 癪と疝気
まあ どちらも痛そうです。
娘の綾乃もまだ 鯉四郎と一緒になってない
4話ありますが 私は 最後のかごぬけ鳥が好きですね。16歳の娘は一途で健気です。
娘を騙した若旦那から お金を巻き上げ
この子の幸せのために使うなんて うぽっぽの旦那も粋ですね。
このシリーズのまずいところは ど -
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捨て蜻蛉
すっぽんの意地
嫁喰い
の3本
捨て蜻蛉
出ました薩摩示現流
人の胴体を横に切る
えー示現流って そんなに切れるー!
坂岡真さん 鬼役でも 人の足首から切る
なんてのがあったけど そんなに低く切れるー?
いやいや まあ劇画調でいかないと面白くはない。
大隈源九郎は 奥さん思いのいい奴で 長屋の評判もいい。
珍しく勘兵衛が女房のために買った鼈甲の櫛を
大隈に譲った。
源九郎の奥さんすみれ の母の形見だと言われれば仕方ない!
しかし 勘兵衛には 銀次と娘婿の鯉四郎がついてるので 心丈夫ですね。
この最後に死んじゃう源九郎もいい人なのよねえ!
次のすっぽんの意地
この義右衛門もいい奴 -
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狩り蜂
あやかり神
弓箭筋の侍
狩り蜂
産みたかった子供を流して 地蔵を抱いてなく女
嫌ですねえ なまなましくって!
坂岡真は 子供流したこと ないんだろうに
私もないけど
可哀想すぎる くらという女
美人で色っぽい女は 苦労がたえない
勘兵衛の奥さん静は 子供を産んですぐ お願いしますの書き置きを残して 姿を消した。
そして 最近戻ってきた。なんか いついなくなるかもわからなそう。娘が子供を産んで 赤ん坊をみて落ち着いてきた。
あやかり神の姉娘 拷問されて殺される。
弓箭筋の侍
この娘だけが 無事
戻ってきた。
やれやれ!
この時代には 丈夫で不細工 愛想もない方が
平和に生きられ -
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坂岡真の本は 鬼役以来です。
おまけに 第二弾からのスタート!
坂岡真は 新潟出身の作家で 郷土の作家は大事にしなくちゃ。
題名 蓑虫は 主人公の勘兵衛と同じ歳くらいの
蓑田源十郎 のこと 56歳
抜け荷を調べ それを訳ありで上役に邪魔され
一人娘まで襲われ その子は口が聞けなくなってしまった。
本人は暇職に追いやられ 蔵の中で 事件簿の整理をしている。
けれど 蓑虫にも 意地はある。
勘兵衛が 事件の相談をすると
俺の骨を拾ってくれ!
という。
最後に上役との斬り合い
蓑虫は逝ったけど 蓑虫の家族には 春が来るかもしれない。
人情 思いっきり 優しさのあるところは
やっぱり坂岡真だなあ!
と -
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3話からなる。
「三分坂の殺し」
いつも、又兵衛は、陰働き!
そして、まだら認知症の主税。
どこまでが、正気なのか?
又兵衛を足軽のような存在にしている。
検屍与力 兼 北町奉行例繰方の根張作兵衛。
又兵衛の行く先々に、出会い、一緒に屋台蕎麦へ!
情報を話して、立ち去るのだが、奢ると言った作兵衛は、勘定を忘れて立ち去り、又もや、損な役に回る又兵衛!
話がそれたが、医者の藤安殺しは、大足の手練れ!
あこぎな商人の難波屋が、町医者と同心殺しに関与と、掏摸のおりくに落とし文を 勘定吟味役の馬場の袂に。
難波屋の後には、勘定組頭の赤松内記。
馬場
を設けて、馬場を登場させ、悪を表沙汰にさせる。
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主人公の勘兵衛の人柄に惹かれる。
このシリーズがこんなに続くのも、勘兵衛にまた会いたくなるからだろうか?
人は人の言葉で奈落の底に突き落とされたり、また人の言葉で勇気を持って生きられる。
自分の価値を人に委ねるものではないが、支えとなる言葉は目に見えない財産になるだろう。
ラストの「まいまいつむろ」は寂寞の思いに囚われる。上司に逆らえない優秀な社員と重なる。生きている以上、しがらみは消えることがない。
いつも前を向いて進めるわけではない。天を仰ぎたくなる時もあるし、頭を垂れて地面しか見えない時もある。
気を取り直して進めるのは、拠り所となる言葉だったりする。
批判と傍観は容易い。ど