松本清張のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ついこのまえ、終了したドラマの原作本です。
ドラマは・・・ ちょっと、うーん?といった感じだったので、原作を手にとってみることに。
なんかね、松本清張氏の小説だから、うーん?という感じなわけはない!とちょっと悔しかったのです。。
ドラマの中でね、「道夫は○○と思うのであった」
みたいな、ナレーションが多くてね。うーん?解説しすぎじゃない?と違和感があったのですね。
やっぱり小説は、スルッと入り込めました。
まぁ、簡単にいっちゃうと、悪い男がいて、誘惑されて群がる女性が次々と変死を遂げていくストーリー。
松本清張氏おとくいの男女のドロドロです。
ねばい ねばい。どこまでもしつ -
Posted by ブクログ
すべて知っている情報ばかりなのに、なぜこんなにドキドキできるのか。新装版なので、文字も読みやすく、また思いのほか松本清張が平沢に肩入れしていない書き方だったので(もちろんまったくしてないわけじゃないが)、どう結末づけるんだろう、と単純に読み手としておもしろがれて嬉しかった。
みなまでは書いていないけど、犯人を追い詰めたら軍の関係だった、というところを随所に散りばめて書いてある。でも追求はしきれないで終わった感じで、これは「日本の黒い霧」で充分に書いてあるからいいのかもしれない。「小説」とつけたところに、松本清張も小説では勝てない「事実」を悔しく思い、挑戦してみたんだと思う。いや、おもしろかった -
Posted by ブクログ
「女の愛」をテーマにした推理短編集。
どこかで清張の作品の中では一番の秀作と書いてあったので買ってみた。
元は「小説現代」に原稿用紙30枚の読み切りということで書かれたものだとか。なぜか11作品しかないから超売れっ子だった清張氏ゆえに息切れでもしたのかな?
読後感としては期待した分がっかりさせられた。
元々、清張氏の女性の描き方は好きじゃなかったけれど女を見る目が冷たいと再認識した。男尊女卑の男の視線に終始しているのが不満。
まあ、太宰治と同じ年なのだから年代的には仕方ないのかもしれない。
30枚でどれほどの物が書けるかいつか実験してみたい。