松本清張のレビュー一覧

  • 危険な斜面

    Posted by ブクログ

    「危険な斜面」★★★☆☆
    「二階」★★★☆☆
    「巻頭句の女」★★★★☆
    「失敗」★★★★☆
    「拐帯行」★★★★☆
    「投影」★★☆☆☆
    「投影」は新聞社に勤めていた清張自身が投影されており面白く読めるのだが、最後はトリックに走ってしまったのかなと残念。

    0
    2009年10月04日
  • 渦

    Posted by ブクログ

    最後のおわりかたはが???民宿のおじさんが女性を以前見かけた、という話はなんだったの?

    0
    2011年10月23日
  • 蔵の中 短篇時代小説選

    Posted by ブクログ

     流石にしっかりとした内容の時代物五編です。うち四編は捕物帖ですが、私のお気に入りはその他の一編「酒井の刃傷」です。表題作「蔵の中」のトリック(?)は、ちょっと寝耳に水な感じが・・・・・・私がものを知らないだけ?

    0
    2009年10月07日
  • 夜光の階段(上)

    Posted by ブクログ

    ドラマ化もされたしいっちょ読んでみようということで
    読んだ本。ドラマの方では木村佳乃の演技がいい感じに
    歪んだ感じでスキ。原書とは、筋が異なってきているので
    どうなるんだろうと楽しみ。

    話は男版『黒革の手帳』。
    主人公に魅入られてよってくる女達の手をとり
    それを燃料として、どんどん栄光への階段をのぼる
    サクセスストーリー(笑)を描いている。
    けれど、ずっと輝ける人生でピリオドがうたれるのと
    衰退していきながらそれを区切るのはどちらがいいのだろうと
    ぼんやりおもったりして。


    0
    2009年10月04日
  • 水の肌

    Posted by ブクログ

    初めての松本清張
    読み始めは面白い。。と思ったけど、文庫自体が薄いのに、更に短編集で、「これで終わり!?」な感じで、2つ読んで終了。。。
    やっぱ昔??のだからか、新しさがない。
    当時は新しくて面白かったんかなぁ と。

    シーワワーってのがおもしろかった

    0
    2009年10月07日
  • わるいやつら(上)

    Posted by ブクログ

    すごくスリリング、でも黒革の手帳と続けて読んでしまったせいか、最終的な結末が似ていてまたかと思ってしまった。でも時代を経ても色褪せない松本清張はやはり天才だ。

    0
    2009年10月04日
  • 夜光の階段(上)

    Posted by ブクログ

    【有名になることって何だろう。】
    陰で殺人を重ねて女たちを踏み台にし、成り上がっていく佐山道夫。影から疑う桑山検事。盛者必衰、因果応報、という話。 
    解説にもあったが、主人公にホストなどではなく、昭和44・5年頃に少なかった男性美容師を選んだ所が良い。

    0
    2009年10月04日
  • 聞かなかった場所

    Posted by ブクログ

    松本清張のドライで人の本質をついたタッチがたまらなく好きです。
    聞かなかった場所、妻の急死の真相を突き止めたい夫の
    人の悲しい性がするどく表現されています。

    0
    2009年10月04日
  • 駅路

    Posted by ブクログ

    昭和40年、今から40年以上前の松本清張の短編集。
    もちろん昭和レトロな香りがプンプンしていますが、短編とはいえ読者をぐいぐい惹きつける力は
    松本清張、さすがです。
    中学時代、ちょっとインテリな子は松本清張を読んでましたからね。
    まぁ私は星新一でしたが・・・・・。

    綿密に計画された殺人なのに、犯人は時々とんでもないミスを犯してしまう。
    被害者の家で殺人をおこなった後、そこで出されたお茶碗を証拠隠滅のためにもって出る。
    タクシーを拾って、さてそのお茶碗をどうしようかと考えたあげく、タクシーを止め、
    小便をする振りをして川へ行って、川に向かって投げ捨てる。
    しかも運転手さんの視界の中で。・・・・

    0
    2009年10月04日
  • けものみち(上)

    Posted by ブクログ

    病で床に伏せながら妻への異常な束縛心を募らせる夫。
    そんな彼を養うためだけに生きる妻、女中の民子。
    自分の人生を浪費しているとしか思えない日々を送る民子の前に現れたホテルマネージャーの小滝。

    ふとしたことがきっかけでほんの一歩を踏み出してしまう。
    境界線を越えてしまう。誰にでもありえること。だからこそ引き込まれる。

    この先の彼女に何が待っているんだろう。

    下巻が楽しみ。

    0
    2009年10月04日
  • わるいやつら(上)

    Posted by ブクログ

    わるいやつらという割に、主人公の院長が付き合っている女性がことごとくうらやましく感じられないのは残念です。
    わるいやつらというぐらいなので、下巻では主人公以外にも悪い奴が出てくるのでしょう。
    この前黒革の手帳を読んだだけになんとなく展開が読めなくもないです。

    0
    2009年10月07日
  • わるいやつら(下)

    Posted by ブクログ

    やっぱり本当に悪い奴は主人公の他にいました。
    悪い奴が主人公というのは犯罪者の心理を好きなだけ描くことができるので、いいと思います。

    0
    2009年10月07日
  • 黒い空

    Posted by ブクログ

    山内定子が創った八王子郊外の結婚式場「観麗会館」は、その高級感がうけて大変な繁盛ぶりだ。
    経営をまかされている小心な婿養子善朗はある日、口論から激情して妻定子を殺し、
    死体を会館の名所である「岩壁」に埋め込んでしまう。
    門出を祝う式場が奇しくも墓場となり、その上空を不吉なカラスが飛び交い、新たな事件が発生する……。
    河越の古戦場に埋れた長年の怨念を重ねた長編

    歴史背景がしっかり描けてて
    さすが清張と言うべき作品でした。

    しかし最終的に何でもかんでも
    はしぶとカラスかぃ!と言う感じの残る作品でした。

    0
    2009年10月04日
  • 聞かなかった場所

    Posted by ブクログ

    妻が死んだ
    何故あんな場所で

    その疑問だけで小説にするってのには多少無理があった気がするけど
    さすが松本清張 物語の進め方とかがうまかった

    0
    2009年10月04日
  • わるいやつら(下)

    Posted by ブクログ

    上・下巻まとめて。
    女の価値を、お金でしか計れない、色と欲に翻弄される、哀れな男が主人公である。
    何とも自分勝手で、周りが見えなくなっていて、最後には、痛いしっぺ返しが待っている。
    周りをうまく騙して回しているつもりが、結局、誰からも、愛されず、悲しい結末となる。
    自業自得とはいえ、可哀想な男である。

    0
    2009年10月07日
  • Dの複合

    Posted by ブクログ

     あまり売れない作家の伊勢忠隆は、天地社の雑誌の依頼を受け「僻地の伝説をさぐる旅」の連載を始めた。天地社は財産家の奈良林が道楽で始めたらしい小さな出版社。編集の浜中と浦島伝説、羽衣伝説で有名な丹後半島などを取材旅行に出かけるが、木津温泉で白骨死体の発掘現場に接したり、あるいは明石人丸神社で計算狂の坂口みま子という女にであったりする。ところが第一回の記事が載ると、あの謎の女坂口みま子が尋ねて来て、三十五の秘密を解いたかと思うと、熱海の山の中で絞殺されてしまう。第二回目の取材で美保の松原等に行く内、伊勢は自分たちが歩いている場所が北緯百三十五度、東経三十五度の線上であることに気がつく。愛読者と称す

    0
    2009年10月04日
  • けものみち(下)

    Posted by ブクログ

    政財界を裏から牛耳る謎の老人、という設定がいかにも昭和的。
    詳しくは知らないけど、昔は実際におったんやろなぁ。
    俺が知らないだけで、今でもいるのか!?
    主人公の民子が、初期の「頭が良くて図太い女」から「単なる勘違い女」
    になってしまったのがリアルではあるけど、残念。

    0
    2009年10月04日
  • 駅路

    Posted by ブクログ

    「陸行水行」は面白い。純粋な歴史モノと見せて、最後にちゃんとミステリが用意してある。08.4.9読む。

    0
    2009年10月04日
  • Dの複合

    Posted by ブクログ

    作家の伊瀬忠隆は雑誌の依頼を受けて「僻地に伝説をさぐる旅」の連載を始めた。第一回浦島伝説の取材地丹後半島いらい、彼の赴くところ常に不可解な謎や奇怪な事件が絶えない。そして突然の連載打切り。この企画の背後に潜む隠された意図の存在に気づいたとき、伊瀬は既に事件の渦中に巻き込まれていた。古代史、民俗説話と現代の事件を結ぶ雄大な構想から生れた本格的長編推理小説。

    0
    2009年10月07日
  • 湖底の光芒

    Posted by ブクログ

    亡き夫の残したレンズ製造会社を経営する未亡人の美人女社長が、親会社倒産という苦難に直面する。
    義理の妹の厭味で横暴なキャラに辟易した。女の嫉妬の醜さがよく描かれている。

    0
    2009年10月04日