梨のレビュー一覧

  • 学校の怪談じゃ、ものたりない? 君に綴る5つの恐怖

    Posted by ブクログ

    伴名練「押し入れの宇宙飛行士」★★★★★
    隣家の少女に誘われて、少年はアパートの押し入れからガラクタだらけの宇宙船に乗る。彼女の故郷であるという母星に向けて宇宙旅行をするが、やがて二人に決定的な別れが……

    少年期の思い出と小宇宙の輝き、それと対比される現実の無情を描いた(ホラーというよりも)SF短編。あどけなさとコケティッシュさの両義性をもった少女の造形、スリリングな宇宙旅行の描写が非常に楽しく読める。個人的には一番好き。

    澤村伊智「しゃぐらどりの娘」★★★★★
    引きこもりの幼馴染、学内新聞のネタ探しの日常が「しゃぐらどり」に塗り替えられていく。やがて主人公は町に潜む化物と対峙する……

    「しゃぐらどり」という土俗的な呼称がすばらしい。紙幅にムダがない洗練された構成と展開の妙、そして何よりたしかなホラー描写に裏打ちされた快作。終り方も含めて、アンソロジーの掉尾を飾るにふさわしい一作。

    梨「イオ」★★★
    藤子・F・不二雄の「宇宙人レポート サンプルAとB」を連想した。巷で流行のジャンル批評的な試みは面白いものの、どこかで見た印象は拭えずだった。

    内藤りょう「CHURCH ーー恐界ーー」★★
    ところどころに面白くなりそうな設定やネタは感じとれたものの、総じてそれらに対する紙幅が足りず惜しく感じた。

    藤ダリオ「サイコロあそび」★
    賽子の出目に応じて苦しむというアイデアはいいものの、ストーリー構成や描写が甘く、全体的に唐突さを感じる場面が多かった。

    0
    2025年09月10日
  • 学校の怪談じゃ、ものたりない? 君に綴る5つの恐怖

    Posted by ブクログ

    学生向け(ターゲットは中〜高生かな?)だからかホラーとしての怖さレベルは低めと感じた。
    梨さんの「イオ」がメタもので面白かった。 
    内藤さんの作品、憧れの先輩と礼拝堂の秘密を追ううち学園の7不思議の謎に至るという、ちょっと怖い青春譚。読んでてワクワクした。

    0
    2025年09月07日
  • 学校の怪談じゃ、ものたりない? 君に綴る5つの恐怖

    Posted by ブクログ

    全体的にホラー感があまりなく、少し物足りないかなという感じだったが内藤了さん、澤村伊智さん、藤ダリオさん、面白かった。

    0
    2025年08月28日
  • かわいそ笑

    Posted by ブクログ

    ネットの考察を読んでなんとなく理解。鬼門の通り道やQRコード読み込みとか、ギミック込みで面白いのかなと思うが、純粋な文学作品かと思っていたので拍子抜け。左上から右下に読むには少し読みにくい文章で、効果的な書き方とかアップロードの仕方とかには他の方法の方が怖いかも。
    呪い自体はそんな怖くなかった。

    0
    2025年08月27日
  • 6

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    モキュメンタリーっぽい3話目が面白かったがあとはあまり。怖さも感じなかった。
    幽霊の自殺なんて、設定としてちょっと無理があるような。

    0
    2025年09月02日
  • お前の死因にとびきりの恐怖を

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ホラーだと思っで読み始めたら青春小説だった!笑
    読後感はなんとも言えない、やるせない感じでハッピーエンド!って感じではなかったけど、それがよかった。
    本の表紙のデザインについて、終盤で触れられていて面白いなと思った。

    0
    2025年08月24日
  • ここにひとつの□がある

    Posted by ブクログ

    タイトルと表紙には何の繋がりもない短編。それぞれのキーワードが箱?なのかな。練習問題も穴埋め作業も面白さor怖さ?がよく分からなかった。第七章は気持ち悪いので、食事前には読まない方がいい。

    0
    2025年08月22日
  • ここにひとつの□がある

    Posted by ブクログ

    ホラーの表現が面白かった。
    練習問題は意味怖的なやつだろうか?
    オルゴールの話は生々しい。気持ち悪くなった。
    艶かしい表現がなんとも気持ち悪くて良い。

    しかし、皆さん書かれているように難解なため、何回も読み返した。読み返しても分からないところが多い。

    0
    2025年08月19日
  • 6

    Posted by ブクログ

    デパートの屋上遊園地から峠道の石塔と奇妙な集団、宗教の勧誘らしき風景と続き…古びた屋敷の惨劇を生き残り死後の世界を垣間見る。最後は自死を繰り返す自分を俯瞰する奇妙な終わり方、文章が上手なので読ませられたが~全体的に怖そうでそこまで恐怖で震え上げるほどでもない。

    0
    2025年08月15日
  • SCPって何ですか?: 1

    Nao

    購入済み

    ネット掲示板が好きな人向けかも

    漫画を描いてる大学時代の先輩後輩っていう関係性がよくて読みました。
    オカルト板とかネット掲示板に親しんでる人なら楽しめると思います。
    私にはなじみがなかったので少し難しかったかな…。絵は見やすいです。

    #シュール

    0
    2025年08月14日
  • 学校の怪談じゃ、ものたりない? 君に綴る5つの恐怖

    Posted by ブクログ

    それぞれ異なるホラー5篇からなるアンソロジー。全体的にホラー要素は薄めに感じた。目当ての澤村伊智と内藤了の作品はもちろんはもちろん伴名練の話も面白かった。

    0
    2025年08月03日
  • ここにひとつの□がある

    Posted by ブクログ

    怪談作家の梨さんは存じていたが小説は初。
    (TV番組は見たことがある程度)

    「練習問題」や「穴埋め作業」みたいな文章以外に恐怖を感じさせるものもあり新しいなとは思った。
    ただぞわっとした怖さは薄目。

    個人的に「カシル様専用」、「穴埋め作業」、「虹色の水疱瘡、或いは廃墟で痙攣するケロイドが見た夢の中の風景」が好き。

    0
    2025年08月03日
  • 学校の怪談じゃ、ものたりない? 君に綴る5つの恐怖

    Posted by ブクログ

    梨さん、内藤了さん、澤村伊智さん目当てで買ったのだけど、思ってたよりはホラー要素がマイルドだったかな…。というより、ホラーに感じなかった作品の方が多かったかも。
    内藤了さんのが好き。

    0
    2025年07月31日
  • かわいそ笑

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    被害ではなく加害を押し付けるのが斬新。
    とはいえ、最先端(出版は3年前だけど)のモキュメンタリーを楽しむのにはデジタル機器が必要ってのがなんとも。

    0
    2025年07月26日
  • 行方不明展

    Posted by ブクログ

    【内容紹介】
    読み進めていくと行方不明者には何か共通点があることに気づいてしまう。もしかしたら僕らが「おいていかれた」のかもしれない
    ──麒麟 川島明

    行方不明、と書いてみる。どうかそれがあなたにとって望みどおりの形で整っていますように
    ──高瀬隼子


    この本は「行方不明になりたい」と切実に願った人の前にのみ現れる、「異世界への扉」──ホラー作家・梨×株式会社闇×大森時生主催の不穏な展覧会「行方不明展」が書籍化!“行方不明”をテーマに作られた、さまざまな架空の“痕跡”、全52件を完全収録。

    ※この書籍に収録されている展示品は全てフィクションです。

    ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

    一言で言うと「不気味」な本です。単なる怖い話とは違う、自分のすぐそばでも起こりそうな生々しさがそう感じさせるのかなと思いました。身に覚えのないメモ、他の人から聞いた記憶にない人物や出来事の話、そういうものって、実は自分の記憶からだけ欠落して行方不明になってしまったのかな。

    0
    2025年07月22日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

    Posted by ブクログ

    ホラーのジャンルを5W1Hの6つに大まかに分け、それぞれのテーマに沿った短編が8つ収録された本。中学生向けらしく読みやすく、各話ごとに解説まで付いている親切心。こんなの読んだらホラー好きになっちゃうよ。
    特に良かったのは怪異を通して自ら立ち向かうことを覚える平山夢明氏の「さよならブンブン」そして、アンソロジーといえど面白さは変わらない雨穴氏の「告発者」ラストは梨氏の「民法第961条」で締めくくってくれる。

    0
    2025年07月11日
  • 行方不明展

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    求めていたのは何らかの「怖さ」「不気味さ」。
    後者は満たされたのだけれど、前者はさほど。
    実際に展示されたものをぜひ見てみたかった。

    0
    2025年07月03日
  • かわいそ笑

    Posted by ブクログ

    紙の本としての仕掛けが楽しかった本。1ページがちょっと厚いな。なんでだろう?そういうことか!と気付かされたり、QRコードを読み込むのも読社参加型。他の方の感想を読んでこの話のカラクリはわかったんだけど、それ以上はゾクっと来なかった。モキュメンタリーホラーが好きなら…って感じ。

    0
    2025年06月19日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

    Posted by ブクログ

    タイトル通り、こう名付けたジャンルと分類のホラーはこんな感じですよ、と例を出している本。

    いくつかの作者の異なる短編から成り立っており、長編小説が好きなせいか短兵急な感じがして、イマイチ怖さは感じなかった。

    今後の分類に役立つことを願って星3とします。

    0
    2025年06月17日
  • つねにすでに

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    うーーーーん、面白い/面白くない とか、怖い/怖くない で評価できないというのが正直な感想。
    忖度なしで本音で言うと、ただただ煩わしかった。
    本の内容とサイトの内容を比較したり、QRコードから動画を確認したり、サイトが一度消去される前の情報を探さなければ分からないことがあったり。
    他の方もレビューしていたが、「媒体の行き来で気が散る」「本だけで完結してほしい」、まさしくその通りだと思った。

    もちろん、1つ1つの話は興味深かったし面白かった。しかし、全体を通して理解しようとした時に、大雑把かつ漠然と「何となく言わんとしてることはこういうこと?」というのは分かるが、1〜100まで全て理解しようとすると何だか話が壮大過ぎて考えるのがめんどくさくなる感じ。

    ところで、私は元のサイト「つねにすでに」をよく知らないため、見当はずれなことを言っているかもしれないことを前置きした上で、思ったことを書いていくと。
    そもそも、サイト「つねにすでに」を初期の初期から追っていない人には、100%楽しめる構造になっていないような気がする。そのため、本『つねにすでに』から楽しみたい人は、Guruまでの消去される前の内容を知っている人のように「ここが消去される前と違う」といった楽しみ方も出来ないし、変更された情報を把握することがかなわない。これって、後から作品を楽しみたいと思った人に対してあまりに不親切なのではないか。
    もちろん、古参から楽しんでいる人が、ネットで考察したり変更前後の比較を書き連ねたりはしてくれているが、そこには自分がもう知り得ない変更前の情報が含まれており真か偽かの判別すらできない。そのため、わざわざ変更前の情報を探そうとする気力が湧かないのだ。
    これは何だか、自分の知らない内輪ネタで盛り上がられているが、そのネタ元についてわざわざ知ろうとするのが煩わしいので、とりあえず「ふぅん、そうなんだ」と享受する感覚に似ている。

    とにもかくにも、私の場合、読み終わって「怖かった」「面白かった」という感想よりも「やっと読み終われた」「疲れた」「難しかった」しか残らない作品だった。
    正直、ホラーって「怖い/怖くない」という感覚が命だと思うので、そこにやれ考察だの やれ動画やブログのチェックだの、言ってしまえば「不純物」が加わることでどんどん作品の怖さを損なうのではないかと思うのだが。作品に小難しさや読者もついていけないような「新しさ」は邪魔にしかならないと思う。

    0
    2025年06月06日