梨のレビュー一覧

  • SCPって何ですか?: 1

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    今やネットホラーの一大ジャンルとなったSCP。
    それをテーマにした漫画を描いてみないか、と主人公たち2人に話が持ち掛けられるのが物語の発端です。
    一巻ですので、今後の伏線や種蒔きに終始している様に伺えます。先が気になる作りではありますが、読んでいるこちら側としては答えの一部分だけでも見せて欲しかった。
    とはいえ一巻ですので、次の巻に期待したいと思います。
    主人公たち2人のキャラクター、その掛け合いは凄く楽しめました。

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    2024年10月17日
  • お前の死因にとびきりの恐怖を

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    まず、表紙。
    著者・梨さんだからホラーとはわかってるけど、さわやか青春小説?と思うほどの淡い水色のきれいな表紙に困惑。
    そして「きみとの明日を消したい理由(櫻いいよ)」の表紙と酷似。
    間違えて手に取ってしまったほど。
    最後まで読むと、さわやかな表紙にも著者の思惑が織り込まれていることに感嘆。

    内容は調査から入るモキュメンタリーホラーで、え?どういうこと?と困惑するパートとゾゾゾとするパートが入り乱れ、ティーンたちのモヤモヤや鬱々とした気分・死に惹かれる心がまざまざと書かれていて、気持ちが持っていかれそうになる。
    ただ、これを読んだ10代たちには、この本が言いたいことは「自死を肯定してるんじゃ

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    2024年10月04日
  • お前の死因にとびきりの恐怖を

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    読む前と読んだ後で、タイトルの印象はガラリと変わる。
    ストーリーも想像していたものとは違った。
    ホラー小説を読む気でいたのに、いつのまにか青春小説を読まされていた。
    こういう関係性をもアリなのかな。
    誰からも理解されなくても関係ない。
    たとえ友情とは呼べなくても、相手に対する尊重の気持ちはあったと思うんだよなあ。

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    2024年09月21日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    ホラーを便宜上5W1Hで分類分けして何でそれが怖いのかを暴き、その上で名手の書き下ろし短編を読むのだ。澤村伊智の『みてるよ』、五味弘文の『とざし念仏』は特に解説あっても普通に怖くてむかついた。良かった

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    2024年08月17日
  • その怪文書を読みましたか

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    この怪文書もう一回確かめたい!も思ったときにすぐ読み返せるので書籍は便利だな〜と思いました。怪文書が全体的に詩的で読み応えがありました。映像作品はなんとなくしか伝わらず残念。あとアレのホームページは消えちゃったんですねぇ…。

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    2024年08月14日
  • 自由慄

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    死に魅了された人たちの、呪いのような美しい散文。まるで褪せたり朽ちたりしないよう、永久冷凍保存した恋文のような。なんとなく現代の太宰味を感じた。



    25時59分 屋上で「答辞」と叫ぶ声が聞こえた

    こっそりと拾った傘の内側に書かれた幾つもの謝辞

    いつまでも釘を打つ音がする
    もう木も、呪いたかった人すらもそこにいないのに

    「けのび」という俗称がついている死体

    自宅の窓に外側から張り付いている男児が
    こちらを見ていたので、蝶かと思ったって言ったら、
    その子が満足したみたいに笑って、消えた

    「あの先輩に告白しなくてよかった、ずっと後悔できるから」
    といった意味の話を、泥酔した勢いでされた

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    2024年08月10日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    ネタバレ

    ジャンルの分け方は、いささか強引と思うところも。まあ便宜的に、ということだろうか。この分類でいくと2つ3つに跨ることもあるし、どのジャンルにもすっきりと収まらないものもあるよね。
    作品としては五味弘文『とざし念仏』が面白かった。

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    2024年07月30日
  • 6

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    一見つながりの無さそうなエピソードが続いて最後に全部がつながってくる、っていう構成らしいけど、最後まで読んで結局(え、どういう意味?)ってなった むず

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    2024年07月15日
  • その怪文書を読みましたか

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    考察系展覧会「その怪文書を読みましたか」は、不確かなネット上の情報を「怪文書」に見立て、あらゆる情報から考察を楽しむ展覧会、だそうで、渋谷で実際に開催されたものを、一冊の書籍にまとめたものが本書です。今(2024年5月~)は横浜で開催中とのこと。
    本物の怪文書を展示してるのかと思ったら全部フィクションぽくてちょっと思ってたのと違ったけど、QRコードでサイトへ飛んだり音声を聞いたりと仕掛けがたくさんでわくわくした。
    あまりにも電波すぎて意味不明なのはフーンと読み飛ばしていたけど、シンプルに「あなたのいぬくれませんか?」「この犬の飼い主さんをさがしています」「知っている方は連絡ください」がぞわっと

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    2024年05月25日
  • その怪文書を読みましたか

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    渋谷で開催されたという古い言い方をすれば「電波系」の怪文書を集めた展覧会を書籍化した(体の)本。
    調べれば判ることだと思うが(そしてわざわざ調べる気もないが)、とりあえず本を読んだかぎりではこの本に掲載されている怪文書の類いが実際に実在したものを著者が採集したものなのか、それともフェイク・ドキュメンタリーとして創作したものなのか判断はつかない。怪文書に関する解説に具体性が希薄なのでフェイクっぽい印象を受けるがあくまでそう感じる程度。
    さらにいえば、渋谷で開催された展覧会も本の中では具体的な日時や場所も明記されておらず本当にあった展覧会なのかも定かではない。
    この本物とも偽物ともつかない感じを作

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    2024年05月16日
  • その怪文書を読みましたか

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    渋谷で開催された展覧会の書籍化。かなりの数の怪文書を見ていくフォトブックのようだが、章ごとにテーマがあり収集者によるコメントが差し込まれている。我々読者はそれを見ながらいくつかの共通点に気づいていき、考察させられていく。書籍でも十分面白いのだが、展覧会に実際に行けたら最高に面白かったと思う。本書ではある程度整理されたものを一気に読むことができるためよほど察しが悪くなければ誰でも同じような答に行き着きそうだが、現場で仲間と頭を捻るような見方ができたらまた違ったかもしれない。怪文書の作り方が上手すぎる。

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    2024年03月17日
  • 自由慄

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    ページをめくるたびにニヤニヤしちゃう。
    梨さんの書籍で一番好きかも。
    なんてフォントだろ、気になる。
    「と」は普通なのに「あ」「ど」がなかなか見かけない崩れ方してて特徴的。

    世にも奇妙な物語や、ネトフリとかのオリジナル配信みたいな感じで15分くらいのドラマで観たい!

    p.114 壁に「いつも清潔にご利用いただきありがとうございます」と書かれている祠
    ↑これ、イタズラ書きなのか、丁寧に気持ちを込められて書かれているのか気になる。

    p.125 証明写真機から出られない
    ↑怪異伝播放送局でも、こんな感じの配信あったよね。それ思い出してソワッとした。

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    2024年03月10日
  • 自由慄

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    何回か読んだけど、やっぱりよく分からなかった
    分からないように、私がしてるのかもしれない
    ただただ不穏

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    2024年03月05日
  • 6

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    一体何を読んでいるんだ。何を読まされているんだ。が最後まで続き、その先に待ち受けているのは生き地獄。いや、死に地獄。えっ、どういうこと?ひょっとして、そういうこと?100%理解できていない自信があるのに、生理的にゾクゾクさせられてしまう、この作者特有の筆致がクセになる。

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    2024年02月29日
  • 自由慄

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    ネタバレ

    これはどうでもいい手紙ではなく「じゆうりつ」


    ルーズリーフを折る事で作られた小さな手紙。299の書簡に書かれた断片的な言葉をもとに構成した(という体裁の)本です。

    自殺した子とその友達の話? 赤い字の言葉は自殺した子に関わる文言? 色々な事を考えられて、ほんのりと恐ろしく、どこか儚い言葉の欠片から背景を想像し、考察するのが好きな方にはとても楽しいと思います。
    もちろん、純粋に自由律俳句、あるいは詩として読んでも繊細で不気味で美しい。

    印刷方法やフォントも凝っているので、そういう観点で見ても面白いです。

    近々『自由慄』トークイベントのアーカイブ視聴しようかと思っているので、もしかしたら

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    2024年02月20日
  • その怪文書を読みましたか

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    本で読んでも充分異様さは伝わりました
    展示会に実際に足を運んでいたらもっと…と思います

    昔、何言ってるのか分からない木のお手製の看板を見たような記憶があるような、無いような…

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    2024年02月18日
  • 6

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    5篇の短編が最後の一編で繋がる短編集。
    不条理ホラー?
    六道輪廻の棚の中で、気づいてしまったことによるもがきというか、仮定と妄想の上に成り立った救いを求める行動が何の意味もなく只々首だけを絞めていくという、答え合わせを一気に見せられるという恐怖。
    人って勝手な生き物ね。が大元なのか、悪ってなんだろうが大元なのか、であるならば、今自分がいるここはどこで、何をしたら良いのだろうか。
    死を救いとしたことで救いで亡くなり、それを諦めても死を選ぶ。

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    2024年02月08日
  • 自由慄

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    ネタバレ

    心に鬱を蓄積する短文集。
    追悼の返歌に宿るプラセボ。
    慄くのも自由……?
    「これはどうでもいい手紙ではなく」───呪いの言葉。

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    2024年01月30日
  • 6

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    何ともじめっとする恐怖が続き、自分は今どこにいるのか彷徨うような感覚の中、行き着く先は地獄だった。という不思議な作品。直接的な恐怖はなくても終始嫌な震えに悩まされる。

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    2024年01月18日
  • その怪文書を読みましたか

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    展覧会を一冊にまとめたもの。
    実際に会場で実物を見るのと、本で見るのとでかなり受け取り方に差が出る気がする。
    実際に見たら冷静に見られないかもと思うものも、本だとさらりと見れてしまう。
    展覧会に行ってみたかったと思う。

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    2024年01月05日