英田サキのレビュー一覧
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ネタバレ夢の島で猟奇的な殺人事件が発生?
それは被害者が餓死させられた上、性器を切り取られ、喉の奥に詰められていた……という恐ろしい物であった。
その捜査を担当することになったのは、警視庁の刑事である上條善成。
事件の第一発見者は、間宮祥。
ところが彼は、解離性同一障害という病気を患っていて、犯人と接触してはいたものの、その間の記憶がないという。
そんな彼の保護者として現れたのは、上條の高校時代の剣道部の後輩でもあった瀬名智秋だった。
高校時代のかわいかった面影もなくなり、嫌みな男になっていた瀬名との再会に驚きを隠せずにいる上條。
おまけに、瀬名は男と関係を持つようになっていて、つい -
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お、これは珍しい。
電子化されてる英田さん作品ほぼ読んでますがこーゆー神話的なファンタジーものは初でどんなものかと興味津々。少々ネタバレ含みます→→隣国に半ば囚われの身である王子のラシュリ。自国の保身のため下半身無能の爺さん、もとい王の褥相手を屈辱感を押し殺しつつも務めてるわけですが、やんわり描写あり(ぎゃ)。そんな中イケメンで屈強朴訥なジェイドに出逢いいきなり懐かれる(笑)ジェイドの訳あってやや稚拙な話し方ややけに真っ直ぐラシュリを想う態度が可愛い。タイトルからもジェイドが何者か始めから想像はつき展開もハピエン期待でぼんやり予想出来ちゃうんですが、多分一番の魅せ場である「ジェイドが正体を現す」事となる処遇にラシ
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いい奴だけどノリが軽っ、てな印象のロブでしたが本編ではユウトに玉砕。確かに「報われろー」と思いました。本作ではそのロブが過去に関わった猟奇殺人事件に対するサイコな模倣犯に振り回されつつ超美形王子ヨシュアと微妙な関係を築いていきます(笑)お調子者なロブと感情欠落しちゃってるヨシュア、良さそうな取り合わせですが残念ながらこの2人には萌えなしでしたぁ(個人比)。萌えなしですが全体像が良かった。ヨシュアの不遇さには同情しちゃいましたね。その後のユウトとディックはすっかり落ち着き払った熟年夫婦のよーで実に微笑ましい。そのディック、なぁんだ、リチャードってことは元々ディックだったんだね〜。前作では告げられ
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世知辛いス。
本作はBLカテに囚われず「仕事に生きる男の世界」がテーマですかね。「エス」から本作まで篠塚って感情の起伏が少なく鉄面皮でクール、という印象でしたが、、実際そうでした(笑)若さ故にまだ尖ってる江波が反発しつつもその人と成りに触れるにつれ篠塚に惹かれていきますが、いわゆる甘いシーンがなく防諜活動メインでお話が進むのでBL小説読んでることをうっかり忘れてしまうくらい巧みに展開します。このシリーズ、仕事ありきの色恋沙汰というスタンスかと思うのですが本作は「色」もなくガッツリお仕事でした(色を当たり前のように期待してたのでちょっぴりガッカリですが)。本作で篠塚の器用そうで不器用な融通の利かない頑なさの中
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ちょっとやるせない気分
宗近とさらに近い関係になった椎葉、でもあくまでも刑事とエスとして。同僚のヘルプに入り大きな事件に巻き込まれるうちに自分の宗近へ向かう気持ちに葛藤し強く不安を抱いちゃう椎葉。扱ってる案件諸々に翻弄されることも含め及び腰になり宗近とちょっと距離あけよーとしたら宗近の逆鱗に触れ散々辱められボコられちゃう(!)、この件は私からすれば「え〜っ宗近、やりすぎじゃねぇ?」でしたが、、結果的に腹を括った椎葉と再度受け入れた(覚悟を決めさせた)宗近の関係は強くなったってことでしょうか。立場も関係なく人として惹かれる気持ちがあるはずなのに営利目的と割り切る決意を椎葉はしたようですが。。本作なかなか痛そーな描写があ
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安心して読めます。
英田さんの作品としては全ハードボイルド要素皆無の安心爽やかなお話(笑)兄弟モノではありますが訳あって禁忌臭はないですが兄である静一が一人で気にしてるって印象。長く離れて暮らしていた弟・亮一との間に割と早い段階で恋愛感情が生まれますが静一が一人でぐるぐるして一人で波風立てちゃって亮一にキレられて後悔しまくってスッタモンダで元サヤってゆー王道っちゃー王道な感じです。しっかし大して付き合いのない武井に恋人役をさせるって発想は浅慮だわぁ(好きだった親友のが当て馬に自然だった気もするけど)、それ信じて暴走しちゃった亮一も大概どーかと思うけどさ。でもそんな亮一の気持ちが子供ぽいながらも強く深くてそれに翻弄
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熱い裏モノ(笑)
前作で「ヌルい裏モノ」なんてレビュー残してバチが当たりましたぁ。ちょっとイタイことが起こります。詳細な描写はありませんが天海の弟の絡んだトラブルに天海うを守るために制裁代わりの暴行を受ける陣内、そのおかげで逆に精神的に痛かった天海。また天海の根底にある歪んだ感性を成す起源ともいうべき母親との確執、12年の疎遠の後の病の床で聞く残酷な言葉にも最期まで心も素直にならず歩み寄れないままの自分を持て余し、、自らを痛めつけることを選ぶ件は、行為そのものよりその心情が更に痛ましく悲しくなちゃいました。でもそれを責めるのではなく全て受け止めるつもりで最終的な決断を天海に任せてジッと待つ陣内には大人の男を感じ
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ヌルい裏モノ
DEADLOCKとかエスは過分にエグすぎであろうことから読めないヘタレな私ですが本作や夜シリーズのようにソフトめな裏モノのお話は大好き。単に英田さんの構成力と文章力の賜物ではありますが(笑)さて本作もまたまた10ン年の年月を跨いでの「大人の純愛」ものです。個人的には10年以上も成就しない恋情ってどーなのよぉ?と些か疑念はあるものの、やっぱり設定としては萌えー(笑)陣内はヘタレだけどめちゃくちゃ人間臭いイイ男、天海は鬼畜ツンデレだけど実は過去の弱い自分を許せず強くあらねばと一人で頑張ってきたカワイコちゃん(魔性だ。。)。淡い想いを互いに抱きつつも付かず離れずのくされ縁が、あるキッカケで呆気なく暴
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Posted by ブクログ
記憶喪失の一人の男が過去を探っていくと同時に、二組の全く関係の無いと思われたカップルが複雑に絡み合っていき真実が明らかになっていく。懐かしい面々も出て来てそれだけで胸が熱くなるのに、ラストにはあの人が!(≧∇≦)前作エスシリーズから繋がる重要な鍵を握る人物なようです。
いつもながら、奈良さんの美麗なイラストもあいまってそれぞれの登場人物が魅力的。どちらのカップルも目が離せませんが、個人的にトラウマを抱えているが自由奔放な那岐とそんな彼に振り回される一見クールな加賀谷の二人がツボです。複雑に絡み合った糸がどのように解されていくのか次巻に期待します。