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普通におもしろい!
ストーリーはシンプルなんですが、さすが英田さん。最初から最後まで展開が早くてサクサク読めちゃいました。世界観はサラッと書いてある感じですが、ストーリーがしっかりしているので、笑いあり涙ありで、ファンタジー好きもそうでない人も読みやすい。ものすごく作り込んだファンタジーが読みたいって方には物足りないかもですね。
お、これは珍しい。
電子化されてる英田さん作品ほぼ読んでますがこーゆー神話的なファンタジーものは初でどんなものかと興味津々。少々ネタバレ含みます→→隣国に半ば囚われの身である王子のラシュリ。自国の保身のため下半身無能の爺さん、もとい王の褥相手を屈辱感を押し殺しつつも務めてるわけですが、やんわり描写あり(ぎゃ)。そんな中イケメンで屈強朴訥なジェイドに出逢いいきなり懐かれる(笑)ジェイドの訳あってやや稚拙な話し方ややけに真っ直ぐラシュリを想う態度が可愛い。タイトルからもジェイドが何者か始めから想像はつき展開もハピエン期待でぼんやり予想出来ちゃうんですが、多分一番の魅せ場である「ジェイドが正体を現す」事となる処遇にラシュリが自らの命と引き換えにジェイドを救おうとする件に容易くじわーっときました。その後「元に戻った」ジェイドを「出逢った時の」ジェイドに戻すための手管がラシュリが『痴態を晒す』ことでなかなか淫猥なラシュリがまた凄く良かったぁ(笑)あ、獣姦ではありませんが掠る程度での描写はありなので苦手な方はちょっとご注意かな?英田的ハードボイルドさや過度のエロさ抜きでも充分に楽しめる一作です。
Posted by ブクログ
再読。
初読みのときの感想を引っ張り出してきたら(2011年3月7日)、
中村明日美子さんの華麗なイラストがとてもとても素晴らしい。
ただ肝心の物語に意外性がなく平板だったのが残念。
もう少し意外な展開&ひねりが欲しかった。
花丸文庫じゃなくBLACKがつく分だけ、どんな過激な物語なのかと期待してたのに……
ええ?これだけ?でがっかり。他の作品に期待します……。
とか感想書いてたんだけど、今回電子書籍版の番外編読むために再読したら
ファンタジー初心者と思えないほど、上手に世界観を作り活かしていて
読み応えあってよかった。
捕虜になって愛妾扱いされながらも誇り高き受は、
見た目は美人だけどすっごく男前で格好良かったし、
攻が受に惹かれる理由も(正体を知ってるからゆえに)強引なこじつけではなくて
すんなり納得できる。
タイトルからしてネタバレしてるので、
いつどこで正体に気づき&正体を現すのかが最大の山場で、
山場へ至るもろもろの展開も(あのシーン!きゃん)クライマックスシーンにも感動。
想い合っているのに引き裂かれてしまう恋人たちて、ベタだけど萌える!
どうなることかと思っていたら、なんて大胆な(笑)!!
らぶらぶベタベタのまま、末永くお幸せにー
気になることといえば、サラマーヤとその白い竜のこと。
何故この人はこんなに詳しいの?
スピンオフ書かれる予定があったのかな?
できることなら読みたかったです。
Posted by ブクログ
竜が伝説の存在ではない世界。小国の美貌の第三王子は、大国ガズマールから故郷を守るため、人質として心を殺し老皇帝の慰みものとなっていた。あるとき彼は記憶を失った剣闘士を護衛として賜ることとなる。礼儀を知らぬ態度でありながらも初対面で衣服の裾に口付け忠誠を誓ったその男に、王子は次第に惹かれていく。耽美でやや大仰な雰囲気の架空異世界、ドラゴンもの。異種姦ぽいシーンあり。
Posted by ブクログ
花丸文庫の新レーベル創刊。
挿絵とのバランスがとても良い小説だったなーと感じたお話でした。
ジェイドみたいなキャラクターは大好きですよ。サラマーヤのキャラが気になるところです。
Posted by ブクログ
展開の読めるお約束モノも、さすが、力量のある作家さんはきちんとツボを押さえておられて卒がない。
男前な美人受けも大好物なので 楽しめました。
正直言うと挿画目当てだったんですけどねー(笑
Posted by ブクログ
竜が伝説のものではなかった時代。
小国アベリエの第三王子・ラシュリは、人質として隣の強国ガズマール定刻で暮らしていた。
表向きは、「遊学」ということになっていたが、その実、母妃譲りの美貌が災いし、老皇帝ザクトーレの慰み者にされていた。
母国のために男娼同然の扱いに耐える日々をおくっていたラシュリは、彼の誕生日を祝う、という目的で開かれた宴の席で、ある剣闘士と出会う。
彼は、異国の獣をしとめると、「何か褒美を」というザクトーレの言葉に、ラシュリの衣にいきなり口づけた。
突然のことに、気分を害するザクトーレに対し、とっさに彼を守らなければ、と考えたラシュリは、彼を従者として召し抱えることになる。
ところが、彼は自分の記憶を失っていて、自分の名前さえもわからない、という。
ラシュリはそんな彼に、「ジェイド」という名前を付ける。
という話でした。
思い切り、ファンタジー。
実はジェイドの正体は人間じゃない別のもので、最後になかなかその姿から戻れなくて、戻るために、ラシュリはあることをするんですが、それが相当エロかったです。
それにしても、ジェイドの正体はさておき。
そのジェイドを、元に戻す方法をラシュリに教えたサラマーヤが一番怖い……。
あの人、得体がしれないんですがー……。
なんか、実は一番怖いのはあの人だったり……。
そんな感じで、なかなかに魅力的な登場人物もいる話で、ジェイドがまるっきりこれこそまさに犬で。
ラシュリのことが大好きで、休みも必要なくて、一度は振られてもそれでも「ラシュリのそばにいる」という誓う姿がもうかわいくて。
おまけに、記憶を失っているから、微妙にかたことっぽいのがものすごくかわいかったです。言ってること、まっすぐでピュアですしね。
ピュアな攻めがいい人にはおすすめですが、一部特殊シチュエーションも入ってくるので、無理な人は無理かもしれません。
Posted by ブクログ
明日美子せんせの挿絵が非常に珍しく、英田サキ×明日美子という大好きコンビの作品だったのでなかなか興奮した思い出。
内容はがっちがちのファンタジー。明日美子せんせの絵がエロ美しいの以外はあまり目新しいものはなく。英田サキはやはりこういうのよりもハードボイルド系を書いてほしいなとおもった。
Posted by ブクログ
以前はイラストの中村明日美子が好きで読んだが、英田サキが好きになったので再読。
最近思うのは、ストーリーの先が読めるのは必ずしもマイナスじゃないってこと。お約束に沿ったものだっていいじゃない。気持ち良ければ。
で、これもきちんと枠にはまったファンタジー。でも英田サキが書くとファンタジーも硬質。
主役のラシュリはいくら女性的な外見でも中身は骨太に男らしい。恋人未満のジェイドが牢屋に捕まるや、変装して潜りこみ、手足を枷られ動けない相手に自らまたがるとゆう。
いやはやホントに英田さんの受けは強い。
その分攻めが大型ワンコみたいでヘタレっぷりがいとおしくなる。
Posted by ブクログ
08/6/27
英田さん初のファンタジーものです。竜×王子。
BLのファンタジーは苦手なのですが思いのほか読みやすかったです。
攻の一途なワンコっぷりは可愛かった。
『この命尽きるまで、お前だけが俺の主だ』160P
Posted by ブクログ
新レーベルということで読んでみた。
嫌いじゃないし、文章とか挿絵とか昔のルビーみたいに暗いけど、話的にはいまっぽい。けど異種族恋愛好きなひとにはオススメ