英田サキのレビュー一覧
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天海の自分を傷つけることでしか強くなれない生き方は切ないけれど、そうやって虚勢を張って自己防衛しながら生きてきたのを否定するでもなく受け入れてやれるのは陣内しかいないと思いました。二人の関係性好きです!ラストシーンの設定が某小説を思い出し、そうか!これはBLなんだからやっぱりハッピーエンドじゃなきゃ...続きを読むPosted by ブクログ
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渋澤のヘビィな過去話、やっとご開帳。ちょっぴり引いちゃう要素(個人的に)がありましたが最後は丸く収まってまあ概ね良しって感じですかね。薫が一番損な役回りだ〜、旭を想って良い人して姿消すとか、切ない。渋澤はミステリアスでどこか硬質な雰囲気の大人な男、、だと感じてましたが知れば知るほど子供っぽい良い意味...続きを読む
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2冊目入っても相変わらず渋澤は謎だらけでモヤっとした何かが残った感じ。でも旭的には「身体だけでも」どうにか近づけたし良かったのかな?当て馬であろう薫が破天荒でいい人で困る(笑)、個人的に渋澤より好みなので。。今4冊まで出てると思うけど着地点がまだ全然見えないっ、せいでどんどん読みたくなります。さすが...続きを読む
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英田先生の海外モノはやっぱり面白い!!
舞台がメキシコ、麻薬カルテルに関わる話なので途中酷い描写があります。お気楽BLではないので苦手な方は注意。
しかしその”戦い”の部分がしっかり描かれているからこそストーリーにぐっと引きこまれます。
エディのさっぱりしているようで女性に優しく、ベッドでは余裕の...続きを読むPosted by ブクログ -
英田さんはやっぱり海外もの特にラティノ系の地域の話(dead lockはLAですが)が抜群に上手いなぁと思います。挿絵もBLというよりは海外小説の挿絵みたいで作風と合っていたと思いますが萌え的にはイマイチ。内容は英田さんお得意のロミジュリ的な敵対する者同士の死と隣り合わせの恋で、エスやdead lo...続きを読むPosted by ブクログ
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「メメント・モリ」とは死を想え、というラテン語です。メキシコを舞台にした、アメリカ人で元軍人のエディと麻薬カルテルの殺し屋として育ったアキとの、死と隣り合わせのドラマティックなラブストーリーでした。
命懸けの恋にハラハラドキドキさせられましたが、興味のなかったメキシコの麻薬戦争について知るいいきっか...続きを読むPosted by ブクログ -
第三弾。
今回はペンギンDVD。
渋澤の過去が明かされる。
でも旭は諦めない、それどころか、むしろ立ち向かっていく感じ。
こういう前向きの受け子ちゃんはいい。
最初の頃、後ろ向きだったのに。多分元々持ってる資質みたいなのは前向きで諦めない子だったんだろうな。
やっと渋澤も解放されて甘やかす攻...続きを読むPosted by ブクログ -
シリーズ第一弾
攻め:渋澤征武
受け:千野旭
母親が殺されたあと全く喋らず、家から一歩も出なくなった弟・ミツルと暮らしている旭。ネットに細々と上げているイラストを見て挿絵を依頼された有名作家・渋澤と知り合う。誰とも会いたがらなかったミツルが渋澤には懐くのを見て嬉しいが嫉妬もしてしまう。
バイト...続きを読むPosted by ブクログ -
と思うのは私だけじゃ〜ないはずです。本編では破天荒でやたらと尖ってて小ッ生意気だな〜と思ってた葉鳥ですが、なんのなんのメチャカワじゃないですか!新藤のためならば全てを投げ打てるバカがつくほどの一途さに自虐的にならず自分も大事になさいよ〜と呟きつつもアンタどんだけ新藤命なんだよっとニヤニヤしちゃいまし...続きを読む
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すごく良かったです。切なかったですね。 なんか何千年も生き続けている悪魔と人間の時間って考えると取り残されてしまうのはとても悲しいですよね。 他のお話だと同属になったりとかあるんだけれど、こちらはなんかとってもきつい選択肢ですよね。 前作のカップルの決意もそうだし、今回のカップルもなかなか切ないです...続きを読むPosted by ブクログ
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管理官槙野×刑事沢渡
雑誌は読んでなかったので、2007年に書かれたものらしいですが、新鮮に読めました。
警察ものですが、エスのような二重、三重の伏線があるような話ではなくわりと軽く読める話であったので、後半の書き下ろしでは、旧友の藤本がそう来たか!と思いました。これぞ、BL的な展開でしたね(笑)。...続きを読むPosted by ブクログ -
刑事もの。キャリア×所轄刑事で年下攻めだったんですが、やっぱりセンセの警察物は面白いな~と実感。
ストーリー展開のセンスがいいし、人間関係の描き方に魅せられます。
沢渡は刑事として申し分ない男なんですが、唯一不器用で自分の気持ちに正直に動いてしまうため上司からの受けが悪くて損してるような男。彼がと...続きを読むPosted by ブクログ -
悪魔とか天使とか、英田先生がこれまで書かれてなかったような題材の話でこれぞ「ファンタジー」というお話でしたね。
珠樹が素直なかわいい子であったのも好感が持てました。アモンが黒豹になって珠樹が泣いているところにすり寄っていたというところがなんだか可愛かった。Posted by ブクログ -
雑誌で既読。スピンオフも読んでいて、今度そちらが単行本化されるのを機会に手に取りました。
893や警察を主題にしたハードボイルドな作風が得意なセンセですが、こちらはシリアスで重厚なムードから一変して、甘くてかわいいファンタジーものです。
イラストは円陣闇丸センセで、サリサリみたいな猛獣も美しく描ける...続きを読むPosted by ブクログ -
タイトル思いっ切り勘違いしてました(汗)英田さんご自身も仰る通り確かに地味な設定かもしれません、私も始め退屈だな〜と失礼ながら思ったんですが、イヤイヤ読み進めればどんどん味わいが深まって最後の浜辺のシーンはジーンときました。ツンデレ通り越えて極度の意地っ張りで七面倒臭いくらいの水原が最後は本当可愛ら...続きを読む