英田サキのレビュー一覧
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お、これは珍しい。
電子化されてる英田さん作品ほぼ読んでますがこーゆー神話的なファンタジーものは初でどんなものかと興味津々。少々ネタバレ含みます→→隣国に半ば囚われの身である王子のラシュリ。自国の保身のため下半身無能の爺さん、もとい王の褥相手を屈辱感を押し殺しつつも務めてるわけですが、やんわり描写あり(ぎゃ)。そんな中イケメンで屈強朴訥なジェイドに出逢いいきなり懐かれる(笑)ジェイドの訳あってやや稚拙な話し方ややけに真っ直ぐラシュリを想う態度が可愛い。タイトルからもジェイドが何者か始めから想像はつき展開もハピエン期待でぼんやり予想出来ちゃうんですが、多分一番の魅せ場である「ジェイドが正体を現す」事となる処遇にラシュリが自らの命と引き換えにジェイドを救おうとする件に容易くじわーっときました。その後「元に戻った」ジェイドを「出逢った時の」ジェイドに戻すための手管がラシュリが『痴態を晒す』ことでなかなか淫猥なラシュリがまた凄く良かったぁ(笑)あ、獣姦ではありませんが掠る程度での描写はありなので苦手な方はちょっとご注意かな?英田的ハードボイルドさや過度のエロさ抜きでも充分に楽しめる一作です。
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購入済み
いい奴だけどノリが軽っ、てな印象のロブでしたが本編ではユウトに玉砕。確かに「報われろー」と思いました。本作ではそのロブが過去に関わった猟奇殺人事件に対するサイコな模倣犯に振り回されつつ超美形王子ヨシュアと微妙な関係を築いていきます(笑)お調子者なロブと感情欠落しちゃってるヨシュア、良さそうな取り合わせですが残念ながらこの2人には萌えなしでしたぁ(個人比)。萌えなしですが全体像が良かった。ヨシュアの不遇さには同情しちゃいましたね。その後のユウトとディックはすっかり落ち着き払った熟年夫婦のよーで実に微笑ましい。そのディック、なぁんだ、リチャードってことは元々ディックだったんだね〜。前作では告げられず終わって「ううーんイケズ〜」(笑)と唸っちゃいましたが、、はあぁスッキリした。しかしこの愛称て男性のアレってゆー意味もあるので名前の記載の度に「やっぱディックはディックなだけにデカイのか?」と考えずにはいられなかった不埒なワタクシであります(笑)それにしてもビーエムズセキュリティ、是非とも務めたい(真剣)!
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世知辛いス。
本作はBLカテに囚われず「仕事に生きる男の世界」がテーマですかね。「エス」から本作まで篠塚って感情の起伏が少なく鉄面皮でクール、という印象でしたが、、実際そうでした(笑)若さ故にまだ尖ってる江波が反発しつつもその人と成りに触れるにつれ篠塚に惹かれていきますが、いわゆる甘いシーンがなく防諜活動メインでお話が進むのでBL小説読んでることをうっかり忘れてしまうくらい巧みに展開します。このシリーズ、仕事ありきの色恋沙汰というスタンスかと思うのですが本作は「色」もなくガッツリお仕事でした(色を当たり前のように期待してたのでちょっぴりガッカリですが)。本作で篠塚の器用そうで不器用な融通の利かない頑なさの中にある自分を押し殺してるよーな寂しさを知ってしまい、、めちゃくちゃ切なくなりました。。読後すぐは「ここで終わる?マジか?!」とやや憤然としましたが(笑)この終わりだからやっぱり良かったのかも。篠塚は起きたこと全ての事実を事実として受け止め冷静に見ている、大きな力に流される社会や欲や権力が渦巻く組織との対比が良かったような。英田さんの作家さんとしての力量をまた思い知らされちゃいましたよ、本シリーズ秀抜すぎ。
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ちょっとやるせない気分
宗近とさらに近い関係になった椎葉、でもあくまでも刑事とエスとして。同僚のヘルプに入り大きな事件に巻き込まれるうちに自分の宗近へ向かう気持ちに葛藤し強く不安を抱いちゃう椎葉。扱ってる案件諸々に翻弄されることも含め及び腰になり宗近とちょっと距離あけよーとしたら宗近の逆鱗に触れ散々辱められボコられちゃう(!)、この件は私からすれば「え〜っ宗近、やりすぎじゃねぇ?」でしたが、、結果的に腹を括った椎葉と再度受け入れた(覚悟を決めさせた)宗近の関係は強くなったってことでしょうか。立場も関係なく人として惹かれる気持ちがあるはずなのに営利目的と割り切る決意を椎葉はしたようですが。。本作なかなか痛そーな描写があったり椎葉が関わった同僚・永倉の陰鬱な感じがどーにも馴染めず★一つ落ちです。
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購入済み
安心して読めます。
英田さんの作品としては全ハードボイルド要素皆無の安心爽やかなお話(笑)兄弟モノではありますが訳あって禁忌臭はないですが兄である静一が一人で気にしてるって印象。長く離れて暮らしていた弟・亮一との間に割と早い段階で恋愛感情が生まれますが静一が一人でぐるぐるして一人で波風立てちゃって亮一にキレられて後悔しまくってスッタモンダで元サヤってゆー王道っちゃー王道な感じです。しっかし大して付き合いのない武井に恋人役をさせるって発想は浅慮だわぁ(好きだった親友のが当て馬に自然だった気もするけど)、それ信じて暴走しちゃった亮一も大概どーかと思うけどさ。でもそんな亮一の気持ちが子供ぽいながらも強く深くてそれに翻弄されちゃう静一がとても微笑ましい。本作は英田さんの初期作(2作目?)で設定もだけど文章の雰囲気も今と違って新鮮、可愛らしいお話でした。
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熱い裏モノ(笑)
前作で「ヌルい裏モノ」なんてレビュー残してバチが当たりましたぁ。ちょっとイタイことが起こります。詳細な描写はありませんが天海の弟の絡んだトラブルに天海うを守るために制裁代わりの暴行を受ける陣内、そのおかげで逆に精神的に痛かった天海。また天海の根底にある歪んだ感性を成す起源ともいうべき母親との確執、12年の疎遠の後の病の床で聞く残酷な言葉にも最期まで心も素直にならず歩み寄れないままの自分を持て余し、、自らを痛めつけることを選ぶ件は、行為そのものよりその心情が更に痛ましく悲しくなちゃいました。でもそれを責めるのではなく全て受け止めるつもりで最終的な決断を天海に任せてジッと待つ陣内には大人の男を感じました。オッサン上等(笑)精神面の強い結びつきで離れられない2人なのでした。
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購入済み
ヌルい裏モノ
DEADLOCKとかエスは過分にエグすぎであろうことから読めないヘタレな私ですが本作や夜シリーズのようにソフトめな裏モノのお話は大好き。単に英田さんの構成力と文章力の賜物ではありますが(笑)さて本作もまたまた10ン年の年月を跨いでの「大人の純愛」ものです。個人的には10年以上も成就しない恋情ってどーなのよぉ?と些か疑念はあるものの、やっぱり設定としては萌えー(笑)陣内はヘタレだけどめちゃくちゃ人間臭いイイ男、天海は鬼畜ツンデレだけど実は過去の弱い自分を許せず強くあらねばと一人で頑張ってきたカワイコちゃん(魔性だ。。)。淡い想いを互いに抱きつつも付かず離れずのくされ縁が、あるキッカケで呆気なく暴発(笑)想いは通じてめでたく(?!)結ばれるも天海の相変わらずの真性Sぶりに翳りなし、どーなる陣内?って終わり方です。艶っぽいシーンは少なめ、一つの事件を軸に過去を盛り込みつつ結構淡々とした展開ではありますが面白く「マゾ探偵・寝癖探偵・ダブルクリック探偵・・」と毎度おかしなあだ名を多分無表情に言い放つ天海に笑わされるのが楽しい。続編では多少波乱が起きるんでしょう、期待感ターップリ。
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Posted by ブクログ
記憶喪失の一人の男が過去を探っていくと同時に、二組の全く関係の無いと思われたカップルが複雑に絡み合っていき真実が明らかになっていく。懐かしい面々も出て来てそれだけで胸が熱くなるのに、ラストにはあの人が!(≧∇≦)前作エスシリーズから繋がる重要な鍵を握る人物なようです。
いつもながら、奈良さんの美麗なイラストもあいまってそれぞれの登場人物が魅力的。どちらのカップルも目が離せませんが、個人的にトラウマを抱えているが自由奔放な那岐とそんな彼に振り回される一見クールな加賀谷の二人がツボです。複雑に絡み合った糸がどのように解されていくのか次巻に期待します。 -
Posted by ブクログ
なんともゆっくり進行中の恋愛に焦れったくもあり微笑ましくもあり。意地っ張りな性格の恋愛未経験な男の子が、好きになった人に恥ずかしい自分を曝け出していく様子が可愛いくてきゅんきゅんします。空回りして墓穴を掘ったりジダバタする様子がユーモラスで吹き出してしまう場面も。
渋澤先生は相変わらずミステリアスで喰えない男ですが、旭ならずとも惹かれてしまう大人の魅力に溢れています。終盤やっと少し進展しましたが未だ恋愛未満。旭には辛い試練が待っているようです。まだまだ明らかにされてない謎が多いので、これからそれらがどう解き明かされて絡みあっていくか気になります。
ミツルの可愛さを始めサブキャラがとても魅力的なのでスピンオフも楽しそう。今回過去を吹っ切った薫の新しい恋愛とか読んでみたいなぁ♪( ´▽`)