大和和紀のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
大河ドラマと重なります
今やってる大河ドラマ真田丸と同じとこらへんです。
大阪城落城後、幸村が安らかに亡くなるシーン、幸村の遺髪を見て信之が泣くシーンがジーンとします。
和子姫入内、本当に誰も得しない。
結局徳川の血は一代限りだったし。
おふくが偉そうになっていてムカつく。
それにしてもぬばたま活躍しすぎ。 -
購入済み
花街は世界一の「ホステス」
この漫画と、モデルの峰子さんの本を読んだ。
正直感動した。
峰子さん、咲也ちゃん、両者もちろん努力家でいらして美貌をもっている事がこれほどの人気を誇ったろうと思うが
何よりも祇園と置き屋さんのプロデュース力、育成力がすばらしいとも思った。
男性の「お姫様」好きを理解して
公家の血筋の、屋形の跡取り、美しく、浮世離れした、少女を
純粋培養している。
芸妓、芸者は美しく神秘的だと思うが結局はむかしの「ホステス」というのを少女には思わせずあくまで無垢に育て上げていったのだろう。
少し周りを見れば、籍に入れなかったり不倫したり、何よりお金で買われているのに…
咲也はあくまで気高く愛らしい。
舞妓さん -
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紫の上の心の葛藤を乗り越えていく過程に胸をうたれました。この時代の女性たちは自らの力のみで生きていくことが難しく、それなりに社会的に力ある殿方に依らなければならない事情があったようですけど、そんな難しい時代の中で紫の上は精神的に自立していた素晴らしい女性だと思います。女であるが故に背負っていかねばならない苦悩を最終的には乗り越えて安らかに召されたように思います。彼女のみならず作中に出てくる女性たちの生き方は現代にも通じるものかあるのではないか?男と女の愛の有り様は、時代が変わっても根本的に同じなのではないか?とも思います。
私自身は光源氏のことは最後まで好きになれなかったけど、紫の上亡きあとの -
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家康公から孫娘・千姫のお輿入れのため、江戸へ行くよう命じられる於通さん。
豊臣秀頼との婚儀に付き添う侍女300名の行儀作法と身なりをととのえるための教育係となる。
当時の関東は田舎になるので、関東の女子は、こんなにも粗野で言葉遣いが汚く、関東人の私はものすごいショックでした。
江戸城に仕えている侍女(下位のほうの人たちだけども)が、胡坐をかいたりなんかしていて、これでは西の都人からダサいと笑いものにされるのも目に見える。
そして!いよいよ稲葉ふく(のちの春日局)が江戸城入り!!
於通さんの推薦で、三代将軍・家光の乳母になる。
賢くしっかり者のふくは適任だと思う。
ところで、現在(2015年 -
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取り敢えず8巻まで読みましたのでメモ!←すぐ忘れる。
いいね!
読み漁りまくった大好物の戦国時代ですが、公卿側の文化人が紡ぐ物語が斬新!知ってる知ってるのお馴染みの登場人物の群像劇の中に、そうだったのか〜。知らなかったな〜。が散りばめられており、剛で斬!テンポがいい!飽きない!絵画や美術の背景がクッキリと浮かぶため、美術館に行きたくなります。
ママには馴染み深い大和和紀大先生ですが、美麗なイラストを見慣れたイマドキ中学生の娘にはどうなのかしら?と特に勧めなかったのですが、ガッツリ熱中して読んでおりました。大和和紀大先生が忍者大好き少女だったなんて嬉しい限りであります。やっぱり凄いなー。 -
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戦乱で家族を失い天涯孤独の身となってしまった於通さんに真田兄弟は、これからは互いに終生、親しくしていこうと兄妹固めの盃をかわした。
血縁の繋がりはなくても絆で強く結ぶ家族がいると、この先 心強いことだろう。
真田の紋所の“六連錢”。
これは三途の川を渡るときの船賃で真田の将兵は“六連錢”を背負っていつでも死ぬ覚悟で戦に臨む。
戦って敵を討ち、倒して倒しているうちに気が付いたら三途の川を渡っていたという死に方をしたいと真田幸村は言う。
私は随分と前に、長野県上田の真田ゆかりの地を旅したときに、真田家の旗印の六文銭(六連錢)の印が入ったグッズをお土産にたくさん買ったけど、そういった謂れがあった -
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ネタバレ近衛信輔と、いい感じだった於通さんが他の人と、まさかの結婚!!
その相手とは、於通さんが産まれてすぐに縁組みされていたのだった。
両親はすでに他界してしまったから、確かめようがない。
戦国時代の政略結婚は、お気の毒ですね。
摂関家の姫の場合、同等かそれ以上の家格の相応しい人がいないと尼さんになるしかないとか、浅井長政公の娘3人のうち、江与11歳、初は15歳で縁組みして嫁いでいる。
真田信幸は、徳川家の豪勇 本田平八の娘(徳川の養女となる)と、顔合わせもしていないのに、突発的にその場でOK してしまっているけど。
いくら、御家のためとはいっても、あとになって後悔しなかったのだろうか。
於通さ -
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ネタバレこれを読み進むと、いつかはNHKの大河ドラマでやってくれないかなぁって思っちゃうくらい、いいお話です。
秀吉が死亡し、利家も死去。いよいよ家康が牙を剥き始めます。男側の思惑をよそに、淀君は相変わらずで、忠臣を厭い、享楽三昧。家康にも気持ちのまま嫌味放題でちょっと呆れましたけど、彼女らしいといえば彼女らしい。
関ヶ原の戦いでは、小早川秀秋の裏切りで勝敗が付いたというのは、いつかどこかで聞いたことがありましたけど、その裏に真田氏と秀忠の戦があったことは知らなかったので、興味深かったです。
真田氏は好意を持たれて書かれることが多いですけど、あの親子や兄弟のつながりや潔さを考えると、家康が許した