あらすじ
大和和紀が描く美しき戦国ヒロイン乱世の夜明けに先立つ明星の娘――小野於通(おの・おつう)!! 天下の趨勢は秀吉(ひでよし)へと傾き、つかの間の平和を享受する京の都で、恩ある九条(くじょう)家に巫女として仕えながら、若くして書と歌の才で、戦国社交界に認められた於通。幼なじみで近衛(このえ)家の若き当主・信輔(のぶすけ)とも気持ちが通じ合い、心躍らせるが、幸せな時は短く……!?
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Posted by ブクログ
近衛信輔と、いい感じだった於通さんが他の人と、まさかの結婚!!
その相手とは、於通さんが産まれてすぐに縁組みされていたのだった。
両親はすでに他界してしまったから、確かめようがない。
戦国時代の政略結婚は、お気の毒ですね。
摂関家の姫の場合、同等かそれ以上の家格の相応しい人がいないと尼さんになるしかないとか、浅井長政公の娘3人のうち、江与11歳、初は15歳で縁組みして嫁いでいる。
真田信幸は、徳川家の豪勇 本田平八の娘(徳川の養女となる)と、顔合わせもしていないのに、突発的にその場でOK してしまっているけど。
いくら、御家のためとはいっても、あとになって後悔しなかったのだろうか。
於通さんの嫁ぎ先は、愛妾とその子供がいる、とんでもない武家で、気を紛らすように大好きな書の世界に没頭するのだけど、この先大丈夫なのだろうか。
Posted by ブクログ
文化と教養を武器として戦国時代を生き抜いた才女・小野於通の謎に満ちた生涯を描く大和和紀の新作漫画。戦国時代の公家側の動向を描いた漫画というのは今まであまりなかった気がする。少女漫画だけに乙女チック要素が入り込んでいることは否めないが、信長、秀吉やねね、光秀、浅井三姉妹など、戦国時代の有名な人物を新たな目線で観ることができ興味深い。近衛信輔(のちの信尹)が好みすぎる。関白の座を秀吉に奪われたシーンでは不覚にも涙してしまったくらい。
匿名
この巻の大和先生のあとがきの通り、於通をとおして歴史を動かした偉人たちと出会える。どの人物もイメージにぴったりでありつつ意外な一面が見えて、(私の知るかぎり最も好感度高いお茶々!) 引き込まれます。
てんこ盛り
日本史の中でも特に出来事が多い安土桃山時代の史実とフィクションを組み合わせているので、ストーリー内容がてんこ盛りになっている。
華麗でメリハリのある絵柄でこのてんこ盛り内容を描き出しているのでずいぶん読みごたえがある。
Posted by ブクログ
楽しいっ!またしても1冊2時間ペースだったかもw
お通になって、のぶすけさんに抱きつきたい衝動が・・・。
のぶすけさん好きだよ・・・・・・・(≧◇≦)
Posted by ブクログ
出雲の阿国や春日局、浅井三姉妹が出てきて、於通の周りもちょっと賑やかになってきました。彼女らとの関わりを匂わす記載もあるので、今後が楽しみです。
近衛信輔との関係もいい感じに進んでいたところですが、関白の話が出てきたあたりできな臭い感じに。そういえば日本史の授業で、関白秀吉ってあったなぁって思っていたら、案の定、それに信輔が巻き込まれ、しかもこれまで全然出てきてなかった塩川志摩守なる変なオヤジが於通の許嫁として出てきちゃいました。
もっと早く信輔との結婚が決まっていればよかったのに、泣く泣く志摩守の元に嫁ぐことになった於通。なんか田舎臭い生活になってしまって、愛人がいたり、かわいくないガキがいたりと、これまでの生活とは一変しちゃいましたけど、この生活はやっぱり秀吉が亡くなるとか、志摩守が亡くならないと終わらないんでしょうね。
信輔の元に戻りたいはずなのに、逃げることはせずに書に平安を求めることにした於通。続きが気になります。
Posted by ブクログ
浅井三姉妹の長女・茶々の強かさが魅力的。戦国時代を個人の能力で生き抜くらしい於通と対比して描かれるんだろうなあ。於通はここからどうやって世界を広げていくのか続きが楽しみ。
戦国ロマン2
天下は秀吉が取り、つかの間の平和が訪れます。幼なじみで近衛家の若き当主・信輔。一本気で良い人ですが、戦国の世を渡るには不向き?元々仲の良かった信輔とも気持ちが通じ合いますが、幸せな時はあっという間。
そして於通に許嫁!好きでもない男の所へ嫁ぐ羽目に……。昔とは言え物扱いが辛い。それでも負けず嫁ぎ先でがんばるものの横暴かつ乱暴な夫や妾たちに虐げられ……辛い。114~115Pの戦のシーンが印象的。