吉田修一のレビュー一覧

  • ウォーターゲーム

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    水道事業民営化の利権に群がる政治家や企業。ダムの爆破テロ事件の真相を巡って、秘密組織エージェントの鷹野一彦と田岡亮一が奔走する。シリーズ三部作完結作。
    前二作と比較すると、スケールが大きい分ストーリーが雑になってしまった感じがする。全てがAN通信の都合の良い展開に思われて仕方ない。

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    2021年01月07日
  • 橋を渡る

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    実在の事件と微妙にリンクさせながら語られる少し不穏な雰囲気のかある3つの物語を読んで、さあ最終話でどう締めるのかと期待していたら、なんとまあ。。。
    斬新ではあるものの、好みではなかった。

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    2020年12月12日
  • アンジュと頭獅王

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    安寿と厨子王のあらすじは知っていたけど、時代が1000年くらい進んで現代的なアイテムがたくさん出てきても確かに山椒大夫…となって面白い時間でした。
    頭獅王や聖や母、太夫たちも当たり前のようにずっと生きてるけど、あの人たちずっと生きてる…ってならないのかな。。そこが不思議でした。
    現代的なアイテムたくさん出てきても、話し言葉は古いのでちぐはぐさも面白かったです。
    ヒグチユウコさんの挿絵がたくさんだと思っていたら表紙だけだったのでそこはちょっと寂しかった。。

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    2020年11月29日
  • 最後の息子

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    「最後の息子」「破片」「Water」の3編収録。
    「最後の息子」はデビュー作にて1997年文学界新人賞受賞。新宿でオカマの「閻魔」ちゃんと同棲して、時々はガールフレンドとも会いながら、気楽なモラトリアムの日々を過ごす「ぼく」の話。

    面白いのだが、何を言いたいのか、どう捉えていいのか難しい。
    長崎の高校水泳部を描いた青春小説「Water」がわかりやすかった。

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    2020年11月12日
  • 橋を渡る

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    ネタバレ

    第3章の最後から「えっ!?」ってなって、第4章は「え、えぇっ!?そうくるか!?」って感じ。

    吉田修一の価値観は個人的にとてもしっくりくる。

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    2020年11月11日
  • 愛に乱暴(下)(新潮文庫)

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    ちょっと滅入る感じで、途中で止めようかと思ったら、???の展開があって翻弄されたまま一気に読み終わった。しかし爽快感なし。ダメな夫に一矢報いたかった。
    もともとは『愛の乱暴』というタイトルだったのが、『愛に乱暴』に改題されての刊行だそうで、愛に、の方が確かにしっくり。ハードカバーの赤い薔薇の装丁の方が好き。

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    2020年11月07日
  • 森は知っている

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    続編『ウォーターゲーム』を読んでからの逆読みだったけれど、それもまた良し。痛快なアクションが炸裂する起爆剤の片鱗か随所に伺える、AN通信社?まるで秘密結社! 55

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    2020年10月24日
  • アンジュと頭獅王

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    吉田修一さん初めてかな?
    元ネタの昔話を知らないので読みたい。

    横道世之介を読みたかったんだけど、見つけられずにとりあえず前知識もなく読んだ作品。

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    2020年10月22日
  • アンジュと頭獅王

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     吉田修一の本、「パークライフ」しか読んだことない。この本はヒグチユウコの表紙だから手に取った。ライオンのクルクルのたてがみと凛々しい横顔、もう心を鷲摑みされた。

    「安寿と厨子王」です。内容的には。それを「アンジュと頭獅王」にしたのは、何か考えがあったからでしょうね・・・ 文体も古典風。ファンでもないし、興味もないから深くは追求しません。音読してると、文章のリズムは面白いかな。

     アンジュと頭獅王、讒言で筑紫の国に流された父に会うため、母と旅に出ます。世間知らずのため、途中、人攫いに親子ともども騙されて、悲しいかな生き別れ。奴隷として売り飛ばされた先の山椒大夫に酷使され、宿願果たす機を奪

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    2020年10月10日
  • アンジュと頭獅王

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    古典の名作『山椒太夫』をベースにという事で、、、原本を読んだことなかったので魅力半減なのかも。
    声に出して読みたくなるようとのふれこみ通り、言葉の並びは気持ち良かった。
    超個人的な感想だけど、野田マップっぽい世界観だな。時空を越えてーとか。

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    2020年10月07日
  • 橋を渡る

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    まさかのSFで驚きと残念感が、、、。
    時間を置いて読んだせいか、冬の章で、この人誰だっけ?ってなるので、一気に読み進めた方がよいかも。
    最後の章以外は、さすが吉田作品って感じ。

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    2020年09月21日
  • アンジュと頭獅王

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    山椒大夫の本を読んだことがあるのですが、それと違うところは、ちょっと時が流れすぎてないかな?

    いきなり1000年すぎます。私たちの聞きなれた地名なども出てくると、あれ?昔の話じゃなかったっけ?と、混乱します。

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    2020年09月20日
  • 初恋温泉

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    夏休みなのにコロナ禍でどこにも行けないし、せめて気分だけでも温泉に…と思って手に取った一冊。
    日本の温泉旅館の何とも言えない良さを味わえる。
    温泉に旅行に訪れた男女の恋愛模様というテーマもいい。「白雪温泉」の夫婦みたいな関係は素敵だなぁと思うし、上手くいかない夫婦にはそれなりの理由があるんだなぁと思ったし、最後の「純情温泉」はまさに青春だなぁと眩しい気持ちで読んだ。
    一つ一つのお話が短く読みやすく、気軽な読書に向いている一冊です。

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    2020年08月30日
  • 熱帯魚

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    ネタバレ

    難しい!これ、ムツカシイ本や!ムツカシイ系の本だ!って、思いました。一読して。いやあ。こうねえ。男女の恋愛の機微、系?生きていくって色々あるねえ、っていう緩い諦観、系?なんなんだこの不気味さは?っていう、ヌルッとした人間の怖さがシミジミ、系?いやあ、ムツカシイ。難しい系の本だな、って感じでした。

    面白いかどうか?と言われると、面白いような面白くないような、うーん。なんだかなあ。という感じなのですが、なんかしら、おおう?って引っかかる所は、あった。そんな感じでしたね。吉田修一、なんか、ええなあ~、って感じの。

    オサレなのか不細工なのか。アツいのか冷酷なのか。気合入っているのかニヒルなのか。う

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    2020年08月25日
  • 最後の息子

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    最後の息子・破片・waterの短編3作。軽く読める。
    waterは、長崎出身で水泳をやっていたという吉田修一の体験から生まれたのかなと思う。
    しかし彼の作品にはどうしてこうも男性好きの男の人が登場するのだろうか?

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    2020年06月25日
  • 初恋温泉

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    温泉に訪れるカップルの5短編集。実際の温泉宿をモデルにしているのが、想像力を掻き立てられる。表題作の『初恋温泉』が一番好き。謎めいたところもあるけど、トキメキとほろ苦さのバランスがよい。『白雪温泉』も好き。舞台の青荷温泉は知人が行った話を聞いたのでイメージしやすい。『ためらいの湯』『風来温泉』は主人公の男性が好きじゃないからイマイチ。『純情温泉』は、ほのぼの系だけど、高校生のカップルが親に内緒で温泉に泊まりに行くという設定が嫌だ。物語は好き嫌いわかれたけど、温泉と恋愛の組み合わせは雰囲気があって素敵。

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    2020年06月14日
  • 橋を渡る

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    ビール会社の営業課長・明良、都議会議員の妻・篤子、テレビ局の報道ディレクター・謙一郎。各々が人生の中で下した小さな決断が驚愕のラストにつながる。
    多少の不自由はあるが、決して不幸な暮らしはしていないほとんどの現代人。私一人ぐらいなら、他人にバレなければ、ちょっとだけならと、些細だけども非道徳的行動を各自が起こすことによって、未来は暗くなる。この意欲的で実験的な作品の数十年後の評価が気になる。

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    2020年05月23日
  • 森は知っている

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    戸籍のない孤児をスパイに仕立て上げる組織に所属している柳と鷹野。
    鷹野は虐待されていた子供だった。鷹野の境遇に胸が痛くなった。
    続きが気になって、ぐんぐん読み進める本。おすすめ

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    2020年04月18日
  • アンジュと頭獅王

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    読み進めていくうちに、途中から何だか突飛な展開になって?となったけど、不思議な味わいのある作品だった。

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    2020年04月13日
  • 初恋温泉

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    温泉の持つ雰囲気とうまくマッチした短編集でした。
    とても言葉にするのは難しいですが、暖かさや暗さそして日常と非日常の中間のちょうど良い所をうまく恋愛に転換していて、引き込まれてしまいました。

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    2020年03月31日