アンデシュ・ハンセンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
数日前に、同じ著者の『ストレス脳』を読んだのですが、本書は、『ストレス脳』を若者向け(中高生向け)にリライトした本、とのこと。
確かにその通りな印象でした。
「うつ」は脳の正常な反応だし、その背後には、「ヒトは、幸せになるのではなく、生き延びるようプログラムされている」という点があること、そして、「うつ」をはじめとするメンタルのマイナスな状態の予防や改善には運動が効果的、といったあたりは、『ストレス脳』と内容的に同じです。
著者の本を初めて読む場合には、この本はお勧めできますが、すでに他の本を読んでいるならば、この本に時間を使う必要はないと思います。 -
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Posted by ブクログ
『ストレス脳』の中高生向け本。難しい言葉は使わずにとても分かりやすく書かれている。
今までにないほど豊かで恵まれた時代に生きているのに、年々先進国ではうつ病により精神を病む人が急増している。
それは、私たちの脳が狩猟採取時代から全く変わっていないのが原因。都市部で暮らす私たちは狩猟採取時代と全く異なる環境に生きている。そのミスマッチが精神を病む主な原因である。
私たちの脳の主な目的は私たちを幸せにすることではなく生き延びさせ、子孫を残させること。
つらい思い出がよみがえるのは、脳が同じような危険から私たちを守ろうとするから。
嫌な記憶もフタをするのではなく何度も取り出すことで変化させること -
Posted by ブクログ
遺伝子、ドーパミン受容体に大きな鍵があること。
ボーとする状態はアイデアを生む土壌であること。
運動で集中力の問題を改善できること。
昔から、人の話を聞いているのに聞こえてないことがあったり、座ってる時気づいたら足が揺れてたり、マルチタスクで混乱したり、時間感覚に疎くて失敗したり、ADHDを疑いながら生きてきた。多分薬は飲むほどではないけど、特性ゆえ失敗してきたことが多い。
絵を描いてる時、6、7時間の作業時間が一瞬で消える感覚になった時、ゾーンに入った!と思ってたけど、ADHDのハイパーフォーカスによるものだったかも。
自分はまともに働けないと思ってたけど、この本をヒントに、少人数体制な職 -
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Posted by ブクログ
本書のテーマは「運動こそが脳を育てる」というシンプルかつ強力なもの。
人類の長い歴史の大半は、身体を動かしながら生きてきた。
今のような“座って考える生活”は、進化のスパンで見れば超例外。
つまり、私たちの脳は「動くことで本領を発揮する」ようにできている。
本書では、運動が脳にもたらす科学的な効果が紹介されている。
・自制心が高まる
・集中力がつく
・うつ予防になる
・記憶力が向上する
・知能がアップする
など、その恩恵は多岐にわたる。
特に効果的なのは30分以上の有酸素運動。
軽く息が上がる程度のランニングやサイクリング、スイミングがベスト。
毎日でなくても週3回程度でも効果的。
ポイ -
Posted by ブクログ
・脳は生き延びさせるために進化、感情はその道具
・不安は事前のストレス
・記憶はYouTubeのような動画ではなく
Wikipediaに似ていて常にアップデート
→つまり記憶なんて変わるし正確じゃない
・遺伝子がピストルに弾を込め環境が、引き金を引く
→わかりやすい例え!
・メンタル不調から守ってくれるのは運動、
質の良い睡眠、友人
・SNSを1日4〜5時間やってる若者は
自分に不安を持ってる。1時間にとどめる。
→人と比べ落ち込むくらいなら見なければいいね。
そもそも投稿してるものは、自分の中のいいことばかり。かく言う自分もしかり。何のために載せるのか?
これも特に目的もないんだろうなぁ -
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